突然の話になるが、高校時代のクラスメイトに「東大医学部を出て 開業医をしている
のは俺だけだ!」と言っている名(老)医がいて、同級生の何人かが お世話になっている。
糖尿が気になる私は、同級生患者二人に同行を願って やや遠いその医院に通っている。
その友人患者が「外苑のいちょう並木が 見ごろらしい」というので、早速に出かけた。
数日前から寒くなった23日、三人は 風こそ冷たいが好天の朝10時に大宮駅に集合。
10時12分発新宿ラインに乗るも、すし詰め状態で埼京線のほうが良かったと悔やむ。
40分程で渋谷駅に到着、駅は大改装中にあり案内表示に従って3階の地下鉄銀座線へ。
広く綺麗になったホームで乗車、2つ目の「外苑前」駅で下車し 外に出ると青山の街。
青山通りを少し北に歩くと左に「いちょう並木」、そこは紅葉目当ての人で大賑わい。
色づいたイチョウは 陽が当たり明るく輝く絶景、人の流れに沿って並木道を西に進む。
それにしても中国系観光客が多い、少々疲れたので休みたいが 数少ないベンチは満席。
並木が終わる絵画館手前の噴水前を左に歩く、それは 疲れと年齢によるチンタラ歩き。
神宮球場前から国立競技場へ、サッカーの大会で賑わうなかを 左に半周して散策終了。
昼どきになってお腹も空くが レストランはない、やむなく 地下鉄「競技場前」駅から
新宿駅に出て、駅ビルの「ルミネ」で順番待ちして やっと餌にありつくと午後1時半。
コーヒー店も混雑で飲めない始末、休日等で混雑するスポットは 老人に不向きの地?。
帰りは埼京線の始発に乗車し、慣れた大宮まで戻って お茶を飲むとやっと落ち着いた。
『頭に黒色ハットの超高齢三人男、十分に「秋」と「空き」を体感した?』と、独り言。
立つこと歩くこと待つことの連続。この日の「勤労感謝の日」という意味が 解らない。