ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

雨台風が旅にも水を注す

2011-09-27 08:25:32 | 旅行・秘湯・巡礼 
秘湯仲間が久しぶりに集まり、昨年に続いて我が家の新米と三陸宮古の
新サンマを味わい、秘湯の探索と蕎麦と地酒を楽しもうという事になった。
仲間の一人が大震災の被災者で、往復の高速道路は無料になると言う。
一日目に秘湯「沼尻元湯」を探索、翌日は「幕川温泉」の露天を予定した。
安達太良山の裏側の山中にある沼尻元湯は、昔の硫黄鉱山後でもある。
付近に自炊出来る温泉宿がないので、裏磐梯の貸別荘を使うことにした。

2日程前に旅の準備をはじめたら、大型台風の接近が報道されはじめた。
そして当日は、大型で強い15号台風の情報を見ながらの出発となった。
磐梯熱海まで進み、「石むしろ」と言うお蕎麦屋で食事しながら天候判断。
降雨が続き秘湯探索は中止。明日も風雨が増す予報では期待出来ない。
以前も断念した秘湯だけに、行きたかったが雨中での山歩きは無理だ。
貸別荘での食材や飲み物等を買い揃え、3時前には裏磐梯に到着した。
貸別荘は「AKABEKO」と言う所で、震災や原発の被災者も避難していた。

秘湯とは言えないが、別荘の隣にある「香の湯」の露天がお目当である。
大小四つの露天風呂があるだけの施設で、早速に行ってゆっくり浸った。
夕食は、新米を炊いてサンマを焼き、豚汁を作って酒を飲むことになる。
八時過ぎから夜のお風呂へ、月も星もなく人もいない露天風呂だった。
翌朝テレビで台風被害と進路を確認、朝風呂を浴びて直帰する事にした。
料金タダの遠慮走行でも12時に羽生到着、13時に解散して帰宅した。
「台風は各地で大水被害、秘湯の旅にも水をさした」と、ひげ爺の独り言。
当初の到着予定18時は、ちょうど羽生付近を台風が通過した時だった。
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合併と自治会の改編

2011-09-20 06:31:53 | 地域活動・つながり
昨年の3月に、旧加須市を中心とした近隣一市三町が対等合併した。
そして、本庁と支所の機能特化や人事配転、予算編成や行政の執行、
制度・規約の整備や改訂、団体・事業所・委員会の組織改編、新市章
選定など、対等合併ならではの調整作業や改編事務を処理してきた。
今年の3月末からは、原発事故で被災した双葉町の受入も行ってきた。
一方で、各地域に存在する行政協力組織(自治会)は、旧自治体ごとに
その位置づけが異なり、運営や補助金制度も不統一な状態であった。

この一年半の間、旧自治体の制度をそのまま継承する形でそれぞれ運
営しながらも、新市全域で整合性ある組織にする方向で調整してきた。
特に北川辺地域は、区制と補助金制度、組織規模、区長の特別職制な
どが他と異なっていたため、調整・再編を必要とする事が多くあった。
支所では、現在の9地区制を20数地区に分割する方向で調整しており、
私の住む飯積地区も1地区制維持か2分割かの結論が求められている。

自治会長の私は、課題である今後の地区組織づくりに向け、地区検討
会を開催して現状の理解と今後に対する意向を確認することにした。
自治会には、自主的地縁組織と行政補助的な地域組織の両面がある。
生活実態や歴史的つながり等、土地性を守る事も重要な要素になる。
防犯・防災、福祉・共助など、地域力・コミュニティー力の向上が必要だ。
資金も大切だが、補助金の多少や制度都合を優先に判断は出来ない。
「自治会活動は、『共働のまちづくり』にとって大切」と、ひげ爺の独り言。
議論の結果、飯積地区では一単位を維持して再発進する方向になった。
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坂東札所めぐり 第一回

2011-09-13 06:34:56 | 旅行・秘湯・巡礼 
今回からの旅は、横浜六浦にある義兄宅への新米持参を兼ねて始まった。
幸い義兄宅から丘を越えた近いところに、一番札所の鎌倉杉本寺がある。
そこでは、納経に加えて霊場めぐりに必要な品を買い備えることができる。
納経帳に掛け軸を所望し、女房のために輪袈裟と金剛杖を買いそろえた。
「元手がかかっている、途中で辞める訳にはゆかない」と、ひげ爺の独り言。
納経帳はまだしも、掛軸なんぞは結願しないと何の価値もないものだから。

坂東観音霊場一番:大蔵山 杉本寺 本尊:十一面観世音菩薩
金沢街道沿いの鮮魚店の駐車場は、小さいうえに奥まっていて判りにくい。
その小さな有料駐車場に車を入れ、石段をのぼった正面が茅葺の仁王門。
門を潜り、苔むした古い石段の左隣の石段を上ると茅葺きの本堂がある。
住職夫人らしい女性が、説明を親切にしてくれて必要な品物も揃えられた。
納経を済ませ本堂に、奧の内陣に頼朝公寄進と言われる本尊十一面観音。
建物は大きくないが、歴史と由緒のある雰囲気は心を落ち着かせてくれる。

坂東観音霊場二番:海雲山 岩殿寺 本尊:十一面観世音菩薩
京浜急行逗子駅近く、閑静な住宅地の細い道を案内板にしたがって行く。
丘陵の懐まで上がって行くと、山門があり新しい駐車場が作られていた。
山門をくぐると左側に納経所があり、住職があれこれと世話を焼いていた。
納経と朱印を済ませ、石段を登ると正面に岩殿寺の質素な観音堂がある。
頼朝公の房州行きに助力した観音様で、一族の厚い信仰を受けたと言う。
観音堂の脇には鏡花池があり、後には奧の院岩殿観音と言う岩窟がある。

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坂東三十三ヶ所めぐり

2011-09-09 18:11:13 | 旅行・秘湯・巡礼 
ごく最近の事、私たち夫婦は健康保険証が後期高齢者になってしまった。
永い夫婦期間中も、仕事や家事に障りがあって旅行などが出来なかった。
高齢な父母との同居だったので、留守にすることさえ憚ることになっていた。
しかし、行動出来るうちに新たなライフワークを持ちたいと言う思いもある。
幸いお婆ちゃんは施設にお世話になって、少し落ち着いている状況にある。
そこで、計画的継続的で夫婦共通の楽しみになる手軽な旅を思い立った。

思い立った旅とは、関東各地をめぐる「三十三カ所観音霊場めぐり」である。
私達は、宗教がかった信仰心はないのだが丁度似合う年代だろうと思う。
毎月一回程度を予定し、家から車での日帰り旅行を繰りかえす事になる。
場合によっては、時に温泉に一泊して二日間の集中参拝しても良いだろう。
私の姉夫婦は、坂東や西国と秩父に加えて四国のお遍路も踏破している。
一辺倒な過去を振り返るとともに、母や家族の健康等を祈ることも出来る。
また、霊場には観光的魅力もあれば 近くには見どころも食べどころもある。

それらを廻ることで、新発見や知識が得られ 新たな興味も涌くことだろう。
いよいよ実行ともなれば、第一回目はやっぱり一番札所と言うことになる。
鎌倉にある一番札所杉本寺は、三十三ヶ所めぐりの必要品が揃えられる。
9月9日、横浜の義兄宅に新米持参も兼ねながら 旅をはじめることにした。
「信心深いわけでも、何かの願掛けでもないのだが・・」と、ひげ爺の独り言。
無事三十三ヶ所を廻れれば、納経帳が夫婦円満だったことの証明にもなる。
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試し栽培の胡麻を収穫

2011-09-06 06:37:20 | 家庭菜園・庭・花 
我が家は料理にゴマをよく使うが、自家栽培の本物は味が違うらしい。
親戚から自家ゴマを貰っていたが、健康を害して作れなくなったと言う。
そこで試験的だが、今年は私もゴマ栽培にチャレンジすることにした。
6月9日に、白ゴマと金ゴマの2種類の種を育苗ケースに筋まきした。
発芽率は極めて良く、6月24日には背丈8~10センチの苗に育った。
この苗をやや高い畝に、15センチ間隔で各々15メートル程移植した。
その後は茎が倒れる程度で、あまり手数もかからず順調に生育した。

7月中下旬頃は、肥料を施すとともに横芽が出てきたので切り取った。
虫が付きやすいので見回りをし、防虫剤を振りかけるなど予防もした。
7月末以降、茎の下部から順に花を付けそれがゴマの実になってゆく。
8月12日、実入りを上下均衡にするため茎の先端を切って天を止めた。
下葉が枯れ出したので、20日には最上部を残して下葉は切り取った。
そして8月26日、茎元から刈り取って並べ立てて上向きで陰干しした。

9月2日、束ねた茎を逆さにしながら軽く叩いて一回目の実落しをした。
大小のゴミを取り除くため「ふるい」を掛け、水を掛けて汚れを取った。
手の掛かる仕上げの末、白ゴマ3合と金ゴマ3合半の収穫が出来た。
試し栽培は大成功で、二回目の実落としで追加収量も少し見込める。
「サラリーマン時代は、ゴマスリが大苦手だった」と、ひげ爺の独り言。
ゴマスリ処世は下手でも、栽培と料理の胡麻扱いは上手いってこ~と。
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