難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

手話通訳と要約筆記者派遣は一般競争入札になじまない理由

2014年10月04日 20時52分24秒 | 権利
手話通訳、要約筆記者派遣事業、情報提供施設事業の一般競争入札が広がっている懸念があります。
これに対して、手話通訳、要約筆記者の業務は専門性が高く、価格によってのみ選定されると、聴覚障害者の権利、生命にも影響があることから、これを避けるべきという要求をしています。
平成18年、広島県手話通訳士協会が出した研究論文が参考になります。

手話通訳の専門性に関する一考察
~入札問題から見えてきたもの~
http://ww7.enjoy.ne.jp/~h-tuyaksi.03/kennkyuronnbunn1.html

4K映像のVOD 次はIP放送。

2014年10月04日 20時49分13秒 | 放送・通信
大容量のデータが必要な4K映像の配信にはインターネット網ではなく、別の回線が必要になります。それがフレッツひかりなどのフレッツ網です。他には衛星放送やケーブルテレビがあります。
4K映像をストリーミングで提供するのがVODビデオオンデマンド配信とIP放送があります。
今回商用サービスが始まるのがVODです。総務省はIP放送を2015年度から開始させたい意向です。

このIP放送が地デジでは不可能なクローズド手話放送や解説放送を可能にするものとして、注目を浴びています。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20141003_669787.html

人工内耳でコンサートホールのフルバンドを楽しむ.

2014年10月04日 20時38分36秒 | 機器について
コンサートに来ました。特別にアンプを用意して頂きました。audio-technicaの真空管式のアンプです。
コクレアのN5はミュージックのマップで、メドエルは通常のマップにしました。
会場は携帯電話利用抑止電波のためロジャーが使えず、片方の人工内耳にケーブルで直結して聞きもう片方は人工内耳のまま聞く方法を試しました。後半は両耳の人工内耳にヘッドホンをかぶせて聞く方法とを試しました。
入力はCD録音のように楽器ごとに集音するのではなく、ホール中央後方部にマイクで集音しています。それをアンプにヘッドホンで聞く方でしたが弦楽器の音色も管楽器、パーカッションも聞き分けられて良かったです。

難聴者は、聴能に限界があっても出来るだけその能力を伸ばしたいと思うのですが、それを支援してくれる人や機材の問題で諦めてしまっている人が多いと思います。
私でも、音楽を聴くのに適したマップの選定、無線機器が使えない場合の必要なケーブルの選定、人工内耳の設定などを知らなければアウトでした。