この、ネックラベルの唐突なメッセージ。
そして
スペック非公開とか秘蔵とか、マイナスイメージでがんがん押してくる謎多き酒(笑)
これは増田屋という酒屋が地元酒蔵と・・・・
身元を説明するとスゴク長くなるのでここでは割愛させてもらうが、なかなかに良かった、この酒。
すでに一軒目でそれなりに呑んだあとというコンディションであったが(はっきり言って酔っている)、それをものともしないアピール力がある。
画像、カメラを向けてるその場から良い香りがほわほわと。
そして爽快感に満ちた生酒ならではのテイスト。逆に無濾過生ならではの複雑味に物足りなさを感じつつも、旨い。す~っとイケる。
はい、酔ってはいたが今日になってもちゃんと覚えてますよ。って位、印象が良かったってことか。
だけどね、原材料国産米(品種の表示なし)、とかスペック非公開ってどうなんだろうね。
表示にナーバスなこの時代にと、時々思う。
あるいは日本酒ビギナーさんの、芽生えた日本酒への興味をそいでしまいやしないだろうかとも。
スペック非公開とか秘蔵の品を激ウマと称するのは道理にズレがあるような気もする。
ワインならブドウ品種をきちんと表示してるでしょ、とか、アンチ日本酒の方にもいじられそう(笑)
まあ、自分にはスペックを想像しながら味わうという楽しみがあっていいんだけどね。そもそも何々が何パーセントだから旨いとか山田錦だから良いに決まってる、というものでもないし。
そうそう、これが置いてあったのは、ふらりーとの「たりき」さん。
画像の雰囲気で、またその店?と勘付いた方もいらっしゃると思うが、
いい意味で気まぐれな少量仕入れなので、いつ行っても違う酒があって楽しい。
お次。
「しゃらく」と読む。
しっとりと伝わるバランスの良い香味(ああ、この辺りで記憶がちょいと怪しいか)だったことは覚えてる(笑)。
柔らかなテイストゆえ、これもす~っと呑み切ってしまったのだった。
ちょいとラベルの話を(はっきり言ってウンチクです)。
「平成二十八酒造年度」って書いてあるけど、酒造年度って何だとい話。
興味ない?ないと困っちゃうんだけど、日本では「年度」というと元旦は4月1日だけど、日本酒業界では7月1日なんだな。行政側の都合なんかもあって。
なので今年の6月30日までは28年なの。つまり今は平成29年だけど今現在は酒造年度29年という酒はまだ存在しないのだ。でも製造年月日に平成29年と書いてあるよ?、という場合はそれは製品化~出荷された日付のことで、醸造したというのと違うんだな。
ちなみに日本酒のラベルに28BYとかBY28とか書いてあるのを見たことがあると思うけど、ない?ないと困っちゃうんだけど、BYはBreweryYear(またはBrewing Year )の略で、28年度に醸造(Brew)した酒ですよという意味でござる。
ここまで読んだお方。ご苦労さまです。
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