こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

好きなら諦めないこと

2021年06月01日 03時11分03秒 | 日記
10数年ぶりの帰郷を果たした息子。
妻や娘らとの話に耳を傾けていると
なんと息子は最近絵を描いているという。
「やっぱりお父さんの子じゃ。
お父さんもおじいちゃんの絵心を受け継いでるし、
やっぱり遺伝じゃね、これは」
思いがけない息子の変化。
中学高校はバレーボール部のセッターで、
運動大嫌いの私との接点は全くない息子だったのだ。
コロナで挫折の羽目に陥り、
転職してガンバているが、
前職の居酒屋チェーンの店長時代は、
毎日店のお品書きを描いていたという。
それが絵への興味につながったのだろうか。
どうあろうと、
父に似てきたといわれる息子の姿が、
私を幸せな父親の醍醐味を味わっている。
ただ面と向かって話せないのは
昔も今も寡黙な親子関係は変わらないが。
ちなみに息子の居酒屋時代の晴れ姿。
マグロの解体ショーの写真がある。
調理師の先輩である父親は洋食で縁のなかったビッグショーを、
堂々とやってのける息子が誇らしかったのだ。

そうそう、私が中途半端な人生を送る動機となったのは、
高校入学時クラブ活動の選択を間違えたことからだった。
絵やお話を格のが好きだった私は、
迷うことなく選んだのが文芸部。
ところがオリエンテーションで地獄に落ちた。
なんと文芸部は女子部員ばかり。
黒一点の私、しかも超内向的なオノコ。
文芸部に足を運ぶことは二度となかった。
ならばと入ったのが柔道部。
これがいかつい男社会。
運動神経の鈍い私に務まるはずがなかった。
稽古中に腰車を受けて失神、結果退部。
その影響で地元のH高退学へとつながってしまったのだ。
挫折の人生の始まりだった。。

コメント
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