ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

渡良瀬遊水地 なう/秋彼岸

2018-09-25 08:01:03 | 地域活動・つながり
彼岸入りの20日、お墓参りを済ませてから秋を求め渡良瀬遊水地に行った。
堤防上の「道の駅」から遊水地全体を眺めると、台風や秋雨前線による降雨
の影響らしく、谷中湖(ハート湖)や地内の水路は ほぼ満水の状態だった。
次に 車を北エントランスから史跡ゾーンに進め、周辺を散歩してまわった。
駐車場わきの一角に、秋の七草「オミナエシ」と絶滅種「タコノアシ」が咲
いていて、役場跡の先には 絶滅種「フジバカマ」が あちこちに咲いていた。

その先の湿地はやや高低があり、ヨシ原とオギ原が入り乱れて広がっている。
ヨシは暗く薄い紫色の穂を出しており、オギはやや白色の穂を伸ばしていた。
アシとヨシ ヨシとオギ、オギにススキにカヤにスゲ等 同じ種なのか別物か?。
見て較べれば判るが、様々な経緯から呼び名も使い分けて漢字もいろいろだ。
正しく理解できずボォーとしていると、5歳の「チコちゃん」に叱られそう。
その先の延命院跡は 「ヒガンバナ」(曼珠沙華)が咲きそろい、地面を覆っ
た真っ赤な花と墓標のマッチングに、訪問者達はカメラを向けていた。

ヨシ原を抜け回遊道路からハート湖畔に出て、ウォッチングタワーに上った。
見渡すとヨシ原は出穂して色づき始め、これから穂についた花が開くところ。
付近にあるサルスベリの花を見ながら車に戻り、先日飛来した「コウノトリ」
に遭うことを期待し「鷲見台」に行ったが、何処にもその姿は見えなかった。
「初秋」を眼で見て味わったので、昼は「秋の味覚」を食して口で味わった。
『ヨシとアシとは同じ物、でもヨシとオギとは別の物』と、ひげ爺の独り言。
姿が似ている葦と荻は漢字が大違い、漢字は似ているが荻と萩は姿が大違い。
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初秋の北陸周遊記〔下〕

2018-09-18 09:13:34 | 家庭菜園・庭・花 
福井のホテルを出ると空が怪しくなって、福井北ICに入ると豪雨になった。
北陸道を進み石川県内に入ると雨は止み、金沢東ICでは薄日が射してきた。
「のと里山海道」を進み、千里浜での「渚のドライブ」は台風の影響で浜へ
の進入禁止、眺めただけで国道に戻り 能登半島の西海岸沿いを北へ走った。
途中の名勝地「巌門」でトイレ休憩し、輪島市門前町の総持寺に立ち寄る。
参道のソバ店で 美味しい昼を食べて参拝、寺は明治時代に本山機能が横浜
に移るまで曹洞宗の本山だった所で、今は「総持寺祖院」と呼ばれている。
続いて30分で輪島市、日本4大朝市に数えられる「輪島朝市」は 時間的
に閉まっていること承知で、女房殿の強い希望から「ちょっと見」の散歩。
半島の先端部を走り、今回目玉として期待してきた「白米千枚田」に到着。
近年人気の観光地で、国道脇の眺めの良い所に「道の駅」が作られていた。

曽々木から「上時国家」へ、源平合戦後に流されてきた「平時忠」(平清盛
の義弟で大納言・安徳天皇の祖父)の後裔が、住まいしてきた屋敷である。
そしてこの日の宿は和倉温泉、温泉に加え海の幸や能登牛の食事に大満足。
翌朝に目を覚ますと小雨、朝ドラを見て宿を出発するころには雨も止んだ。
七尾から氷見を経て高岡市へ、城址脇を走ってまずは高岡大仏を見学した。  
続いて山町筋で土蔵造りの街並みを散策し、10分走り「瑞龍寺」を参拝。
加賀3代藩主が建立した中国式建築の禅宗寺院で、山門/仏殿/法堂は国宝。
参拝し朱印帳をもらった途端に雨がきた。高速に向かう道筋で昼食をとり、
『富山小杉ICから帰ると、車の走行は4日間で1643km 』と、独り言。
雨は夜や車中に降っても観光中は降らず、それは日ごろの行いが良い証拠。
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初秋の北陸周遊記〔上〕

2018-09-11 08:07:07 | 旅行・秘湯・巡礼 
台風が通過したその朝、吹き返し風が残るなか家を出て長野道から北陸道へ。
5日の午後1時半、金沢の「ひがし茶屋街」に到着し一休みしてからの散策。
そこは 加賀百万石城下町の一角、庶民にも「謡」を奨励した加賀藩の風情や
伝統が残った茶屋町街で、伝統的建造物群保存地区に指定された古い街並み。
車にもどって移動、金沢の中心繁華街である「香林坊」に近い 宿泊ホテルに
立ち寄り、荷物を預けて「兼六園」と「金沢城」の徒歩散策に向かう。
先ずは兼六園、真弓坂から根上松・雪見橋・コトジ灯籠を廻って寄観亭で一
休みして、織田信長配下の鬼玄蕃「佐久間盛政」が築城し 「前田利家」が改
修した「金沢城」に入り、石川門や三十三間長屋や 櫓や石垣などを廻って玉
泉院庭園に出て、近江町市場から武家屋敷の街並みを訪ねてホテルに戻った。

翌日は 雨の予報に反して曇り空、「勧進帳」で有名な「安宅の関址」を訪ね
てから「那谷寺」へ、 趣のある境内や庭園を観て 駐車場でかき氷を食べる。
続いて 石川・福井の県境にある「吉崎御坊」へ、 そこは一向宗(浄土真宗)
の布教本拠で、比叡山を追われた「蓮如」が下向して一大聖域としたところ。
高台の御坊本堂跡から吉崎別院や願慶寺を廻り、事情があってこの地で昼食。
少し走り日本海の断崖絶景「東尋坊」を眺め、1時間少々走って永平寺町へ。
そこの曹洞宗大本山「永平寺」は、道元禅師が 寛元2年(1244)に開山した名
刹であり修業寺でもあり、諸堂伽藍が形成されていて国宝など文化財も多い。
この日の観光はここで終了、門前でお土産を購入し福井市内のホテルに宿泊。
『地の魚ノドグロを鱈腹食べたが、私は決してハラグロくない』と、独り言。
台風のため一日遅らせた旅、1泊目の宿を3泊目に変更し傘を使わず大正解。
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