ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

夏は「冷や汁うどん」

2009-07-28 08:35:27 | 食楽・年金ライフ 
高校野球の地区予選が続く暑い夏。冷やしうどんの季節がやってきた。
ひげ爺の住んでいる関東中央部は、昔から良質な麦の産地であった。
大麦小麦の産地だけに、製粉業や製麺業が地場産業として栄えていた。
自家製麦の粉で作る「手打ちうどん」を得意にしている家も多かった。
冬はけんちん汁や煮込みで、夏は冷や汁のつけ麺で、が定番と言える。
夏の「冷や汁」は、胡麻と味噌のベースに風味が加わるから美味しい。
宮崎の冷や汁は魚肉と豆腐が入ってご飯にかけるが、関東は汁で使う。

ひげ爺が作る胡麻味噌の冷や汁(4~5人前)は
 ①胡麻     大さじ1杯半 煎ってすり鉢でスリ胡麻にする
 ②紫蘇の葉   小2枚    刻んでスリ胡麻に合わせて良く摺る
 ③味噌     大さじ4杯  ①②のすり鉢に加えてすり混ぜる
 ④砂糖     大さじ半杯  すり鉢に加えてすり混ぜる
 ⑤調味料    少々     すり鉢に加えてすり混ぜる
 ①~⑤であわせ出来たものに冷水と氷少々を加え、適当な味に薄める
 薬味は、庭や畑で採れる茗荷の刻みとキュウリのスライスが必需品。

冷や汁は、太麺のうどんより細面のひやむぎの方が汁味に馴染むようだ。
みそ味の冷や汁で付け麺のうどんを食べると、胃に優しく食欲も出る。
仕事後の疲れた体には、栄養価もあって優れた食事と見直されている。
夏の暑い日には、冷たい「昼うどん」が何よりのご馳走といえる。
冷や汁用の胡麻味噌は多めに作って、冷蔵庫に保存しておくと重宝だ。
「鍋奉行ならぬ『ごますり』奉行は俺の役目」と、ひげ爺の独り言。
別に仕事面でごますりをやってきたわけではない、むしろ反対だった。
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生活習慣病の検査結果

2009-07-21 06:58:31 | 食楽・年金ライフ 
会社勤めの頃は、毎年、人間ドッグに入って成人病の検査をしていたのだが、
その後は自宅中心の生活で、ついつい検査を怠ることになってしまう。
糖尿病を改善・克服中で、定期的な医者通いときちんと節制を続けている。
飲食の制限とカロリー消化の努力で、糖尿病の数値は良くなってきた。
忘れていた生活習慣病の検査を、二年ぶりに受けることになった。
前夜から何も食べずに朝から検診、昼まで何も食べずに検査が続いた。

結果は、通院観察中の糖尿とコレステロール以外には、異常はなかった。
 胸部レントゲンによる肺ガン  異常なし
 胃部レントゲンの所見      異常なし
 検便による大腸ガンの検査  異常なし
 血液検査による診断      血糖値117 A1c 7.1 中性脂肪208
                    他に内臓関係数値は正常範囲
 前立腺検査            正常
 心電図による診断        正常範囲
 血圧脈波検査の所見      動脈の硬さ(右脚16.6 左脚 17.1)

要注意の糖尿は、食事節制と毎日一万歩の散歩で許容範囲を維持している。
他に、ガンを心配しての受診だったが、その心配は一応なくなった。
しかし、血管年齢が60代後半と診断され67歳のところにマークがある。
上腕部の数値は左右とも良いのだが、両足首部での脈圧数値が高いようだ。
「60台後半とは、ちょいと不満で不安だな~」と、ひげ爺の独り言。
糖尿病と血液・血管に良いと、毎日タマネギを食べているのだが・・・。
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収穫最盛期の胡瓜と茄子

2009-07-14 08:11:32 | 家庭菜園・庭・花 
梅雨もそろそろ明けそうで、畑も真夏の暑い陽射しを迎えている。
ひげ爺の菜園も、狭いながらいろいろな夏野菜が収穫期を迎えている。
すでに、タマネギ、ジャガイモは収穫し、別の場所に保管している。
レタス、キャベツ、小松菜、春大根、ブロッコリーも収穫を終えた。
今は、キュウリ、トマト、ナス、インゲン、ブルーベリーが収穫最盛期。
間もなく、カボチャ、ピーマン、オクラ、スイカの収穫が本格的になる。

キュウリとナスは毎日の収穫が多くて、食べきれないし保存にも困る。
料理や漬け物に利用しているが、冷凍出来ないから消費にも限界がある。
「採れすぎちゃって、困るの~」状態が暫く続くことになる。
近所や親戚にも届けるのだが、それも毎日と言う訳には行かない。
まして田舎だから、近所にもキュウリやナスは栽培している家が多い。
採れ始めのものは喜ばれるが、最盛期のものは有り難くもないだろう。
貰う方でも、時には重りあうことになり食べきれないこともあるらしい。

先日、秘湯の仲間との昼食会に臨み、我が家の野菜を幾つか持参した。
珍しくもないキュウリとナスは、無理やり貰ってもらうことにした。
インゲン、トマト、春菊、カボチャも持参したが喜ばれたのかどうか。
我が家に帰ってきたら、なんと、隣の農家からインゲンが届いている。
親切には有り難く感謝しなければならないのだが・・・、弱った~。
夏のキュウリとナス、そして秋の柿と柚、収穫が多すぎても困るものだ。
「やたら、お届けすることも出来ないなあ~」と、ひげ爺の独り言。
豊作の時は何処の家も豊作で、不作は何処でも不作になるようだから。
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禁煙して2年が経過

2009-07-07 08:11:10 | 食楽・年金ライフ 
ひげ爺は永年にわたる愛煙家で、1日に30本程喫煙していた。
仕事中の一息に、会議の合間に、食事の後に、煙草は美味しかった。
しかし、会社勤めを終えた頃から自分の健康が気になってきた。
世の中は、禁煙や分煙が一般化し喫煙への嫌悪感が拡大していた。
考えると、自分の喉が笛のように「ヒュー」と鳴ることがあった。
妻も家族も心配をする、そこで二年前の7月2日、禁煙を決断した。

夏の山開きを待ち、秘湯を訪ねてアルプスに入ることになっていた。
煙草を持って行かなければ、山奥には煙草屋どころかお店はない。
相当苦しむことだろうが、最悪の時は仲間に愛煙者が一人だけいる。
そんな曖昧な決断であったが、悲痛にならずに面白おかしく挑戦した。
何度か辛い思いはしたが、簡単に破って三日坊主と笑われたくない。
3日間、一人だけの愛煙家は私の前では絶対に煙草を吸わなかった。
そんな仲間の協力があって、「湯俣と蓮華」での禁煙は実行できた。

山から帰っても禁断症状が予想以下で、何とか禁煙を続けられた。
それから二年、私の禁煙は初めての挑戦で立派に成功した。
健康、特に呼吸器に良いことは確かなようで思い当たることも多い。
一方で、他人の吸った煙草の臭いが嫌なものに感じて仕方がない。
今では、少し勝手だが「煙草は吸わないで・・」と言いたい気持だ。
はじめの頃、禁煙を破らせようと悪い仲間からよく煙草を勧められた。
「煙草を勧められ、断る事も快感なのだが・・」と、ひげ爺の独り言。
禁煙する人にわざわざ勧める愛煙家、今はそんな人さえいないのだ。
しかし、仲間で一人になった愛煙家は、相変わらず煙草を吸っている。
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講演「鰯漁の歩みと食文化」

2009-07-03 15:54:08 | 地域活動・つながり
先日、高校の同窓会総会の記念講演で「いわしの話」を聞いた。
その高校の卒業生で先輩でもある水産博士の平本紀久雄氏の講演。
北大卒業後鰯の研究に取り組み、今は本場の房総に住んでいると言う。
鰯には、マイワシ、ウルメイワシ、カタクチイワシの3種類があるそうで。
一般的に全てイワシと言うが、その道ではマイワシを言うらしい。

イワシ漁の歴史は古く、奈良時代から宮中で食べられていたらしい。
室町時代から庶民にも食べられはじめ、江戸時代は大衆の魚となった。
江戸時代は豊漁が続き、食料のほかに稲作・綿・藍・菜種・蜜柑など農産
品の増産のため、肥料としての干鰯は金肥と云われ有用に利用された。
大正期には金肥の地位は下がるも、豊漁のイワシは魚油に活用される。
昭和初期には、大豊漁と魚油の飛躍的増大で、鰯産業は一兆円産業に。
その後、30年前頃400万トンの漁獲量が、近年は3万トンに激減。
想えば、銀座の専門料理店「いわしや」のご主人が嘆いていたっけ。
鰯の収穫量には、解明されない長期的な経年変動が存在するらしい。
同窓会という生け簀には、年寄りの鰯ならぬ親父連が大勢集まっていた。

餌条件さえ良ければ、年に何回も産卵するカタクチイワシは器用な鰯。
産む卵数は多いものの、年一回しか産卵しないマイワシは不器用な鰯。
マイワシが不良の年はカタクチイワシが豊漁、同時の豊漁はないと言う。
我が家では、ほとんど毎日、朝の食卓に「目刺しの類」が添えられる。
「今年になって目刺しがお店から消えたようだ」と、ひげ爺の独り言。
あっても「背黒いわし」や「丸干し」で、本来の目刺しではないのかな。
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