ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

渡良瀬遊水地 なう 〔大暑〕

2015-07-28 07:04:59 | 地域活動・つながり
7月23日から8月7日までを 大暑と云い、一年で最も暑い期間と云われる。
その暑い盛りの27日、あえて 夏景色を求めて渡良瀬遊水地散策を試みた。
月曜日は遊水地の閉門日で、時間を気にせず早朝の7時に出かけて行った。
群馬県口から地内に入り、想い出橋駐車場の木陰に車を停め散策を始めた。
ハート湖に沿って北に向かうと、閉門日の早朝であるため人影もない静かさ。
少し歩くと北水門、そこはヨシ原によって水質を浄化する 送水施設でもある。
近くでは、ハト カルガモ カラス ツバメ アオサギ トビ カワウなどに出会えた。

さらに進むと、子供広場の手前奥に黄色の花が群生している一帯が望めた。
近寄ってみると、それは絶滅種の「ホソバオグルマ」で花は満開状態だった。
まだ9時なのに 暑さは厳しく、スマホの表示では気温は30度になっていた。
閉館中のセンター前で 水分を補給し、史跡保存ゾーンに向かうと 植物管理
地に絶滅危惧種「アゼオトギリ」が、黄色の小さい花を咲かせていた。
それは今日のお目当ての花、管理地だったので 目的が簡単に達せられた。

そのほかにも、シロネ ゴマノハグサ タコノアシ ハンゲショウなどが見られた。
昨年の記憶を頼りに 史跡ゾーンの屋敷跡へ、貴重種「フジバカマ」を訪ねた。
それは「秋の七草」だけに、花を見るには少し早いようで 半開の状態だった。
谷中湖を一周するように 歩いて駐車場に戻り、車のエンジンをかけて一休み
していると、カーナビが「携帯を忘れていませんか?」 と心配してくれている。
『さぁー大変、スマホを どこかに置き忘れてきちゃった 』 と、ひげ爺の独り言。
女房からの携帯 呼出し音を頼りに、歩いた道を戻ったら スマホも戻ってきた。
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郷土歴史ロマン散歩-3

2015-07-21 08:08:37 | 食楽・年金ライフ 
埼玉西部の嵐山に、鎌倉時代の武将 畠山重忠ゆかりの「菅谷館跡」がある。
その館跡の自生ヤマユリが、見頃との情報を得てかみさんと出かけて行った。
朝9時過ぎに家を出て 下道を西に向かうと、途中から小雨が時々降ってきた。
10時過ぎに目的地「菅谷館跡」に着くと、空は霧雨程度で歩くに支障はない。
複雑な空堀遺構を持つ園内に入ると、林の中に ちらほらとヤマユリが見えた。
さらに進むと、陽当たりの良い土塁の斜面にヤマユリがまとまって咲いていた。
群生とは言えないが 広い範囲に自生し、その白い花はちょうど見ごろだった。

埼玉県西部の丘陵地には、中世に築かれた 城館や砦跡が多く残されている。
その一つが「菅谷館跡」で、畠山重忠が築き 居住した場所と推測されている。
畠山重忠は 源頼朝挙兵後にその配下に加わり、富士川の戦や一の谷合戦
をはじめ 木曽義仲や平家追討で功をあげ 頼朝の信頼も厚かったが、頼朝死
後の元久2年(1205)執権北条氏政によって二俣川で謀殺されたと云われる。
その後の菅谷館は、豊臣時代まで足利氏や後北条氏の重要拠点になっきた。
          
跡地内にある「史跡博物館」を参観し、鎌倉時代の主要道「鎌倉街道」に沿い
北に進み、隣の小川町の古民家「吉田家」で鴨汁そばとそばがきの昼を摂る。
小川町は細川和紙で有名だが、今回は昼食だけで通過して川本町に向かう。
近年深谷市と合併した 旧川本の畠山地区に、畠山重忠公の銅像と墓がある。
その像は、一の谷合戦で愛馬を背に急坂を降りたという 逸話に基づいている。
『源平合戦の武功話は、「マ坂」と云える「ウマ」い話だ 』 と、ひげ爺の独り言。
愛馬を背に 戦は「馬」くいったが、謀反のぬれぎぬは「馬」く避けられなかった。 
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ひげ爺の「悪い奴」対策

2015-07-14 09:15:02 | 家庭菜園・庭・花 
昨日から梅雨が明けたかのように、夏の陽射しと厳しい暑さがやってきた。
ひげ爺菜園では、葉物はキャベツくらいで スイカをはじめキュウリ カボチャ
トマト ナス インゲン ピーマンなどの 「なり物野菜」が収穫期を迎えている。
また野菜ではないが、ブラックベリーとブルーベリーが収穫を始めたところ。
ところが、ちょうど熟した甘い「なり物」を目当てに 「悪い奴」がやって来る。
その悪い奴とは、スイカを狙うカラスと ブルーベリーを狙うヒヨドリ達である。

せっかく作った果実だから、ひげ爺は「悪い奴」対策をそれぞれ講じている。
スイカのカラス対策は、茎や蔓が伸びた周囲に短い支柱棒を立てて、地上
10センチと25センチの高さに 細い糸を二段に張って、区画を囲む形で守
っている。地面から歩いて侵入するカラスには糸が危険な物になっている。
ブルーベリーのヒヨドリ対策は、木のある一角を囲むように背丈ほどのパイ
プを立てて、その上にピアノ線の細棒でアーチをかけて10センチ枡の防鳥
ネットをかけ、さらに拾ってきた鳥の羽根を数カ所に縛り付けて脅している。

また近所では、スイカやトマトがハクビシンにやられたと話題になっている。
外来者で雑食種のハクビシンは、夜行性でどう猛で手足や歯を上手く使う
らしく、木や柱をのぼり電線も渡るなど 知恵もある最強の「悪い奴」らしい。
このからの夏には、スイカに加えトウモロコシやブドウに被害が出るだろう。
でもこの悪い奴を捕獲・虐待すると、動物愛護法で逮捕・尋問されるという。
『そんな奴との知恵比べ、これではボケてる暇もない』と、ひげ爺の独り言。
勝手に侵入する悪い奴には、地域仲間が集団的自衛権を設けるしかない。
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貴重種オニバス保護活動

2015-07-07 08:41:47 | 地域活動・つながり
ひげGの住む地域に、絶滅危惧に指定されている オニバスの自生地がある。
二十数年前に 水路工事をした際、眠っていた種が発芽した珍しい自生地だ。
行政と地域が連携して、自生地の管理とオニバスの保護活動を続けてきた。
本来の自生地である農業用水路に加え、試験田と復元池が拡張されている。
真夏には可憐な花を咲かせるので、それを目的に写真愛好家がやって来る。
・・ところが、自然に近い形状の調整池で 3年前から発芽も成長も悪くなって、
昨年はわずかに発芽したものの根付かず、浮いて枯れてしまう状態だった。
自生地水路と試験田は無事で、最悪事態ではないものの放ってはおけない。
水質や水流と水深、土質や薬害侵入 ヒシとの相性 天敵ザリガニや魚類 等。
原因を話し合ったが、三年間での急変だけに 絶対的な理由を決めきれない。

県の自然環境担当者とも相談し、復元池の水抜きと底土の撹拌を決定した。
それは、水の入れ替えと土質の改良に 魚類の駆除を兼ねた大作戦になる。
まずは、2月16日に排水を開始し19日に干し上げ、同24日に会員総出で
底土の撹拌・天地返しを行い、4月に池の一部に新しい土砂を搬入した。
沼での作業は慣れない力仕事、そのたび老体は腰痛筋肉痛に見舞われる。
期待しながら様子を見に行ったが、嬉しいことに5月末に発芽が確認できた。
他の場所より早く、復元池の底でオニバスが 矢じり型の幼葉を出していた。
根付きも順調で、6月5日には矢じり葉とハート型の葉を水面に見せていた。
会員も安堵するなか、6月11日に 試験田の中に入って除草作業を行った。
『オニバスはネを付けたが、私は筋肉痛にネをあげた 』 と、ひげ爺の独り言。
今月2日にも観察会と除草を実施、花の季節まで 保護作業はまだまだ続く。
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