こころの文庫(つねじいさんのエッ!日記)

家族を愛してやまぬ平凡な「おじいちゃん」が味わう日々の幸せライフを綴ってみました。

十七歳

2017年07月08日 00時43分35秒 | Weblog
未熟で多感な十七歳。
衝動的に起こしてしまった事件で、
私の人生は一変することに。

先生に叱られて
ふてくされていたのを、
学校に駆けつけた母に見られた。
それまで
『いい子いい子』で育ってきた息子の、
知らずにいた別の顔の発見に、
母は呆然とした。

母を振り返る勇気もなく、
先生の前で顔を伏せたままの私。
しかし素直に謝れない。
それが十七歳ということだったと思う。 

ハッと気づいた。
母の押し殺した嗚咽に。
たぶん声を出すまいと
歯を食いしばっているのだ。
誰にも負けまいと頑張る
気丈な母を知っている。
その母が
声を殺して泣いている。

ちらっと背後を盗み見ると、
母はカァーッと目を見開き
私を見つめていた。
その目に涙が光っていた。
(母ちゃんが泣いてる?)
どうしようもない
絶望的な気持ちが襲った。

(二度と母ちゃんの涙は
見とうない!)

その決意はいまも健在だ。
母を二度と悲しませない
人生であり続けようと
頑張っている。
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やるせない

2017年07月07日 10時22分21秒 | Weblog
ニュースから
被災地の惨状を
目の当たりにして
暗鬱たる思いに
とらわれています。

涼しい風に誘われて早朝の庭へ。
1輪だけそそと、
そして凛と咲いている花々。
かがみこんで眺めて
いると、
しばし癒されます。
不条理な現実から、
逃避することを、
恥じ入りながら。

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やる気?

2017年07月07日 01時15分01秒 | Weblog
昨日は
『かさいまちあそび2017・秋』の
イベント参加の説明会に出向いた。
もう5年続く人気イベントである。
45プログラムで、
2000近い参加者があったらしい。
その今年度の募集チラシを見て、
さっそく説明会に駆けつけたのだ。
プログラムの無料実施は厳禁で、
優良が原則だという。
2000円のエントリー料で、
イベント保険やなんやらと出費は必要だ。
それよりも、
頭を抱えたのは、
プログラム企画書と
エントリーシートの記入と提出。
各項目が多い。
しばし、頭は真っ白に。
しかし、
これまでの三社の体験話を聞くと、
やりがいは十分ある。
さて、どうしようか?

エントリーの締め切りはまだ先だ。
じっくりと頭で試行錯誤することにしよう。

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おはよう

2017年07月06日 09時35分59秒 | Weblog
久しぶりに庭へ。
雨上がりで、
みんな生き生きしています。
お~っと、頑張って咲いてくれています。
はい、パチリ!

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酷暑

2017年07月06日 02時05分42秒 | Weblog
夏日が続き、
一向に降る気配を見せない雨。

おかげで庭も隣接する畑も
乾き切ってしまった。
地面の表土が白く干上がっている。

それでも雑草はやけに元気がいい。
いくら引き抜いても頭を擡げる。
手を休めて汗を拭う。
暑さが体に応える年齢である。

見回す庭は静かだ。
(……いつからかな?)

「キャッキャッ」と
走り回る賑やかな末っ子を一顧もせず、
一心不乱に水を運ぶ子供たち。
家のそばを流れる小川から
水をバケツリレーだ。
花や植木を生かすために
懸命になれる。

「お父さん、
汗まみれで頑張ってるの、
見てられないって、
いってくれたのよ、
あの子ら」

冷やした缶飲料を運んできた妻が
笑顔で報告する。
上の二人は中学生。
いつしか親を気遣う子に育った。
それが父親には嬉しい。

「僕やって、
ちゃんと水やるんだから」

幼い次男坊の負けん気が笑いを誘う。
一人で黙々と水をやっていると
気は遠くなるが、
いまは親子が共有する
幸せな時間があった。

ふっと我に戻る。
庭の木陰でボーッとなっていたらしい。
暑さがドーッと蘇った。

あの日から半世紀。
家の周囲にあった田圃は圃場整備で
すっかり姿を変えた。
小川は埋められた。
子供たちは町に就職、
田舎を忘れて暮らす。
残された親は年を取ってしまった。

それでも、
いつか戻る子供のために、
庭の花木は枯らさない。
子供の記憶に刻まれた
原風景をきちんと残す。
ふるさとがある幸せを
子供につなごうと、
お父さんは頑張っている。

そんなことを書いていると、
台風襲来の話。
台風の暴風雨は避けられたらしいが、
梅雨前線による雨が降り出した。
恵みの雨である。
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台風

2017年07月05日 09時12分29秒 | Weblog
台風が来るぞ来るぞ。
直撃かも!なんて
いつも
不安に苛まれはするのですが、
予想は
またしても外れました。
強風はなし、
雨は梅雨だから、
しとしと降りましたが、
これは想定内。

わがまちは、
不思議に台風が避けてくれる(?)
稀有な地勢にあるのでしょうか。
何年か前に、
近隣の西脇や加古川、豊岡などが、
台風による豪雨被害で、
河川氾濫した大災害時も、
平穏そのものでした。

こんな町に
生まれ育ったせいで、
なんとものんびりしたものです。

そんな中、
幼いころ、
河川が氾濫して
周辺が浸水した記憶が蘇りました。
あの頃は、くるくるクネリまわった、
河川とはいいがたい小川。
ちょっとした雨でも
あふれたのだと思っています。
「台風が来るぞ!」
となれば、学校はお休みです。
自然災害の怖さを知らなかった、
わたしたちは
嬉しくて堪らなかったっけ。
親や大人が、
家や田圃を守るのに
奔走しているのをよそに、
ウキウキです。

そんな子供らの能天気な意識を
一変させる災害被害が起こりました。、
同じ小学校に通う子供が、
家の裏手に流れる小川(?)で流されたのです。
増水した小川は、
いつもの穏やかな表情をかなぐり捨てて、
私たちの仲間の命を
いともあっさりと奪い取ったのです。
フナやメダカ、アカモト、カニなどを、
川の中に入り、
追いかけまわしていた
子供たちの楽園に、隠されていた牙が、
その正体を現した瞬間だったのです。

あの衝撃的なシーンも、
いつしか忘れてしまうほど、
もう長らく
自然の脅威がもたらす災害とは、
無縁に暮らしてきました。

それでも台風の予報が出るたびに、
ばたばたと備えに回る臆病な私に、
「大丈夫やん」
という家族の言葉が、
ちょっと気になるのは、
普通のことなんでしょうね。(笑)
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バランス

2017年07月04日 01時46分04秒 | Weblog

広くガラーンとした駐車場。
田舎にある公園専用の駐車場だが、
平日の昼間で、
駐車する車は一台も見当たらない。
先週下見した通りだった。
人目を気にせず遊べる。
実は
初めての恋愛相手との
デートだった。


テニスラケットを手に
向かい合った。
彼女が打つ。
懸命に走って打ち返そうと思うが、
ずぶの素人、
しかも運動神経は全くないわたし。
ボールの来る地点まで
走ることさえおぼつかない。
それでも懸命に走り回った。


初めて付き合う彼女は、
小学校教師を目指す教育大生。
しかも高校からテニス部。
その彼女に合わせるのに
必死になった。

デートはすべて彼女の思うがまま。
プールに卓球、
ボーリングと活動的なものばかり。
テニスはその象徴ともいえた。
なんとか
上辺のカッコ付けはしたものの、
その実態は超がつく運痴!
結局、無理を続けた交際は
実を結ぶことはなかった。


妻になった女性は
同じ趣味を通じた出会い。
13の年齢差があっても、
だまくらかすために
必死になる必要のない相手だった。
デートは
私のリードか、
二人の合議で決まった。

そのデートは楽しかった。
ひとつも苦しい思いを
することはなかった。
結果は結婚に至り、
もう30年以上連れ添っている。


自分と極端に違うタイプの女性に
惹かれる心理は
イヤになるほど体験したが、
無理をして結ばれたとしても、
結婚生活は
きっと長続きしなかったと
容易に想像がつく。


もし自分の幸せを考えるなら、
決して無理する必要がなく
一緒にいて癒し合える相手を
選ぶのが正解だと結論を得た。


悲しき思い出の公園で
行われたウォーキング。
記憶にある駐車場に立ったとき、
あのデートが
どれほどしんどくてつらかったかを
改めて思い描いた。

あの彼女は
念願の教師になったと聞いているが、
その後の消息は全く知らない。
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負けた……

2017年07月03日 02時24分48秒 | Weblog
高校の音楽専科を卒業した娘は、
親の意表をついて
一般入試で女子大に合格した。

「音楽で仕事につける可能性より、
普通の仕事を選べる大学がいい」が
娘の言い分。
確かに音楽で飯が食えるのは
数パーセントに満たないのが現実。
まっとうな動機だった。

娘の同期生は
ほとんど音大系に進んだらしい。
推薦枠を生かせる進路だった。
なのに娘は推薦枠のない一般入試に
あえて挑んだのだ。

大学生活3年目の娘の生活は
実に充実している。
地方の管弦楽団に入ってバイオリンを弾き、
秘書検定などの資格に挑戦し、
教育研修にも懸命だ。
生き生きした表情を見せる娘。
自分で大学を選択することが、
いかに大きな意味を持つかを
如実に示している。

妥協で大学入試に挑み
失敗した親の方は、
もはや娘に
頭が上がりそうにない。
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つれづれに

2017年07月02日 01時14分33秒 | Weblog
梅雨の中休みというのかな。
いい天気でした。
お二人の訪問者と、
紙芝居を実演して楽しみました。
子どもに返ったいい表情でした。
ちなみに取り上げたのは、
『つるのおんがえし』
『こぶとりじいさん』
『おむすびころりん』でした。
最近昔話は、
差別とか、子供に悪影響を与えるとかで、
ストーリーが変えられたりと、
多難な時代を迎えているようです。
昔の昔話で大きくなった立場としては
残念極まる事態です。
子どもに考えさせる機会を奪ってしまって、
それこそ
悪い影響を与えるのじゃないのかなあ。
そんな現実を逃れて、
太鼓や鳴り物入りで紙芝居を、
見せあって楽しみました。

夕方には雷が鳴り、
恵みの雨です。
水やり一回お休みは大きいですよね。
そこで、ちょっと早めの食事の用意。
最近、キュウリやナスの収穫があるので、
糠床につけています。
あまりつかりすぎると塩辛いので、
すこし早めの取り出しです。
ただ今夜は出番なしかな。
紅ショウガがあればいいのです。
冷凍していた寿司揚げを、
イナリ用に炊き上げました。
すし飯を仕上げてイナリ作りです。
ピンポン玉ぐらいの飯量で、
小さくおいしくです。

後は小麦粉を使って、
ホットケーキとクレープを焼きます。
多めに焼いて冷凍しておくのです。
娘の朝食に重宝です。
まるまる一本の食パンを購入して、
(もちろんイオンでです。
リュックにちゃんと収まる長さです)
それを厚い薄いのといろいろカットして
冷凍しておいたのと、
日々の朝食メニューに
変化をつけてやるのです。
いまのところ成功して、
娘に飽きをこさせてなさそうです。(シメシメ)
最後は吸い物を作って、
今夜のイナリ寿司定食、
いっちょう上がりです。

イナリは作り置きできるので最高。
ゆっくりユーチューブを視聴します。
最近は政界ものが面白い。
高等な世界ではなく、
まさに三面記事と化した政界の話題は、
庶民に飽きはこないですね。(シメシメ。大笑)
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のんびりと

2017年07月01日 08時39分10秒 | Weblog

雨がいい感じに降っています。
前の雨は激しすぎて、
慌てましたが、
今回はのんびりと、
雨を眺めています。
自然に一喜一憂の、
人間さまです。(笑)
いよいよ7月、
一晩かかって、
根日女通信と、
8月の1周年イベントのチラシを作ってみました。
今日はお昼までに、
市役所と図書館事務室や
チラシを置いてくれるところをを回らなければ。
となれば、雨に止んでほしいところです。
仕方ないので、
雨合羽を引きずりだしました。
誇りをかぶって、
破れているところも。
しかし、ないよりはマシです。
自転車のタイヤもエアーは十分。
昼からはまちライブラリーを開きます。
今日の訪問者はどなたかな?
雨の訪問者って、
カッコいいけれど、
現実は、
天気が悪いのは、最大の悪条件。
まあ気楽に待つことにします。(笑)
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