酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

蕎麦に酒。

2014-11-18 | 麺好き
またもや生蕎麦を頂いた。

近頃、蕎麦を打っているお方(アマであるが上位の有段者)とご縁が頻繁で
有り難くも打ち立てのご相伴に預かれるという次第。

で、さっそく茹でたのがこれ。


深川市産の粉を使った二八蕎麦である。
喉越しに柔らかい甘味が伝わる、素朴な味わいがとても良い。
多くの方にご教授を賜り、自分の茹で方も少しはマシになってきたか
麺はツルシコで粋な感じになったようにも思う。

ここのところ、あれこれ試食をさせて頂いたおかげで
蕎麦は品種や挽き方で香味に違いがあることを、少しずつ体感しているところであるが
こうして食の世界が広がっていくのは楽しく幸せなことである。

1杯目(生麺で150g)は、あっという間。

2杯目は酒とともにゆっくりと。
ちなみに自分、蕎麦屋では「大もり」は食べない。たくさん食べたい時には「もり二杯」。
気心知れた店では一度に二つ出してくるなんて野暮なことはしないので安心。

酒は酒でも呑む酒じゃなくて、かける酒。

かけ酒だ。やけ酒じゃないよ。
かけ酒は日本料理のれっきとした手法である。
わざとに酒を残しておいて(別に新しいのを出してもいいけど)、
それを麺にさらりとかけてまぶす。
ふつうにツユにつけ食べるのだが、これがまた目からウロコ(ちょっと大袈裟か)の旨さ。
酒という調味料を得て蕎麦の旨味が増幅するんだな、きっと。

で、美味しいので結局、二杯目もあっという間。
締めの蕎麦湯は不思議だ。
たっぷりと味えば普段の食事の時よりも、満足度も増幅している。