この画像は「ひとり言」の方で使った画像と同じ物で、本来はこちらで使うつもりでいたのだが、ウィキペディアが問題になっていたために予定外の使い方になってしまったが、右の大きな毬藻と左の大きな毬藻では少し違っている事に気が付くだろうか。
左側の毬藻は8センチほどあるのだが、10年くらい前に1,000円で買った物で、買ったときは5センチくらいだった物が育った物だが、右の毬藻は最近買った物で、9センチくらいあるのだが、買った値段はナント「490円」である。
この大きさで490円と言うのにはわけがあって、時折買い物に行く或るホームセンター内のペットショップが改装のために安売りをしていた物で、始めは買う気もなく馴染みの店員と話しているうちに買ってしまったもので、天然物に近いため糸状体が短いのだが、栄養分が有る水槽などに入れておくと左のように糸状体が長くなってしまう。
一般的には(ウィキペディアでも)、毬藻は「糸状体が集まった物」と言われる事が多いようだが、10年以上にわたり観察した結果から見ると、基本的には「1本の糸状体が枝分かれして球形に育ったもの」が本来の姿で、なかには「沢山の糸状体が集まって出来たものもある」と言うのが正しいのではないだろうか。
下の方に見える不揃いのものは、去年形の悪い毬藻をバラバラにした物で、これらもいずれは球形に育つのである。
中央上にある小さな毬藻も、3年以上前にたまたま抜け落ちた1本の糸状体から育ったもので、日光と栄養分があれば以外に早く育つのだが、他の藻類も育ってしまい、糸状体の感じも悪くなってしまうのでお勧めは出来ないが、かなり耐陰性もあり、室内の照明でも枯れる事はないので余り日に当てない方が良いと思うのだが・・・・。
追記
しばらくマリモに関して書いていないので、ここで改めて少し追記しておきます。
「マリモ」とは、基本的には「球形に育つ藻」のことを言うが、類(近)縁のものも含めて言う事もある。
なので、阿寒湖周辺では、類縁のものを手で丸めて「マリモ」と称して売っていることもあるらしい。
紐で丸く縛ってあることもあるらしいが、それらはいずれ形が崩れてしまい、マリモではなくなってしまう。
我が家には今でもあるが、たった1本の細い糸状体からでも、時間はかかるが、丸いマリモになります。
また、根が退化してしまったのであろう、石などに根着くこともありません。
一部で「冷たい水でないと」とも言われるが、そんなことはなく、35度くらいまでは十分に耐えます。
水の交換も余り必要はなく、汚れたら替える程度で、私は年に1回か2回程度です。
日が当たるところでは余計な藻が発生することが多いので、室内の照明程度でも問題なく?育ちます。
明るいところでは泡が付いて浮き上がるが、これは光合成による酸素の泡で、暗いところに置くと消えます。
2015.09.17.
近況報告でも。
今現在もお風呂場の片隅に放置したままで、もう1年以上水の交換はしていない。
蒸発して減った分を補充するだけだが、それでも問題なく生きています。
細かく千切れたごみのようなものをペットボトルに入れて放置してあるが、それもわずかながら大きくなっています。
直射日光は全く当たらず、多少明るい程度の場所だが、それでも枯れることはありません。
2018.02.02.
さらに追記です。
ある筋からの情報によると、マリモは天然記念物に指定はされているので採取は禁止されているが、実は「人工増殖」が可能で、その人工増殖品が出回っているそうです。
私も人工増殖ができることを知っているのでその気になればできるのだが・・・・。
設備に費用が掛かりすぎるのでしません。
で、これらのマリモ。
栽培条件が悪いので形は崩れてしまったが、今でもちゃんと生きています。
置き場所はあまり日の当たらないお風呂場の水槽で、水の交換は1年に1度か2度です。