難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

人工内耳の新しい両耳装用感覚 2013年7月

2013年07月14日 11時46分05秒 | 人工内耳
人工内耳の両耳装用感覚については、日々新しいことが起きており、自分でも良く分からないことがあります。
昨日まで3日間研修を受講し、講師の話をFMワイヤレスシステムで聞いていました。またとても熟練の手話通訳が来てもらっていました。
新しい感覚というのは視聴覚のインプットが頭の中で統合しているのです。
それまでは磁気ループで聞くか要約筆記を見るかどっちかでしたが、両耳装用で講師の話を聞きながら手話通訳を見て「理解」していたのです。
要約筆記はどんなに全文表示しても、話し手の口調や強弱、イントネーション(プロソディは伝わらず、言葉は平板になります。
手話はリアルタイムに「次々とトラブルが発生していた」とう講師の言葉を「(首を少し前に出し、)(眉間にしわを寄せ口をすぼめながら)事故があちこちで起きている」と表現したので、聞こえていた音声にあたかも色がついたように(プロソディを)感じました。

私が職場で日常的に手話で会話しており、聴覚障害者にも接する機会が多いので手話の読み取りが出来るようになりつつあることも関係しています。
昨夜の会議で一時間喋りっぱなしでしたが、職員は普通に聞こえていたようでした。つまり、舌が絡まったりして聞きにくい話し方が減ったということです。
あと氷の入ったグラスに発泡酒を入れた時のシュシューという音が聞こえるようになりました。

ラビット 記