こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

目も寿命かな

2021年06月30日 13時20分50秒 | 日記
草刈り機がいきなり止まった。
それっきりうんともすんとも言わなくなってしまった。
近くのJAに持ち込んだが、
修理するより買い換えた方が良いとの診断。
確かにあるべき部品が破損して使い物ならないのは明らか。
寿命ということで諦めることにしたが、
草がひっきりなしに成長する季節。
何とかしなければならないが、
ここしばらく高額出費が続き、すぐ間に合いそうにない。
ここは慌てず騒がずでいくしかなさそうだ。

源ちゃんはすっかり許へ戻った様子。
好きなボール遊びにも興味が戻ったようだ。
暫く遊んで、
明日からの企画展の用意に掛かった。

企画に必要な文献を開いたが、
目が思うように働いてくれない。
小さい字が見えないのはきつい。
なんとか必要な項目を読み終えたものの、
自分の限界に思い知らされた格好である。

「目がわるくなるから、暗いところで本を読むな」
両親に叱られながらも、
本を読むのがやめられなかった。
本の紙質も悪い時代。
明るいところで読んでも長時間はしんどいほどだった。
それが読みたくて、
親の目を避けてむさぼるように読んだ。
布団の中で、薄暗いべ便所で、
電気代がもったいないと怒られるので、
月の光やろうそくの炎を頼りに読み続けた。
本の世界以外身の置き所がなかったヘンな子供が、
生きる目標とした読書だった。

そして運命に従い、
眼鏡が欠かせない人生に。
日々の生活に支障があっても、別に後悔はない。
本が私の人生を切り開いてくれたのは確かだから。

コメント
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