こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

巣立った子らがくれた日々①

2022年09月04日 03時05分31秒 | 日記
それほど重要に考えていなかった子の巣立ち。
最後に家に残っていた末子の巣立ちで、
わが家は妻と二人きりに。
いつも子供の帰宅を睨み用意していた食事作り。
もうしなくていい解放感で、
他のことに時間を思い切り使えると思ってはみたものの、
今のところ、
子のために使っていた日々、
しんどくて煩わしさはあったのに、
それを上回る達成感と父親冥利を払しょくできないのだ。
子供ロスと言ってよいのか、
ここ数日なぜか虚しさの先行に、
やる気も気力も皆無の状態に。
どう抜けきればいいのか、
きつい日々がまだまだ続きそう。
その流れに逆らうのはやめて、
あえて子供のことを思い出すことにした。
4人の子供、
女・男・男・女と、友人が感心する内訳(?)である。
みんなそれなりに成長してくれたが、
親には試練続きの子育てがあったといっていいかも。
出来ちゃった婚で授かった最初の赤ちゃん、
生後数か月で高熱を発し、血液の病気と診断、
姫路日赤に、ほぼひと月入院。
新婚生活はお預け、
妻は病院で付き添い生活、
私は喫茶店を切り盛りし、
深夜、手料理をもって見舞う毎日。
しんどい日々に若い夫婦が負けそうになった時、
入院後に目が開いて、
モミジのような小さな手を伸ばす赤ちゃんの存在が、
かすがいになってくれた。
子の入院生活が夫婦の絆を育んでくれたといっても、
過言ではないだろう。

いま彼女は二人の娘を育てながら、
福祉介護士として頑張っている。
「無理せんときよ。おじいちゃんなんやから」
と、不自由になった爪切りをしてくれたりと嬉しい限り。
幸せな父親にしてくれている。感謝しかない。
(ほんまに生まれてくれて有り難うである)
コメント
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