ひげ爺の独り言

髪が薄くなり髭はごま塩の「ひげ爺」、旅行会社を定年退職して16年。 高齢となって転居した大宮での隠居ぐらしを投稿します。

我が家の「糠漬け」物語

2023-12-19 08:46:28 | 食楽・年金ライフ 

年の瀬の店頭には、お正月用の「お飾り」等がならび「お節料理」の宣伝も盛んだ。

「お節」はお正月限定の季節料理で、趣ある鮮やかな料理は見ても食べて味わえる。

その一方に「漬け物」があり、それは季節の野菜を利用した地味な素材型家庭食品。

我が家では各種「漬け物」が、保存食でもありご飯のお供やお茶受けに重宝だった。

田舎者の私は、中でも米糠使用の発酵食品「糠漬け」が好物で欠かさず食べてきた。

近頃はその効能性が人気となり、メニューも多様化しマイスターを名乗る人もいる。

 

家業が農業だから米糠も具材も自家産で、容器は木の樽を使いその後はホーロー器。

塩加減等の「糠床」管理は専らおふくろで、食材は全て畑で採れた新鮮野菜だった。

それは 春から夏がキューリ/ナス/ミョウガ、秋から冬は大根/ニンジン/キャベツ等。

母の老齢化で「糠漬け」は一時止まったが、「糠床」はかみさんが引き継いできた。

5年前の大宮転居の際、容器は娘の手作り陶器に改め家伝の「種ぬか」を適量持参。

以降「糠床奉行」はひげ爺の役になり、塩と糠を補充しながらの「糠漬け」づくり

 

糠床の天地替えと塩管理とともに、気温や食材による漬け時間の調整が技と云える。

ところが最近、健康管理面から「糠漬け」へのこだわりが複雑なものになってきた。

夫婦がそろって糖尿病患者で、さらに私が動脈硬化症でかみさんが高血圧症の不安。

食生活改善には減塩が必須で、本来とは違う「減塩糠漬け」への挑戦が必要になる。

『来年は「辰年」、そうは言っても「糠漬け」をタツつもりはない!』と、独り言。

塩を減らすには良いシオドキ、薄味でも旨くするために糠床の調味材で工夫しよう。

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落ち着かない「師走」

2023-12-05 08:36:26 | 食楽・年金ライフ 

はや師走に入り 小さな忘年会が行われた、それは傘寿を迎える超高齢な同窓生の会。

忘年会ともなれば夜が定番ながら、年齢と体力を考え 数年前から昼の集いになった。

新型コロナで疎遠になりがちだった仲間たち、久しぶりに お酒と昔話に酔いしれた。

基本的には皆な元気だから集まれるのだが、今回は 一人が急な入院でやむなく欠席。

宴の会話も 歳とともに変わり、今や思い出話が主で「我」「欲」に関わる話はない。

かつては近況や仕事話が中心、その後は孫や健康や年金話で 今は病気と薬と墓の話。

 

同窓生ゆえに昔の生活や環境が共通の話題、そして 現在の共有事項は「病気もち」。

私も「病気もち」で、12月は定期通院だけでも 内科系二カ所に眼科に歯科がある。

さらに 狭心症カテーテル治療の6か月後検査を薦められ、6日から2泊の検査入院。

加えて 夏から「ハムストリング」に痛みが出始め、整形外科で治療を受ける忙しさ。

それは6月初旬に、散歩に出かけると 時々だったが「お尻」から「腿裏」に 引っ張

られる感じの痛みが発生した、しかし 姿勢や動きによっては治るので我慢していた。

 

その後次第に頻度が上がり、11月になると 発症は常態化し痛みも強くなってきた。

かかり付け医の「漢方薬」は効果なく、整形外科で診察を受けたら「脊柱管狭窄症」

の中期的症状と診断され、まずは筋肉対応のリハビリで 治療を始めることになった。

さらなる治療法もあるようだが、当面リハビリしながら 年末の諸仕事も片付けよう。

『心臓が「狭心症」で腰は「狭窄症」、そのうえ気持ちは「恐妻症」?』と。独り言。

いや「恐妻」ではなく金婚式を迎えた円満夫婦、でもなぜか落ち着かない「師走」!。

 

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