HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

技(わざ)を研究する v(^ー^)v

2009年06月23日 | 音符・楽譜・テクニック
いつも二人でやってくるT&Tきょうだいの Tちゃん(小2)が、発熱でお休みでした。
こんな気候だからね (´`) お大事に・・・


Tくん(小4):
今日は一人の時間を、じっくりテクニックの練習に充てました。

「光と闇の踊り」。右手、左手それぞれに「ドレミファソ」、「ソラシドレ」という5つの音の16分音符の連なりが ひんぱんに出てきます。
音としては簡単ですが、これを上手に弾く、というのは大変難しいことです。
速く、正確に、音の粒をそろえてキラリ!と光る音を出すのは、相当のベテランでも難しい。

今日は、その部分を集中的に、繰り返し特訓しました。
●指を丸く、極力ムダのないムーブメントができるフォームを作る。
●横から見たところだけでなく、ピアノ正面に映っている手の形を前から見て、指先が内側に倒れないように起こしてやる。
●ゆっくり、スタッカートで 一音一音のジャストミートを確認しながら打鍵していく。
●特に弱い4の指、そして動きにくい3-4の運指を取り出して、その2音のみさらに練習する。
●「ドレミファソ!」のリズムを変え、「ドーレミーファソー」とか「ドレドレミファミファソ」とかのフレーズで練習する。

などなど、いろいろなバリエーションで 音の粒が揃うように訓練していき、次第にテンポを速め、最後は譜面通り レガート&イーブン16分音符のフレーズに戻します。

こうして練習した後 Tくんの音は、少しですが確実にレベルが上がりました。
このように、普段も自分でトレーニングを積むと 少しずつでも必ずテクが上がりますので、引き続き技をみがくことを続けましょう。

「勇気をもって走れ!」も同様に、ピンポイント訓練をやったので、大分かっこよく弾けるようになってきました。

きょうはTくんと先生の二人で、「K小チーム」のアンサンブル曲「マナマナ」を弾いてみました。
Tくんのパートは エレクトーンです。
先生とのセッションってことで、音もリズムもバリバリ。Tくんもノリまくり♪

Tくんが使う音色は「ジャズ・バップ」という、ジャズのスキャットみたいな音なんですが、Tくん 弾いてるうちに、タッチの仕方によって音にニュアンスをつけるワザをゲットしちゃったっぽいんです。

強く叩いたり そっと弾いたり、長く伸ばしたりするたびに、エレクトーンの「スキャット」は 「♪デュ、デュー!」とか「♪バッ!」とか「♪デュワァ~ッ!」
とか変化するのです。 そんなこと、先生も知らんかったぞ。

「うわあ、おもしろいね!けっさく~\(^○^)/」
「へへ・・・♪♪♪」
Tくんはさらに あれこれタッチを研究し、長く、短く、鋭く、やさしく・・・とテクを使い分けて、ごきげんなスキャット奏法を編み出したのでした。
二人の「マナマナ」は ますますごきげんなノリノリ感で いつまでも続きました。

というわけで、本日は、さまざまなワザを磨いたTくんの 凝縮した1レッスンでした。