今年のチャティーコンサートでは、初めて本格派のピアノ曲、「ソナチネ」に取り組むことになりました。
「まだ、先週と同じく前半までです」と言って弾いてくれたキノパパさんのソナチネは、前回のレッスンの時と 大きく違った音色で響きました。
「急がないで、ゆっくり確実に音を弾いて練習していてください」とアドバイスしていたのですが、キノパパさんはそれをしっかり守り、着実に 堅実に ひとつひとつの音をかみしめるように弾き込んでありました。
去年まで弾いていたロマン派系の曲とはちがって、古典派の音楽はごまかしがききません。
ひとつひとつの音の質やタッチが、モロに現れてしまう、言ってみれば「労多くして功少なし」といった感じなのですが、だからこそ、しっかり弾かれた古典派のピアノ曲には ゆるぎない格調高さが醸し出されます。
ごまかしがきかないので、なかなか大人で、発表会に古典派のソナチネを弾こう!という人はいません。
キノパパは貴重な「大人の古典派チャレンジャー」なので、私としてはとっても楽しみなのです。
苦労は多いと思いますが、ぜひがんばって、古典派を弾きこなしてほしいです♪