ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

渡良瀬遊水地 なう〔梅雨〕

2015-06-30 08:35:12 | 食楽・年金ライフ 
一年を通して日中が最も長い夏至、その長い日中が雨なのだから 鬱陶しい。
先週土曜日の気象予報は、10時までの降雨がその後は上がるという予報。
そこで 様子見していたら、予報通り上がったので 渡良瀬遊水地に向かった。
堤上から見る遊水地は、背丈2m程に伸ばしたヨシが湿原を緑で覆っていた。
雨があがった後のため、三毳山や大平山がくっきりとその全貌を見せている。
谷中湖(ハート湖)は、梅雨の対策からその貯水量を減らし水位を下げていた。

史跡ゾーンに車を入れると、広場とその周辺は 芝刈りが終わり綺麗だった。
土曜日と云っても梅雨期のため、来場者が少なく 通常の賑いがない寂しさ。
歩き初めにミニミニ植物園を覘くと、絶滅危惧種のノジトラノオが咲いていた。
ヨシ原ではしきりにヨシキリが啼き、中空では多くのツバメが飛び交っていた。
水量が減ったハート湖では、ヨットが2艇とカヌーの少しが動いている程度だ。
進むとトモエソウの黄色い花、咲き始めの一輪だけが誇らしげに咲いていた。
季節的に花咲く植物は少なかったが、間もなく 夏の花が咲く時期を迎える。

遊水地を後にして館林市で昼を食べたが、天候が回復し薄日が射してきた。
そこで少々遠回りして、利根川寄りにある「川俣事件勃発地」に立ち寄った。
そこは足尾の鉱毒によって甚大な被害を受けた谷中村や周辺の農民が、時
の政府に集団抗議する 「押し出し」を行って、警官隊と衝突した場所である。
逮捕者67名と怪我人多数を出し、日本の公害闘争の原点と言われている。
『この「押し出し」は、野球や相撲のそれとは違うのだ 』 と、ひげ爺の独り言。
農民は 押し出しで抗議し、政府は 押し切って谷中村を廃村し遊水地化した。
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梅雨時の花鑑賞と鰻の昼

2015-06-23 08:27:17 | 家庭菜園・庭・花 
梅雨で鬱陶しいこの時期には、アヤメとアジサイの花が 心を和ませてくれる。
そんな21日、昼まで雨は降らない との気象予報を頼りに出かけることにした。
その行く先は、加須市内の二カ所で行われている「花まつり 」 の会場である。
始めに車を向けたのは、加須インター近くにある「浮野の里 あやめ祭り」会場。
そこは江戸時代、低湿地に「田掘」と呼ぶ溝を掘って土を掻きあげ 良田化した
新田開発の農耕遺産の地で、地域の人たちが 「あやめ祭り」を催行している。
この日はイベント最終日で、アヤメは既に終わって花菖蒲が咲き競っていた。

会場をまわって 名物「イガ饅頭」を買い求め、次の目的地の騎西に向かった。
騎西城址から玉敷公園までを会場として、「あじさい祭り」が開催されている。
城近くの駐車場に車を停め、城山公園で花を眺めて 総合公園経由で玉敷神
社まで、あじさいを眺めながら1.5kmの「ふじとあじさいの道」を進んだ。
外来種をはじめ一万本のアジサイが、公園や道路脇や池端で見ごろだった。
幸いに雨は降らず、帰り路は騎西市街地を歩んで 車に戻り昼食に向かった。

この日の昼は、久喜市西部の菖蒲町にあるウナギ店「田中屋」と決めていた。
早めと思える11時40分に到着したら、すでに 50人以上が待っている状態。
決して小さいお店ではないが、国内産 天然ウナギのメニューが人気なのだ。
待つこと一時間で席に着けたが、さらに40分たってから ウナギ様のご登場。
食べたのは最上級の「坂東太郎」、値段も良いが肉質や味も良いものだった。
「菖蒲町ではショウブを観ずに、なぜかウナギを食べた 」と、ひげ爺の独り言。
混雑と待ち時間が「珠に傷」と云えるが、「父の日」の日曜日では仕方がない。
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ジャガイモを収穫し賞味

2015-06-16 08:17:14 | 家庭菜園・庭・花 
天候不順の続く梅雨期では、ジャガイモを収穫する タイミングが重要である。
すでに手さぐりで3個を収穫し、状態を確認したうえで 初賞味も行っていた。
ひげ爺は、「男爵」と「インカノヒトミ」の2品種を 3月14日 畑に植え込んだ。
4月のブログでも紹介したが、4月上旬に発芽してから順調に生育してきた。
その後「芽かき」と土掛けと 雑草取りをするくらいで、無事収穫期を迎えた。
立っていた茎が横に倒れ、続いて下葉の一部が黄色く枯れてくると収穫期。

多湿では腐れが入りやすく、畑と空気が乾燥している時がイモ掘りの適日。
曇天後に2日間の好天が続くと云う、10日午後に 一部を残して収穫した。
まずイモの茎を切り取って片づけ、株元からイモを掘りだしては並べていく。
結果的には豊作で、一株に平均で大玉が2個と中玉が3~5個 ピンポン玉
ほどの小玉が1~2個つき、小さい無駄イモはほとんどなかった。
植え時の肥料が多かったのか、予想を越える大きさの超大玉も少しあった。
インカノヒトミの一部株だけ畑に残し、掘り出したイモ全てを納屋で陰干した。

ひげ爺はイモ類が好きでなく、サツマイモは 食べないし栽培もしていない。
でも 我が家には昔からの食習慣があり、里芋とジャガイモは栽培している。
里芋はけんちん汁で食べるが、気持的にはイモよりイモガラのほうが好き。
ジャガイモはポテトサラダやコロッケなど、原型のない調理品として食べる。
そんななかで原型でも食べるのが、小イモを使ったバター味噌炒めである。
『味噌には、砂糖とお酒に擦りゴマの入っているところが ミソ 』 と、独り言。
ジャガイモは嫌いジャガ、採りたて小イモのバター味噌炒め だけは好みだ。
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ひげ爺菜園の収穫野菜

2015-06-09 08:03:52 | 家庭菜園・庭・花 
好天が続いていたが急に雨日となり、気象庁は 関東の梅雨入りを発表した。
ツバメが田圃の上空を飛び回っては、エサをくわえて巣の幼鳥に運んでいる。
我が家の菜園では野菜たちが、気温上昇にあわせて順調に生育をしている。
ハウス内では、5月15日に初採りしたキュウリの収穫が順調に続いている。
畑ではブロッコリーが すでに収穫期の最後となり、四季採りキャベツが収穫
の後半で残り少なくなり、栽培数の少ないピーマンは 収穫が始まったところ。
そして5月初めに定植したナスは、長ナス水ナスがともに先日初収穫できた。

昨年初秋に種播して 苗から育ててきたタマネギが、やっと収穫期を迎えた。
二週間前に茎を倒して完成を促し、大きいものを選んでは収穫し食べてきた。
そして梅雨入り前の好天日を選んで、6月2日にタマネギの全量を収穫した。
まず土中から抜き取って 根をハサミで切り落とし、茎を10センチほどの所で
切り取り、3~4個ずつ紐に結んで 納屋の軒下の竹棒に吊るす作業である。
形に大小はあるが「とう立ち」はなく、約400個の収納作業は無事終わった。

収穫ではないが 桃の袋掛け作業、今年は実の数が少なく気合が入らない。
それでも枝を削いだり消毒をしたり、手を入れないと 実が熟すまで育たない。
そしてジャガイモ、一昨日に手さぐりで 一株だけイモの完成度を探ってみた。
芋の形は大きく確かだったので、3個だけ抜き取って蒸かして初賞味をした。
ジャガイモの全量収穫は週末に予定、でも湿気は大敵なのでお天気次第だ。
『梅雨は高温多湿、野菜はまだしも雑草雑菌が元気だ』と、ひげ爺の独り言。
雑草や害虫は梅雨知らず、梅雨嫌いのひげ爺は「つゆしらず」 のことばかり。
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渡良瀬遊水地なう 〔初夏〕

2015-06-02 08:14:37 | 食楽・年金ライフ 
今年は夏の訪れが早いようで、立夏(5月6日)前から 暑い日が続いている。
ひげ爺の住む 関東内陸部は特に暑く、すでに真夏日を何日も記録している。
そんな初夏の渡良瀬遊水地を、私達と姉夫婦の四人で 訪ねることになった。
それは行楽気分ながら、ジャムづくりのための 「桑の実」採集が目的である。
昨年も作ったマルベリージャム、今年も作ることにして 姉夫婦もお誘いした。
堤防から見る渡良瀬遊水地は、満水のハート湖と若葉の木々で輝いていた。
ヨシは背丈を1mほどに伸ばし、木々は枝葉を広げて 緑色も濃くなっている。

北エントランスから遊水地内に入り、中央道路脇にある桑の木に取り付いた。
桑の実成りは良く、すでに完熟して落ちた実もあるほどで収穫最適期だった。
節成り状態に実をつける桑は、枝元から順々に熟してゆくので収穫期も長い。
さっそく手袋を付けると、一つ一つの桑の実をもぎ取っては レジ袋に収める。
わずか40分ほどで、それぞれが6~700gの実を収穫して作業は終了した。
この日は私達だけ、でも 先人が採集した痕跡もあるし 今後も続くことだろう。

ひと仕事が終わってから 史跡ゾーンを散策、屋敷跡のトチやクルミが枝先に
青い実をつけ、絶滅危惧種「マイヅルテンナンショウ」が 花を咲かせていた。
そして中央広場で昼食、イスとテーブルをセットし 持参した稲荷寿司に携帯
バーナーで作った味噌汁とコーヒー、高齢者4人がピクニック気分の食亊会
爽やかな好天の下での野外食、味も気分も良いもので食べ過ぎてしまった。
『野外の行楽は終わって、屋内のジャムづくり作業が残ってる 』 と、独り言。
ジャム作りは後日にして、とりあえず桑の実を冷凍保存した私は「後冷者」?。
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