ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

黒羽にアジサイを訪ねる

2013-06-25 09:03:01 | 旅行・秘湯・巡礼 
梅雨の季節とあって、好天が二日と続くことがなく 菜園や庭は水分たっぷりだ。
雑草は伸びてくるが、濡れた地面は草取りも出来ないので 時間的に暇になる。
そんな時の暇つぶしには、外出して買い物や季節の花などを見に行くのもいい。
夜半の雨が止んだ先週末、栃木県大田原市のアジサイまつり見学に出かけた。
家を8時半に出て、東北道の西那須野から国道を大田原経由で黒羽に進めた。
那珂川の河川駐車場に10時半到着、周辺を探索しながら城址公園のまつり会
場まで歩こうと考えていたところ、駐車場に車を止めた途端に雨が落ちてきた。

気持ちが変わり、周辺の見どころ探訪は中止し 車を大雄寺の駐車場にまわし、
歩いて大雄寺・芭蕉の館・黒羽城址など アジサイを鑑賞しながらまつり会場へ。
アジサイは2分から3分咲きという状態で、雨は止んできても花色は淡かった。
別の散策路から車に戻ると、歩数は7300歩で時間はちょうど昼を迎えていた。
市街にある馴染みの蕎麦処「かまくら」で、天もり蕎麦の昼を摂って 少し早めに
黒羽を発ち、道の駅「那須与一の郷」に立ち寄って矢板経由で帰宅した。

そういえば、10日程前から我が家の庭に「知らない変わった花」が咲いていた。
淡い黄色の小さな花が集まって房になり、大きな円錐形になっている花だった。
誰が植えたのか いつ植えたのか、家族のだれも記憶していない変な花である。
ところが、同じ花がアジサイまつり会場で展示され 苗を売っているではないか。
そして葉の形が柏の葉に似ていることから、カシワバアジサイと呼ばれていた。
「納得した、あれは変な花でも雑草でもなく立派な草花だ」と、ひげ爺の独り言。
家のカシワバアジサイを再確認したら、すでに満開期を過ぎて萎れ始めていた。

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遊水地まつりIN KAZOを実施

2013-06-18 08:38:58 | 地域活動・つながり
梅雨期の6月16日の日曜日、渡良瀬遊水地を会場にしてのイベントが計画された。
渡良瀬遊水地のラムサール条約登録を記念して、今年初めて行うイベントだった。
加須市が発案し主導する形で、地元北川辺が中心となって実行する事になった。
4月に実行委員会が立ち上がり、あわただしく打合わせを繰り返し詳細を決定した。
そしてイベントの名称は、「渡良瀬遊水地まつり IN KAZO」ということになった。
今年がはじめての取組みで、コンセプトが明確ではなく 寄せ集め的内容になった。
ラムサール条約の意義を重視し過ぎると、イベント内容や運営面で難しさが出る。
現実的には、セレモニーに始まるステージのメニューに遊水地を活用した催し物を
加え、進行スケジュールや安全性を優先的に議論し 会場設営の詳細を決定した。

その日が近づくと気象情報は雨を予想、前日の準備も含めてお天気が心配になる。
前日の天候は、雨が予報より遅れるなかで朝9時からの準備作業は順調にできた。
当日の夜半から朝までは本降りの雨、6時の時点で「回復を期待」して開催を決定。
小降りになった6時半から設営作業、テントを立ち上げて椅子など備品を配置した。
市長や国会議員などの来賓を迎え、9時に小雨降る中でセレモニーが開始された。
渡良瀬遊水地を舞台にした野鳥や植物や歴史を学ぶコースの他、文化サークルや
伝統芸能が披露され、パネル展示とビデオラーニングや子供広場等が展開された。
昼を前に雨は上がり、来場者も徐々に増加して イベント会場全体が賑わってきた。
農産物や名物の販売 食べ物の屋台も出店し、子供連れで食事する姿が目立った。

ステージ出演は2時半に終わり、3時には全てのスケジュールが無事に終了した。
天候の回復でグランド状態も良く、テントや会場設備の撤収作業は順調に進んだ。
『 雨に気をもんで頭を使い、準備や撤収の作業で体を使って』と、ひげ爺の独り言。
ひげ爺推奨の「人に優しい平地の観光」も、天候が相手では易しくはないという事。
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西国観音霊場巡り 第二回-Ⅱ

2013-06-12 09:03:55 | 旅行・秘湯・巡礼 
相変わらずの好天が続くなかで、西国札所巡り第二回目の旅は3日目を迎えた。
国道24号線を南進する、道路が新しくなっても見える景色に違和感が全くない。
昔 修学旅行の先駆者として、分割・選択の特殊コースを提案し案内した奈良だ。
その後 何度となく訪れた大和路、まずは西国の六番札所「壺阪山南法華寺」へ。
そこは眼病を救う観音様として、沢一とお里の物語「壺阪霊験記」で有名である。
続いていにしえの里「明日香村」に入り、西国七番札所「東光山岡寺」を訪ねた。
運転しながら橘寺 石舞台 座神社 甘樫丘などを妻に説明し、飛鳥寺を拝観した。

次の札所は、我が家が属する宗派の総本山である西国八番札所「豊山長谷寺」。
「初瀬」と書く門前町の奥に車を止めて、街並みから緩い坂道を仁王門に進んだ。
そこで 入山料無料の手続きをして、曲がりのある108間399段の回廊を上る。
左右は名物のボタンとアジサイ、花はボタンが終わりアジサイが咲き始めていた。
国宝指定の本堂を中心に多くの堂塔が存在し、眺めとともに有り難さを感じた。
参道を下って 名物三輪そうめんで昼食をとり、西国番外札所 「豊山法起院」へ。
奈良への戻り道、大神神社(おおみわじんじゃ)と法隆寺に立ち寄って参拝した。

時間的に間に合いそうなので、24号バイパスを利用して翌日予定だった 宇治の
西国十番札所「明星山三室戸寺」を打つことにし、閉門10分前に到着した。
そのためか 対応は不親切で、納経後にアジサイ園はゆっくり見て廻れなかった。
最終日は予定が空いた。JRで京都に戻り 地下鉄を利用して時間的に都合の良
い西国十八番札所「頂法寺六角堂」に納経、お土産を買って早めの帰路をとった。
霊場10箇所の他に2社と5寺を訪ね、合計68,941歩で今回の旅は終わった。
「電車と車と歩きの4日間、 尋ね聞くことは 一度もなかった」と、ひげ爺の独り言。
カーナビも役立ったが、昔の知識と自前の方向感や距離感が正常に働いたのだ。
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西国観音霊場巡り 第二回-Ⅰ

2013-06-11 07:01:07 | 旅行・秘湯・巡礼 
早い梅雨入りも好天が続く日、再開発して姿を変えたJR奈良駅 に降り立った。
キャリーと肩掛けバッグを持った夫婦は、拡張中の市街路を興福寺に向かった。
旅行を生業にしてきた ひげ爺には、修学旅行の添乗で慣れ親しんだ地である。
三条通から猿沢の池を見て左に入り、西国九番札所「興福寺南円堂」を訪ねた。
興福寺は藤原氏の創建により、飛鳥厩坂寺と山城山階寺をへて現在地にある。
納経してからホテルに荷物を預け、奈良公園を南大門・東大寺大仏殿・二月三
月堂・若草山・春日大社を巡って、飛火野から猿沢の池に近いホテルに戻った。

二日目はレンタカーを使っての急ぎ足。 郡山から阪奈道路で藤井寺市に入り、
駅近くの細い路地を進んで西国五番札所の「葛井寺(ふじいでら)」を参拝した。
市街地で駐車場が遠いため、路傍に止めて役割分担での納経と朱印を済ます。
続いて国道170号線を南に向かい、途中で左に山道をとって槇尾山に入った。
弘法大師と縁深い四番札所「槇尾山施福寺」は、札所中の難所で知られた所。
土産店が一軒だけの駐車場から舗装道を10分で中門、そこから自然石を並べ
積んだ坂道を25分で愛染堂、さらに切り石の急階段を5分で本堂に着いた。

車を170号線に戻し、途中で軽いカレーを食べて大阪阪南の親戚宅を訪れた。
その叔母さんは大阪に嫁いでから家庭を守り続け、月末には100歳を迎える。
久しぶりの訪問では、挨拶や近況を話題に和やかな時を過ごして次に向かう。
途中にある根来寺に立ち寄り、西国三番札所「風猛山粉河寺」に4時前に到着。
豪壮な本堂や枯山水庭園を眺め、京奈和道で奈良に帰り 古都の味での夕食。
それにしても、標高600mの槇尾山にある札所が私には超難所になっていた。
「最高齢でエベレストに登頂した三浦雄一郎は、すご~い」と、ひげ爺の独り言。
叔母さん100歳 三浦雄一郎80歳、ひげ爺は70歳を前にして:『どうする?』。
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松の手入れ「みどり摘み」

2013-06-04 09:26:53 | 食楽・年金ライフ 
カッコウの鳴き声に目を醒ます朝、初夏を迎えたと思ったら入梅とのこと。
花を咲かせ楽しませてくれた庭の木は、夏を迎えて枝葉を伸ばしている。
ひげ爺の庭は2月から、梅 土佐ミズキ 椿 山茶花 桃 コブシ ぼけ 花水木
に 藤 林檎 つつじ ブルーベリー 石楠花 さつき 牡丹 山法師 柑橘類など
の花が目を楽しませてくれ、シャクヤク 薔薇 アジサイなども次々咲いた。
庭を眺め季節の花を愛でることは、楽しみでもあるが管理も欠かせない。
とりわけ雑草の処理は、春から秋にかけて最も重要な管理作業と云える。

年金暮らしの田舎親父には、畑や庭の管理が生活の一部になっている。
そんな庭に松の木が大小6本あり、毎年5月中旬に「みどり摘み」をする。
今年は腰の調子が悪く、5月も下旬に始めたので月末にやっと終わった。
枝の高さに合せた梯子を足場に、松の新芽を一つ一つ切り落としてゆく。
残す芽の数と長さを決めながら、古い葉をこぎ落す面倒な手作業を行う。
それでも冬を迎える頃、玄人庭師に改めて剪定の手入れを依頼している。
庭師も松に取りかかると3日はかかり、「金のかかる木」と云われる木だ。

他に庭木管理は、5月初旬に動憤で垣根を含めて160ℓを散布消毒した。
庭の平地面にある芝は、電動芝刈機で秋までに4~5回は刈って整える。
花の終わった木々は、その花あとを切って木の負担を減らし次の花芽を
育てることや、無駄に伸びた若枝や枯枝などの整枝剪定も重要になる。
管理を怠ると、植木は枝を伸ばして暴れ 庭も畑も荒れて無残な姿になる。
『高齢者の二人暮らしには、家も庭も畑も広すぎて・・』と、ひげ爺の独り言。
そこに庭があり植木があるから仕方なく手入れしているのだが、庭に四季
を眺め収穫物で旬を味わうこと それが田舎住まいの対価なのだろうか。
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