HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

6月最終週-M3ちゃん

2009年06月30日 | レッスン日記(小中高生)
M3ちゃん(小5):
「エリーゼのために」最初から通して弾いてみます。
最初の「A」の部分を弾き終わると、そのまま前にやってたように、最後の「C」の部分に続けていこうとしています。
「えっ? そこ行っちゃうの?「B」もやるんでしょ?」
先生につっこまれて、
「う~ん・・・ここ難しいんだもん・・・右手でいい?」
いいよ、と許可が出て、M3ちゃんは右手だけで「B」の部分を弾きました。
シブシブながらも、なかなかきちんと弾けているのです。

やっと「B」を抜けて、「A」→「C」→フィニッシュと、後半は目を見張るような迫力の演奏で、驚きました。
「すごいね。もう暗譜しちゃってる?」
「最後のラドミラドミ・・・のとこはね。ほかは、ときどき見たりしてるけど」
Mちゃん、すごい演奏だよ。
もうこうなったら、Bも含めて 全曲弾くしかないよね?!


ってことで、M3ちゃんの宿題も「来週、全部両手で仕上げてくる」になりました。

M3ちゃん、6月いっぱいで、曲 さいごまでクリア!(^^)v

6月最終週-Mちゃん

2009年06月30日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小5):
「ソナチネ、半分まで暗譜したよ!」来るなり、大きな声で言うMちゃん。
「え~っ、本当?どれどれ」
弾いてもらうと、弾き始めからぐんぐんと曲に入り込んでいるような、生き生きとした演奏です。
複雑な和音の連続も、とまどうことなく確実に弾いています。
きっと毎日、コツコツ練習してきたのに違いありません。

「ほんとだ!すごいねえ」
「わーい!」
上手に弾けた!という嬉しさで、Mちゃんは弾けそうな笑顔です。
さらに、後半の曲も、指こそまだ練習に取り組んでいないものの、旋律はもう、心の中にしっかり入っているらしく、Mちゃんは「ランララーラン、ランララーラン・・・」と 表情たっぷりに歌っているのです。
「ちょっと、それ、弾けば弾けるんじゃないの?ほら、最後の所みてよ。」
「ああ、このメロディーだねえ。えーと、和音は・・・」
Mちゃんは、転調されている後半の音を読み、和音をつかみ、メロディーを弾いてみました。
「ほら、できるよ!それを両手、一緒に弾けばいいのよ」
「うわあ、できるかな」
言いながらも、Mちゃんは新しい部分を ちゃんと弾くことができました。
「じゃ、その前のところもやってごらん。できるから」
「え~っ」
こうして、Mちゃんは、ソナチネの後半ほとんどを この時間で一気に弾いてみることができました。

Mちゃんみたいに 音感のいい子は、たとえ転調されていても、前に出てきたメロディーをすぐ感じとり、「同じだから簡単」と解釈して、すぐに違うキーで弾くことができるのです。
そういう感覚の弱い人だと、その都度 新しい調性での譜読みからやらなければならず、ソナチネのように転調の多い曲は ものすごく複雑なものと感じてしまうのですが。

さて、持ち前の音感のよさで 後半のほとんどをつかんでしまったMちゃん。
先生は「これで、残すはあと ほんのちょっとだけだね。 よしっ、今日の宿題は『来週、全部両手で仕上げてくる』だよ!」と、Mちゃんのテキストに付せんを貼って書き込みました。
1週間で、一気に残り半分仕上げておいで、ということだから、かなりハードです。「え~っ、そんなに~?」って言うかな、と思いきや、Mちゃんは
「やった~、がんばる!\(^O^)/」と歓声をあげたではありませんか。
すばらしいです。

Mちゃん、6月いっぱいで 曲最後までクリア! (^^)v

6月最終週-Tくん

2009年06月30日 | レッスン日記(小中高生)
Tくん(小4):
おかあさんとの連弾「星のカービィ・グルメレース」。
テンポが速くて、けっこう難しいメロディーですが、毎回レッスンにくるたびに 先週よりは上達していて、今日も ところどころつまづいたりはあるものの、ほぼ完成に近づいて来ていました。
弾けるようになったら、一度、おかあさんと一緒に 合わせのレッスンをしたいと思っていますが、この分なら 近々それが実現できるのではないでしょうか?

ソロの曲「光と闇の踊り」「勇気をもって走れ」は、もう暗譜もでき、大分慣れてきた感じです。
慣れてくる、ということは、指が速く動いたり迷わず弾けたり、と いいことがいっぱいなのですが、その一方で 指が惰性で走るクセがついてしまい、変にすべった音で弾くようになってくる、という恐れも含んでいるものです。
Tくんも、あまりに慣れてしまったフレーズが速く走りすぎて、音がみんな団子になってきていました。
この辺で、すこし初心を思い出し、1音1音、ていねいにさらい直すと、本当の意味でしっかり弾けるようになるので、みなさんも試してみてね。

6月最終週-Tちゃん

2009年06月30日 | レッスン日記(小中高生)
Tちゃん(小2):
先週、新しく増えた「小さな橋」では大いにほめられたTちゃん、今日も順調な出来映えを見せてくれました。
もう、音はしっかり入っているので、今日はもう一段階踏み込んだレッスンになりました。
「高い音へ向かって上っていく時は だんだんクレッシェンドにして。そして上からおりてくるときは、だんだんディミニュエンドにしてみて」
「後半の 装飾音がついているところで遅くならないように。今までと同じ早さで弾きながら、軽く装飾音を入れていくのよ」
など、けっこう高度な表現を要求され、臆することなく全力で取り組んで 曲がだんだん上等な感じになってきました。

けど、前からやってる「アラベスク」が おろそかになってるようです。
先週注意したところも、ずっと前からいつも直されてるところも、相変わらずおんなじまんまだ。
「ダメじゃん!」
ガーンと喝です。
さあ、その後は容赦なく、ビシビシとムチが入り始めた。
Tちゃんにとっては初めての体験といえる、震え上がるほどのきびしいレッスンだ。
ま、時間にしたら10分くらいなんですが、ビシバシ徹底的にしごかれて縮み上がったTちゃんですが、今までチンタラやってたアラベスクが 見る間にバリッと仕上がりました。
ほーら、真剣にやったらたちまちできるじゃないか。

もう、今日は6月の最終レッスン。発表会への気合いを入れ直すべく、ちょっとおどしをかけられたTちゃんでした。