ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

今年の年の瀬・仕事納め

2015-12-29 08:44:11 | 食楽・年金ライフ 
師走に入ったと思っていたら、早いもので すでに「年の瀬」も押し迫っている。
「年の瀬」とは、支払い等が年を越さないように必死で乗り切る年末のことで、
深くはないが流れが早く、渡るのには難しい 川の瀬にたとえた言葉だという。
今年後半の我が家は、母の入院や葬儀など流れの早い毎日が続いていた。
忙しさから 家庭菜園に手が回らず、雑草や害虫に負ける野菜も一部あった。
それでも、収穫できた自家産野菜を親戚に届けることが 我が家の仕事納め。
残すところ数日、有馬記念も見事はずれて 無事に年の瀬を越えられそうだ。

9月初旬まで順調だった家庭菜園も、後は 緊張感と多忙感とで怠けていた。
それでも 初秋までに準備した野菜は、わずかに手を加えるだけで成長した。
それは、昨年秋に種まきして3月と7月に移植した長ネギ、4月に種置きした
里芋、8月下旬に播種して9月に移植した白菜、9月に種まきした大根など。
ほかに 今年豊作の夏ミカン、ちょっと酸味が強い昔風味の果物も持参する。
昨日と今日と親戚5軒にお届けして、我が家は平成27年の年越しを迎える。

余剰農産品とも云えるものをお歳暮がわりにお届けしたら、その後の我が家
には「喪中」のため、やることのない 静かで暇な年末年始がやってくる。
そこではテレビたよりの「暇つぶし」以外にはない、年末は一年を振り返る編
集番組を見て、正月はサッカーや駅伝などのスポーツ番組を徹底観戦する。
しかし座ってばかりだと持病腰痛が出て、食べ過ぎると糖尿が進んでしまう。
『古希過ぎると、年の瀬も「歳のせい」 と 聞こえてくる 』 と、ひげ爺の独り言。
迎える新年は申年、ひげ爺の干支だから 「悪い病は去る年」 になればいい。
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渡良瀬遊水地 なう 〔来冬〕

2015-12-22 08:08:25 | 地域活動・つながり
今日の冬至を前にこの数日は気温が下がり、やっと冬らしい寒さになってきた。
しかし日中の温度は相変わらずで、冬としては穏やかな空模様が続いていた。
一昨日の20日も好天、朝の散歩気分で久ぶりに渡良瀬遊水地へ足を運んだ。
堤防上から眺めると、日光白根の頂は白かったが男体山等には雪も見えない。
下宮駐車場に車を停めて、快晴無風のハート湖岸を 回遊散策することにした。
中の島に向かう 南ブロック湖面に、数は少ないが「マガモ」の群れを見つけた。
陽光に輝く湖面は静かで、冬鳥の飛来は 暖冬によって本格的ではないようだ。

心配しながら 中の島の「野鳥観察台」 に行ったが、浮島のある谷中ブロックの
水面にはカワウが数羽いるだけで、冬鳥は全く見ることが出来なかった。
不安が的中してガッカリすると、カメラが重く感じるし 尿意も感じる始末である。
観察台の近くにある「バイオトイレ」で用をたして、子供広場に向かって歩いた。
すると間もなく、左手北ブロック湖面に一羽の「カンムリカイツブリ」を見つけた。
水中に 潜ったり顔を出したり、警戒をしながら 遠くへ移動している姿であった。

子ども広場や周辺は、冬の割には 子供連れや犬連れの家族で賑わっていた。
駐車場に戻る湖畔道には、サイクリングやヨットに汗する人達も多くなってきた。
車に乗り換えて鷹見台に行って見たが、期待した「チューヒ 」 は現れなかった。
葉枯れした冬景色のヨシ原を見て、やたら カラスやハトが 目立つ心境になる。
冬鳥の少ない原因が、北の繁殖地にあるのかここ遊水地にあるのか解らない。
『暖冬のため渡り鳥が少なくて、いるのは閑古鳥ばかり 』 と、ひげ爺の独り言。
現時点の渡り鳥数は、ラムサール条約の基準である2万羽に遠くおよばない。

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時期はずれの 「野の菜」

2015-12-15 08:07:21 | 食楽・年金ライフ 
今年は秋から暖かい日が続いていて、12月になっても真冬の寒さではない。
例年にない気温のためか、庭先のツツジも二種類に狂い咲きの花があった。
冷え込みが緩かったので、標高の高い所以外では紅葉の色づきも悪かった。
先週の11日には、千葉で 25度を超す「夏日」の地域もあったと報道された。
師走も 中頃になると云うに、家の周辺で水が凍ったのを まだ見てはいない。
そんな異常気象が続くなかで、スキー場などは 雪不足に悲鳴をあげている。

このところ訳あり状態で、お墓まいりする機会が多くなっているひげ爺である。
そんなある日、お寺の駐車場脇の掘で時期外れの野の菜「セリ」を見つけた。
本来は3月下旬が時期なのだが、師走なのに 葉を茂らしているので驚いた。
葉茎の長さは 15~20センチほど、食材としては ちょうど良い大きさである。
セリが大好きなひげ爺は、好天の週末に散歩を兼ねてセリ摘みに出かけた。
15分ほどで 小カゴに一杯のセリを摘みとり、家に持ち帰って 汚れた葉や根
を取り除いて何回もすすぎ、水のたっぷり入った鍋でゆであげた。

私はセリの胡麻あえが好きなので、早速にゴマを煎って摺鉢で摺って 砂糖と
醤油を加え、ゆでたセリを適当な長さに切って鉢のなかで混ぜ合わせること。
わずかな時間で、夫婦二人分の家庭料理「セリのゴマ和え」が出来あがった。
これから冬を迎えると、この野セリは 寒さと霜によって葉枯れすることだろう。
すると この大好きな野セリが、来年の春にはどうなるのかが 気になってくる。
『異常な暖かさが恵んでくれた「異常菜セリ」なのだが・』 と、ひげ爺の独り言。
私はセリのほかにも、フキノトウやヨモギやナノハナなどで春を味わっている。
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真田幸村を訪ねて信濃へ

2015-12-08 07:43:19 | 旅行・秘湯・巡礼 
今年も師走を迎えて、近所に住む同年代仲間たちの忘年会旅行が行われた。
旅行業に携わってきた私は、必然的に その計画や手配等を引き受けてきた。
1泊のバス旅で 40年も続いているから、旅の行き先にも苦労することになる。
そこで今年の旅は、来年放映されるNHKの大河ドラマ 「真田丸」 の 主人公で
ある真田幸村の故郷で、真田家が所領してきた東信濃路を訪ねることにした。
心配していた天候も、12月としては珍しいくらいの 穏やかな好天に恵まれた。
最初の目的地である上田城に着くと、真田家の六文銭の旗指物が 目立つな
かに「真田丸」の文字もちらほら、大河ドラマに便乗の宣伝戦が始まっていた。

真田家は 信州上田平の小豪族として、山間地である真田の地に興っていた。
次第に勢力を増して有力武将となり、真田幸隆は 武田24将にも数えられた。
その子 真田昌幸の頃には、上州の沼田も領地とし現在の上田城を築城した。
真田昌幸・幸村の親子が守る上田城は、関ヶ原の戦いを前に 中山道を西進
する徳川秀忠軍3万8千の大軍を足止めしたことで有名になった。
そんな物語小説が「真田太平記」で、著者池波正太郎の記念館も市内にある。

バスは中山道を和田峠から諏訪に走り、諏訪大社を訪ね上諏訪温泉に宿泊。
翌日も好天のなか 奈良井宿を散策し、真田信之が領した信州松代を訪ねた。
そこは、父昌幸・弟幸村と行動を別にした信之が 家康から賜った城地である。
松代城のほか、真田宝物館や新御殿「真田邸」や佐久間象山記念館がある。
『真田宝物館が、大河ドラマ向けに模様替えで閉館中 !』 と、ひげ爺の独り言。
真田町や上田市はまだしも、松代の真田宝物館まで 閉館中とは恐れ入った。
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