酔い日は佳い日

日々の食卓、晩酌事情。by こたりん

秋の味覚に酔う。

2012-10-16 | 酒風景
昨夜は、友人デザイナーTが「川わき」で呑んでいるのいうので合流。

最近、川わきでの儀式は、まずマスターが仕入れた酒の試飲から。


毎度、いろいろとためになり有り難い。

そして、メニューにはないマスターの気まぐれ料理。


食べてみなと出されたのは落葉キノコ。今年は異常気象でぜんぜん採れないと、愛好者が嘆く垂涎の品だ。ものによってはキロ5千円なんて話も耳にする。

おや、これは三升漬けですかい。という仕立てだが、聞けば醤油、唐辛子、そしてピーマン。これがいい味を出してるの何のって。
いやはや、ありがたやありがたや。

鍋で何か温めてるなと思っていたら…


芋煮だ。拵え方は山形の有識者から直伝だという。これは牛肉、醤油味。
山形名物の芋煮は、地域によって材料や味が違い、時に論争になることもあるとか。所によっては豚が常識だろうとか(庄内方面だっけ?)、味付けはどうだこうだと、ケンカになっちゃシャレにならないが、郷土の味をめぐり喧々諤々とやれるというのは、とても羨ましい話だ。

それにしてもマスターの芋煮。この手の料理はよくほっとする味と言われるが、それを通り越し、かなりエンターテインメントな美味しさ。芋煮たぁこんなに旨いのかと感動したのだった。

川原でわいわいやる芋煮会、あれは美味しいんだろうねえ。

とまあ、収穫の秋というが、なんだか収穫たっぷりな昨晩の川わきなのだった。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿