難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

放送バリアフリーシンポジウムその2

2005年11月01日 21時43分29秒 | PHSから

051029_1016~001.jpgシンポジウムでは、総務省、NHK、テレビ朝日、CS障害者放送統一機構、視覚障害者情報提供施設協議会、聴覚障害者情報提供施設協議会がパネリストとして参加した
行政と放送事業者、障害者情報支援事業者が発言したが、ここ数年総務省と放送事業者にまとまった形での要望は出されていなかったので、大きなインパクトになった
余りにも遅れた放送へのアクセスの保障をデジタル放送時代への転換のなかでどうするのか避けられない課題として突きつけられた
デジタル化に財政的な負担が重い放送事業者はインターネット情報配信事業者にも大きな影響を受けているので、新たな財政負担を避けようとするだろう
しかし、国連で障害の権利を保障する条約の審議がスピードアップしている。手話が言語として、認められればテレビも対応が迫られることは必定だ
これだけ情報バリアフリーが進む中、放送業界は障害者の権利に対する感度が問われているのは間違いない
ラビット 記



放送バリアフリーシンポジウム

2005年11月01日 08時07分09秒 | PHSから

051029_1351~001.jpg29日、学士会館で放送バリアフリーシンポジウムがあった

これまで聴覚障害者を対象にしたシンポジウムが1991年から開催されてきたが今年初めて視覚障害者と一緒に開催された
これは視覚障害者の9割を越える多くがテレビを視聴しているのに、視覚障害者に対するアクセシビリティの保障がないという問題がある
外国語は日本語スーパーになっても音声はそのままだったり、状況を音声で解説する解説放送は1%に満たない上、番組表を読む方法すら提供されていない
字幕放送は普及したとは言われるが地方ではほとんど字幕がないとか、生放送が多い我が国では生放送の字幕はニュースなど以外ほとんどないことは問題である
字幕では良く理解しにくいろう者に必要な手話放送は3%くらいしかなくしかもローカル局では減らされていると報告があった
続く

ラビット 記