ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

紅葉狩りと新そば賞味

2011-10-28 08:45:35 | 旅行・秘湯・巡礼 
10月も下旬、霜降を迎え紅葉前線も山頂から山腹へと標高を下げて来た。
日光のいろは坂周辺や前日光の古峰ヶ原周辺が紅葉の見頃という話し。
小来川(おころがわ)に行きたい蕎麦屋があり、「新そば」が出来たと云う。
24日、紅葉狩りを兼ねて小来川の「瀧茶屋」まで新そば賞味に出かけた。
桐生から渡良瀬川に沿ってのぼり、足尾に立ち寄って日光の細尾に出た。
清滝から小来川に出る峠道は細く小雨で危険なので今市を廻って行った。

黒川沿って清滝方向に山道を上って行くと、ログハウスの小さな店がある。
そのお店は、地元山持ち財産家の奥さんが十年前ころから始めたという。
やや早採りした地元のそばを、自分で挽いて香りを大切にしているという。
やや硬めの中麺で割合は二八、打ち粉もそば粉を使い つゆは鰹と昆布。
料理好きな店主で、お蕎麦に加えて地元食材の季節料理を出してくれる。
この日のおまかせセットは、水菜と赤かぶの漬け物、山椒とじゃこ入りの
卵焼き、蓮のきんぴら、野菜の天ぷら、柿とカボチャの甘味だった。
放射能が心配で、山の自然食材を使えないことが残念だと云っていた。

お蕎麦に満足した後、山筋を一つ越えた古峯神社に立ち寄ることにした。
元の道を下り小来川集落で道を右にとり山を越え、鹿沼からの道を上る。
山奥ながら結構な広さ、荘厳で由緒のある社周辺は紅葉も八分ほどだ。
「紅葉は日光が射さず、日光手前のイマイチだった」と、ひげ爺の独り言。
丁度お神楽奉納の時刻で、本殿にあがり 榊を奉納し家内安全を祈った。
そこは鼻の高い天狗で有名、今回 鼻高でない愛犬と愛妻とが同行した。
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秋の菜園に空きがない

2011-10-25 09:07:27 | 家庭菜園・庭・花 
家のまわりの木々は、少しづつ色を変えながら枝葉を落とし始めている。
菜園では、夏野菜から秋野菜になって味覚の秋も本格的になってきた。
原発の影響か、はたまた異常気象なのか、野菜の値段が異常だった。
先月までは、レタスや大根やキャベツが中型品でも3百円近くしていた。
季節の野菜だけでなく、椎茸 人参 ジャガイモまで高値が続いている。
そこで単純な私は、家計を支援するための野菜づくりに励むことにした。

夏の終わりから、色々な野菜の種まきと苗作りに意欲的に取り組んだ。
一方で、ビニールハウスの胡瓜はお彼岸まで、トマトは10月始めまで、
露地に遅まきしたインゲンの二番手は、つい先日まで収穫を続けていた。
茄子とオクラは今でも実を付けているので、もう一仕事して貰っている。
秋物では、里芋 ほうれん草 小松菜 ブロッコリー 春菊の収穫を始めた。
3回に時差まきした大根とほうれん草と小松菜も、長男坊から収穫中だ。
収穫の歓びと家計貢献が始まったら、お店で野菜が値下がりしている。

それでも例年より高値のようで、女房から世辞を云われることが救いだ。
鍋の季節を迎えた昨日、春播きした下仁田ネギを鍋料理で初賞味した。
長ネギ 秋ジャガイモ カリフラワー 白菜 キャベツ レタス も収穫間近だ。
菜園の空き地には、チンゲン菜 かき菜 山東菜などが定植されている。
ハウス内では、冬に向けて小松菜 サラダ菜 春菊の二番手を育成中だ。
「節は秋なのに 野菜に飽きもせず畑に空きがない」と、ひげ爺の独り言。
柿は豊作で 柚子やみかんは不作、何事も丁度とはゆかない事ばかり。
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坂東札所めぐり 第二回

2011-10-18 08:31:10 | 旅行・秘湯・巡礼 
この日は、都内の渋滞を避けるため 朝食を早めにして5時半に出発した。
横横道の朝比奈ICから丘を越え、先ず鎌倉の安養院と長谷寺を訪ねた。
二寺とも花の季節ではなかったが、気持ち清々しく参拝する事が出来た。
鎌倉から江ノ島に立寄り、かつて3年間単身赴任した懐かしい小田原へ。
市内の老舗「だるま」で昼食をとり、少し街を歩いてお土産を買い求めた。
「街は変わらないが、会社は店も場所も変わってた」と、ひげ爺の独り言。
そして、郊外にある飯泉観音勝福寺を参拝・納経し 東名で帰路についた。

坂東観音霊場三番: 祇園山 安養院 本尊: 千手観世音菩薩
逗子側から横須賀線に沿う街道を行くと、閑静な住宅地に安養院がある。
山門をくぐると正面に本堂があり、本尊千手観世音菩薩が奉られている。
北条政子と源頼朝の縁を結んだとされ、良縁を願う女性が訪れるという。
境内にはツツジが多く植えられ、庭左手には槙の巨木が枝を張っている。
縁起はやや複雑だが、本堂裏に北条政子のものと伝えられるお墓がある。

坂東観音霊場四番: 海光山 長谷寺 本尊: 十一面観世音菩薩
観光的に古都鎌倉を代表する寺の一つで、地名駅名に長谷の名がある。
参道の正面に山門があり、左側に有料駐車場と休憩所兼事務所がある。
境内の下部は弁天堂と庭で、アジサイなど四季の草木が植えられている。
石坂を登った上部に荘厳な本堂があり、海を見下ろす高台に茶店もある。
本尊は木彫では最大級のもので、奈良長谷寺と「同木異仏」と言われる。

坂東観音霊場五番: 飯泉山 勝福寺 本尊: 十一面観世音菩薩
小田原の飯泉にある天平時代創建と言う古刹で、飯泉観音とも呼ばれる。 
弓削道鏡が下野薬師寺に向かう途中、観音像を治めたという伝承がある。
仁王門には、仇討ちで有名な曽我兄弟もあやかったと言われる仁王像だ。
門をくぐると大きな銀杏の木、正面に本堂があり左に大日如来堂がある。
本堂内陣にある欄間には、極彩色の豊かな天女像等が彫刻されている。

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地域の体育大会を実施

2011-10-11 08:40:12 | 地域活動・つながり
10月9日の日曜日、地域の体育大会が好天に恵まれて開催された。
近年は雨で中止が続いたが、今年は前日から心配もなく実施できた。
役員は、朝の6時からテントを張り敷物を広げ椅子や机等を準備した。
朝8時に開会式を行い、時間とともに参加者や参観者が増えてきた。
その後は例年とほぼ同じで、プログラム内容に沿って進行して行った。
子供からお年寄りまで、この地域に住む人達が演技・競技に参加した。

プログラムには、この地域だけの特異な種目があるので紹介したい。
一つは地区対抗リレー、行政単位で行う地区対抗競技の中心種目だ。
小学生から56歳超のまでの男女計16名が、それぞれの距離を走る。
もう一つは担俵リレー、15㌔の袋俵を担いで100㍍走るリレー競技。
米どころなので、昔は本物藁俵だったが今は俵袋に変更されている。
これらの種目に、綱引き等の競技とゲーム的種目を加えて地区別の対
抗戦になっているが、我が地区の成績はちょうど真ん中の5位だった。

一昔前の体育大会は、年頃の女性を除けば出場希望者も多く競技熱も
高かったが、今は選手を探し お願いして参加いただいている状態だ。
さらには、減少地区と増加地区との間に大きな人口格差が生じてきた。
そんな要因から、地区対抗での得点競技制は曲がり角にあるようだ。
夜は自治会の慰労会だったが、こちらは若い衆が遺漏なく和んでいた。
「役員としては、『毛がなく』終わってホッとした~」と、ひげ爺の独り言。
会場には私同様の年輩者も多く、『禿増し』あいながらも頑張っていた。
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ヒゲ隊長佐藤正久氏の講演

2011-10-04 14:23:19 | 社会・経済・国際 
10月1日、日頃 暇を持て余しているひげ爺にとっては忙しい一日になった。
早めの朝食、天候を気にしながら上尾に住む孫の運動会の参観に向かう。
幸い雨も降ることなく運動会が始まり、ひげ爺はカメラを手に大忙しだった。
午前中だけ参観、11時過ぎに孫と昼食した後急いで北川辺支所に戻った。
13時からは、市長と地域住民との「市政についての話し合い」に出席した。
会議後一休みして 17時からは大利根で「ヒゲの隊長」の講演会に出席だ。
この地域は、9月中旬に稲刈りが終わると急に催事・行事で忙しくなるのだ。

元自衛官であった佐藤氏は、イラク先遣支援隊の初代隊長として有名だ。
つけていたヒゲは、ヒゲが当たり前のイラク国民から歓迎され信頼された。
以来「ヒゲの隊長」と親しまれ、参議院議員になった今もつけ続けている。
今回の演題「私たちが守るべきもの」は、氏の経験 心情を語るものだった。
福島の出身だけに大震災の緊急救助活動にふれ、自衛隊の誇りを語った。
日頃の厳しい訓練が、緊急時に「守るべきもの」のため貢献出来たのだと。
イラクへの派遣時には、隊員や家族を前に「全員の命を守る」と決意したと。
命がけの現場経験から、「守る責任」は大変なことなのだと力説していた。
竹島や拉致を例に、国民の意識が高まらないと「国土 主権は守れない」と。
「国民の意識レベルを越えた政治レベルはなく 守るためのレベルもない」と。

国民は、個人が一番大切と考え 家族 地域 国の大切さを忘れかけていた。
しかし、政権交代に続いて大震災と原発事故で守るべきものを知らされた。
そして政治には、国を守り 安全と安定と安心を確保する責任があると言う。
そのためには想定外を作らず、あらゆること全てを考えておく必要があり、
その努力と備えをしていれば、非常事態にも想定通り「守りきれる」のだと。
「ヒゲの隊長の講演を、私はひげ友として聞いていた」と、ひげ爺の独り言。
氏の語った「守るべきこと」は、身近な家庭や地域づくりにも通じるようだ。
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