ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

トゥインクルな文化を学ぶ

2013-04-30 08:34:05 | 社会・経済・国際 
経済や文化を学び、自己研鑚して社会に貢献しようという任意的集団がある。
ある同窓会が主催するその会は、講演会や異業種交流会等を開催してきた。
その中心的人物が高校時代からの友で、私も創設期のメンバーになっていた。
東京都内で活躍している同窓生の集まりで、創設してから20年ほどになる。
会社を退職してからの私は、退会した状態でほとんど出席してはいなかった。
ところが、その中心的人物から20回を迎える特別企画への参加を誘われた。
その企画とは、東京大井競馬場が実施している「トゥインクル・レース」だった。

友人は、その幅広い交流のなかで大井競馬場と必然的関わりを持ったという。
競馬場関係者との絆から、競馬文化を現場で体験し学ぶことの意義を感じて、
会の創設20回目に合わせた「特別企画」を開催することになったのだという。
東京都が所有する大井競馬場では、夏の夜に明るく健康的な娯楽としてナイ
ターレースを運営しており、VIPルームの利用を推奨してくれたとのこと。
そして、「トゥインクル」というキラキラ文化を実地で研修することになったのだ。 

4月26日の当日、競馬場門前に集合し飲食物を買い出しして5時に入場した。
関係者に案内され中央棟へ、6階にある特別室に入ると気分は高揚してきた。
しかし文化を学ぶ高尚な研修会だから、悪運よく儲けようという博打ではない。
とは言え、馬券を買わなければ特別企画研修の成果をあげることはできない。
有名な講師の説明を受けて、第6レースから最終までの体験型研修を行った。
私は交通費こそ取り返せなかったが、投資額と参加費はキッチリ取り戻した。
「トゥインクルは輝く光という意で、誠にいいネーミングだ」と、ひげ爺の独り言。
レース後に部屋を片付けたが、ほぼ全員の姿はキラキラ輝いてはいなかった。
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周辺では田植えが最盛期

2013-04-23 09:52:57 | 家庭菜園・庭・花 
我が家周辺では今、銘柄米「北川辺コシヒカリ」の田植えが行われている。
早い農家では4月13日に始まり、穀雨を迎えた先週末からピークになった。
3月下旬に種モミに水分と温度を与えて発芽させ、専用育苗ケースに土を入
れ「モミふり」をして、ビニールハウスで水と温度調整を続けて育苗してきた。
4月初旬からパイプラインに用水が通ると、その水を田に入れてトラクターで
「しろかき」を行い、数日後に田植え機で手際よくイネ苗を植えていく。

今や米作りは機械が主役の時代で、モミふりや発芽促進も機械的に行う。
トラクターは、冷暖房にコンピューター操作つきのキャビン型が主流にある。
従来の車輪駆動式だけではなく、キャタピラー駆動の機種も見えはじめた。
田植機も年々改良され、乗用は当然で運転と作業の機能も進化している。
直進性と回転性能が増し施肥が連動し、苗を挿す際の地ならしまでもする。
優れものの田植機なら、10アールの田圃など50分ほどで終わってしまう。
もっとも、田植機に出来ないところや補正作業は手仕事で行うことになる。

・・・という事は、周辺の農家が平均的に所有する1.5ヘクタールの田圃も、
区画などの条件さえ良ければ、田植えそのものは2日間で終わってしまう。
八十八の手がかかると言われた米作り、今や機械なくしてやってゆけない。
お陰で、高齢者やサラリーマンの土日農業でも十分米作りが出来るのだ。
しかしそのためには、収入に見合わない機械代金と管理費が必要になる。
この地域の米作り、少ない大型専業農家と多くの兼業農家でやっている。
「土日農家には、2~3日で終わる耕作面積が好都合」と、ひげ爺の独り言。
兼業農家のGウイークは、田植えを早く終わらせて家族で楽しむことになる。
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ビニールハウスの修復と

2013-04-16 08:25:11 | 家庭菜園・庭・花 
桜の花が散り 若葉の緑が増す時期、本格的野菜作りシーズンがやってきた。
ひげ爺は、新たな種を播いたり 幼苗を育てたり 苗を畑に移植したりと忙しい。
外気温が十分でないこの時期は、ビニールハウスが重要な設備になっている。
ところが 先日の2度吹いた強風で、ハウスのビニールが破れてしまっていた。
出入口の扉も、開閉の回転軸と留め具が劣化していてうまく機能しなくなった。
そこで、腰のビニールとハウス専用の木製扉を購入して付け替えることにした。

今までの扉と寸法が違うから、ハウスの入り口面を造作しなければならない。
11日に農業資材店で、ビニールと専用扉にレールや金具等を購入してきた。
ところが計算違いで、部品不足の買い足しがあって1日では終わらなかった。
12日は親戚の法事があって作業は出来ず、土曜日と日曜日は地域のお祭り
の当番役のため中断、最後に残っていた仕上げ作業は日曜の夕刻に行った。
猛暑対策の換気機能を向上させ、バージョンUPしたハウスが出来上がった。

昨日はそのハウスの中で、栽培する野菜の苗を植え付ける「苗床」作りをした。
深溝を掘って藁や堆肥に鶏糞や米ぬかを入れ、埋め戻して黒マルチで覆った。
一週間後のそこには、トマトとキュウリの市販接木苗が植えられることになる。
ハウスの外の畑には、ナスにピーマン インゲンにスイカの床も作ることになる。
他にキャベツ・レタス等の葉物野菜があり、遅れてオクラやカボチャも植える。
家族人数が減ったから、野菜の数量も減らさないと無駄が多くなるのだが・・。
「ひげ爺菜園では、耕作放棄地も減反政策もTPPもない」と、ひげ爺の独り言。
野菜を減らせば雑草が生える、畑の維持が仕事だと意地になってやっている。
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奈良田の秘湯と山梨の桜

2013-04-09 07:10:23 | 旅行・秘湯・巡礼 
気象情報では、4月2日は朝から雨が降り 夜は強い風雨になるとの事だった。
開花の早くなった桜と暴風雨情報の天候で、旅の期待は急速にしぼんでいた。
しかし車が中央高速を進むと、雨は小降りになり雲は上がり明るくなってきた。
須玉ICから北杜市山高の実相寺に着くと、雨は止んで駐車場の混雑も少なく、
日本三大桜の第一と言われる「神代桜」の花も散らずに満開状態を保っていた。
樹齢二千年の老大木は、主幹が途中から枯れた姿ながらも貫録を見せていた。
続いて日本桜百選になっている大法師公園に立ち寄り、花と展望を楽しんだ。

富士川に沿った道を身延まで進み、お蕎麦の昼を取ってから久遠寺に上った。
お目当ての枝垂れ桜は、散り始めていたがその優雅な姿はひときわ目立った。
身延の町に下り、今夜の飲食物を買い込もうとしたが 食品スーパーや酒屋が
見つからない。 身延の人は、仏に遠慮してお酒を飲まないのかとさえ思った。
何とか調達を済ませ、早川に沿って南アルプスの懐の奈良田温泉を目指した。
手前の西山温泉までは昔入ったことがあるが、道路が一段と良くなっていた。
その宿は日本の秘湯を守る会の「白根館」で、質素ながら落ち着いた宿だった。

夕食前の時間は、小雨に煙る山水画のような景色を見ながら露天風呂に浸る。
つるつる感がたっぷりの泉質で、適度な湯温と24時間のかけ流しは有り難い。
食事は心のこもったもので、宿泊料の安さもあって リピーターが多そうだった。
二日目は、笛吹川と桃の花を眺めながら山梨市に進み 富士を望み甲府盆地を
見下ろす眺望と「新日本三大夜景」と名付く『ほったらかし温泉』に立ち寄った。
私達は「あっちの湯」に浸って満足したが、「こっちの湯」に入る時間はなかった。
「温泉を2つ持つ施設が、それぞれ700円とるのは せこい」と、ひげ爺の独り言。
往路は中央道の「あっち」の道で、帰路は雁坂から秩父経由の「こっち」にした。

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三毳山でカタクリを探勝

2013-04-02 06:05:13 | 旅行・秘湯・巡礼 
栃木県の南部に、関東平野を見下ろす三毳山という難しい名前の山がある。
「みかも」と読むその山は、佐野市と栃木市と岩船町の境界地になっている。
標高が229mの低い山で、カタクリの群落地があり全山が整備されている。
先月27日の朝、雲行きが心配されるなかカタクリの花を訪ねて行ってみた。
早朝は花が開かないことを承知で、駐車場の混雑を考えて早めに出発した。
群生地に最も近い駐車場に入って、「カタクリの里」に向かって歩道を登った。
後から車やバスでやってきた大勢の客は、服装 カメラは立派でプロ並みだ。

ところで 「みかも」を三毳とは、なんと変わった難しい文字を使うことだろう。
万葉集に「下毛野 美可母の山の・・・・」と 詠われているというから、古くか
らの地名に違いないのだが、三毳は美可母とも三鴨とも呼んでいたらしい。
語源からいえば毳とは、若芽が柔らかい毛質に包まれている状態らしい。
また毛野(けの)という地名は、今の群馬と栃木の両県を範囲とする地名で、
古代の地域豪族「毛野」氏や地名「鬼怒」にも由来すると言われる。
後に、下毛野(しもつけの)と上毛野(こうづけの)に2分割される事になった。

さて お目当てのカタクリだが、群生地の「カタクリの里」 で花は満開だった。
時間的にまだ花弁が下を向いていたが、斜面は紅紫色の絨毯模様だった。
陽射しを受ければ、花は上向きになる特性があるので40分ほど待っていた。
10時を過ぎても、天候は良くなるどろか 霧雨も降ってきたのであきらめた。
それでも、群生のカタクリが一面に花開いている風景は見ごたえがあった。
「上毛や両毛は今でも使うが、下毛は何故か使わない」と、ひげ爺の独り言。
群馬県の人は上の毛だからいいが、栃木県の人は 下の毛ではいやだろう。

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