HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Kちゃん ひつじひきます

2016年02月18日 | レッスン日記(小中高生)
Kちゃん(4歳):
先週は建国記念日でピアノはお休みだったので、久しぶりです。
会うたびに成長してると感じるKちゃんですが、今日もまた、前回よりいっそうしっかりとした印象です。
玄関を入るとすぐに
「ほら、これ!」と何かの紙をくれました。

見るとKちゃんが描いた絵と、ひらがなで「ひつじひきます」と書いてある。
「ひつじひけるよ。ほらっ」
Kちゃんは、カバンを置く間も惜しむようにピアノにタタッと駆け寄り、立ったままで弾き始めました。

♪ ミーレドレミミミー
  ミソソー 
  ミーレドレミミミー
  レレミーレドー

そうか、「メリーさんのひつじ」が、すごく上手に弾けるようになったんだね!
指が、今までよりずっと早くしっかり動いて、しかもソの音まで全部使ってる。
スラスラ弾けるようになったのが嬉しくて、早く見せようと 急いで来てくれたんだね。
先生はKちゃんのピアノに合わせて歌いました。

メリーさんのひつじ ひつじ
ひつじ・・・ アレ?

「Kちゃん、ここに『レレレー』って入れれば?」
先生が言うと、Kちゃんは
「あっ、そうか」と すぐにそれを試してみました。
どうやら、Kちゃん自身でも何となくなんかたりないなあ・・・というような気がしていたらしい。

♪ ミーレドレミミミー
  レレレー
  ミソソー 
  ミーレドレミミミー
  レレミーレドー

完全な形になった「メリーさんのひつじ」を、Kちゃんは何度も何度も弾きました。
先生も、Kちゃんと同じように嬉しくて、伴奏を合わせました。
二人で弾いた「メリーさんのひつじ」は、弾むようなリズムで、ほんとに素敵でした。

「これ、先生の顔だよ」Kちゃんが絵を指さして言いました。
ピアノを弾いてる先生の顔を描いてくれたんだね。
まつ毛がパッチリして、頬もくちびるもきれいなピンク色。
とっても可愛く描いてくれてありがとうね。
小さな子が 似顔絵を描いてくれるというのは親愛のメッセージなので、とても嬉しいです。
また、「ひつじひきます」の文字の下には、ピンクとブルーのハート。
ハートはKちゃんの一番好きな図柄。
とびっきりの、最高のメッセージを描いてくれたんだ・・・
Kちゃん、最高のプレゼント、どうもありがとう。

Mちゃんファランドール完成♪

2016年02月18日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小5):
最近、塾がかなり充実してきたようで だいぶ忙しそうです。
いつもは歩いてピアノに来ているのですが、今日は「間に合わない!」と言って自転車で走ってきました。

「ファランドール」一応最後まで通して弾けるようになっています。
後は、全体通してのスムーズな流れがほしいところ。
特に、後半からフィニッシュになだれ込む勢いと盛り上がりが、ぜひともほしいです。
「ファランドール」は 前半の堂々とした「王の行進」の部分から 中間で一転、急速なテンポの「馬のダンス」でどんどん盛り上がりながら、最後の「ジャン!ジャン!」というフィニッシュまで 息もつかせぬ大迫力になります。
この、フィニッシュへとなだれ込む最後の4小節がスピーディーに決まらないと、ファランドールの魅力はなくなってしまいます。

そこで、今日はフィニッシュをビシッと決める練習しました。
「息もつかせぬ4小節」を完璧に弾くには、技術も精神力も追いつかないけど、そのきっかけの2拍だけ・・・和音の変わり目を作る2拍の音だけに全神経を集中して、繰り返し練習します。
「できたね。じゃ、次の2拍を練習しよう」
1拍ごとに和音が変化しながらフィニッシュへと上り詰める、難しく緊迫した部分だけど、また2拍だけに集中します。
「よし、できるようになった。・・・それじゃ、さっきのジャン!ジャン!と、今のところと、続けて弾いてみようか」

・・・こうして「2拍だけ」「次の2拍だけ」と 少しずつ覚え、最後のキメ和音まで続けてみたら・・・
「できたね!フィニッシュがテンポよく弾けるようになった!」
「うん!」
「やったー \(^O^)/・・・じゃ、最初から全部続けて弾いてみよう」
「えっ・・・」
と言いながらも、Mちゃんは最初から最後のキメ和音まで、がんばって弾きました。
「最後の方は 音もフォルテだよ!どんどん盛り上げて、最後は一気にジャン!ジャン!ジャン!ジャン! 弾けたー」

こうして「ファランドール」は めでたく合格となりました。
Mちゃん、ファランドールで苦労したので、次の曲は楽なのがいい・・・とのことなので、ページをパラパラとめくって「パッフェルベルのカノン」に決めました。
「これなら楽ちんだよ。左手みて。『レーラーシーファーソーレーソーラー、レーラーシーファーソーレーソーラー、レーラーシーファーソーレーソーラー・・・』」
「ずっと同じってこと?」
「そ。最初から最後まで、レーラーシーファーソーレーソーラー」
「オッケー、いいね!」
こうして次回の曲が決まりましたとさ。

Hちゃん・リパブリック賛歌できあがり

2016年02月18日 | レッスン日記(小中高生)
Hちゃん(小2):
先週は祝日でお休みだったので、Hちゃんも久しぶり。
前回「まーるい緑の山の手線、真ん中通るは中央線♪」で大いに盛り上がった「リパブリック賛歌」も中途半ぱなままになっていました。
なんか、勢いがそがれて気が抜けちゃってるかな?
いえいえ、そんなことはありませんよ。
「あたし、また寝ちゃったんだ~」と言いながらも、Hちゃんは前につっかえていたところや間違えそうなところに気をつけて、いっしょうけんめい弾いています。
広い音域もがんばってカバーし、指番号も正しく使って、ずいぶん丁寧に弾いている印象です。

「よしっ、じゃ一緒に弾こう。伴奏つけるよ」
先生はこう言いながら、もう前奏を弾き始めています。
「えっ、待って待って!」とうろたえながらも、Hちゃんは必死でリズムに合わせて弾き始めました。
たちまち勇壮なマーチのリズムにとけ込んだHちゃん。
指は「間違えないように!」とかなり必死ながらも、気分はすっかり気持ちよくはずんでいるのがわかります。

「じゃ、最後にHちゃん一人で弾いて。これで上手にできたら合格」
と言われて、一人で弾いたHちゃんの演奏は・・・
今 先生と弾いた、はずむようなリズム感はそのままに、なぜかさっきまでつまずいていた数カ所の音も、すべて正確に弾けている!
すごいよ。
Hちゃんって こんなに上手だったんだっけ? と思うほど、なんかベテランぽくなってました。

リパブリック賛歌が合格になり、次の曲は「エーデルワイス」に決めました。
それが出来上がったら、最後に1曲残った「うれしいひなまつり」をやって、そうしたらこのテキストは修了になります。
がんばろう!

Aちゃん久しぶりだね!

2016年02月18日 | レッスン日記(小中高生)
Aちゃん(小2):
♪ピンポ~ン とチャイムを鳴らし、ドアを開けて玄関に入ったとたん「あれ~?」と大きな声を出しています。
何か見つけたのかな? でも別に珍しい物も飾ったりしてないし・・・ と思うんですが、Aちゃんは靴も脱がず、玄関に立ったまま 何度も「あれ~?」「あれ~?」と言いながらキョロキョロしています。
「どうしたの。何かあった?」と聞くと、
「なんかさ、すっごく、久しぶりの感じがする。なんでだろ?」Aちゃんはそう言いながら、ようやくレッスン室に入ってきました。
「ほんとだ。すっごく久しぶりだね!」
Aちゃんの「あれ~?」は、このことだったのか。
先週は「建国記念日」で、レッスンがお休みだったのです。
前のレッスンから2週間会ってないから、ほんとに久しぶりの感じがする。

Aちゃんは、久しぶりにピアノに来たのがすごく嬉しそうで、楽譜の準備をする間も、うきうきと体じゅうがはずんでいます。
「バーナム」でペダルを使うために、教室の厚底サンダルを履いて、その足でつま先立ったり 両手を広げて踊るような格好をしたり・・・
先生も、久しぶりにAちゃんに会えてとってもうれしいよ。
やっぱり、お休みでみんなと会えないと火が消えたようです。
インフルエンザの流行も、少しずつ収まってきたようだし、これからまた、元気な顔で毎週レッスンできるのは楽しい。

今日はバーナムで、「走ろう」という早いテンポの練習をしたので、手の形を丸くして、指先を使って弾く方法を伝えました。
Aちゃんは手がけっこうしっかりしているので、ピアニスティックなフォームを教えても関節が負けてしまわずきれいな形を保って弾くことができました。
「どう?早く弾くとき、こうやって弾くと弾きやすいでしょ?」
「うん」
曲にもよるんだけど、この形で弾くやり方を、頭の中に覚えておいてね、と言っておきました。
Aちゃんは指もカッチリしてるし、クラシックの曲をたくさん聴いているようなので、もう少し年齢が上がったら古典派とかのピアニスティックな曲を与えても、ちゃんと受け止めて弾きこなしてくれるだろうと予想しています。
そのために、少しずつテクニックやフォームを身につけていきましょう。