HIBARIピアノ教室レッスン日記♪

ピアノのレッスン日記、その他ヒバリ先生が見聞きした音楽関係・芸術関係etcの日記。

Kちゃん成長したね

2016年02月25日 | レッスン日記(小中高生)
Cちゃん(4歳):
今日は 初めて、おばあちゃまが付き添ってくれました。
いつもはお迎えの時間まで、一人でレッスンしているCちゃんですが、今日、おばあちゃまはずっと帰らず、ソファーで見ていてくれました。

Cちゃんが来た時は、まだ その前のMちゃんのレッスン時間が終わっていなかったので、Cちゃんはさっさと一人でカバンから出席カードを出してシールを貼り、さらに練習帳も出して、一人で イチゴ(ド)と レモン(レ)の色ぬりをやって待っていました。
先週 とっても上手に弾けるようになった「メリーさんのひつじ」を、先生との連弾で何度も何度も弾いたり(ピアノの うーんと低い音の出る場所から、だんだんと高い音へと、何種類ものポジションで)、音符カードを使ってリズム打ちをやったり、音あてゲームをやったり、テキストの楽譜を見ながら曲を弾いたりと、いつもにも増して大張り切りのCちゃんでした。
ばあばに見ててもらって、嬉しかったね。

帰りに、今度の日曜日に開く「猫のコンサート」のプログラムを、ばあばにお渡ししました。
Cちゃんは ご家族みんなで見にきてくれる予定です。
「このコンサートって、先生一人でピアノひくの?」Cちゃんが聞きました。
そうだよ、と答えると、Cちゃんは何と言ったでしょう。
「え~ Cちゃんだってひきたいよ~」

去年の夏、ピアノに入会したばかり、3歳だったCちゃんが 初めての発表会に参加したとき・・・
右も左も分からないであろう小さなCちゃんが、パパ・ママと一緒に客席に座っているのを見ながら、私は、Cちゃんが果たしてステージまで出てきてくれるだろうか、ピアノに座って弾いてくれるんだろうか、と考えていました。
オープニングの合奏・・・「Cちゃんもおいで」と呼んでみたけど、果たしてCちゃんはイヤイヤをして 出てきませんでした。
続くソロのステージ。
1番めがCちゃんです。
ステージから手招きをして呼んだら、Cちゃんはトコトコ出てきてピアノに向かって座り、ちゃんと弾きました。
あとで感想を聞いたら「はずかしかった」と言いました。

そんなだったCちゃんが、半年たった今では 先生のコンサートに「Cちゃんだってひきたいよ」というまでになってるのです。
もうすっかり「ヒバリ教室のピアノの生徒」になってる・・・
改めて成長を感じました。

ヒバリマジック

2016年02月25日 | レッスン日記(小中高生)
Mちゃん(小5):
新しく課題と決めた「カノン」(パッヘルベルのカノン)。 家で練習しようとしたけど、全然わからない~・・・と、取り付く島もなかった、といった様子で、今日のレッスンに来ました。
「そーお? なんで?左手なんて、ずーっとおんなじこと弾けばいいんだよ? ちょっとやってみてごらんよ」そう言って、Mちゃんが音符をひとつひとつ確認しながらゆっくり弾くのに合わせて、「レーラーシーファー、ソーレーソーラー」と歌って応援します。
何回か目の繰り返しを弾いた頃、
「もう慣れてきた?じゃ、その左手を弾いてね」と、先生が右手のバリエーションを弾いて Mちゃんの左手と合わせました。
「じゃあ、今度はMちゃんが右手を弾いてね」と交代します。
右手は、最初は二分音符の連続でゆっくりした音型だけど、バリエーションを重ねるごとに四分音符→八分音符→16分音とどんどん細かく複雑になっていく。ややこしい~
Mちゃんは真剣に音符を見ながら、先生の左手パートに遅れないように頑張って弾いてる。
そして弾けてる。
「できたね。。。じゃあ、一人で弾いてごらんよ。左手は、さっきやった同じパターンを、ずっと繰り返してればいいんだから!とにかく右手だけに、一生懸命集中して弾けばいいんだからね」
そうして弾いた、両手。
ほうら、なんとか弾けるじゃない。
こうしてMちゃんは、1回目…左手、2回目…右手、そして3回目には両手と、自分でもびっくりするほどすんなりと、新曲「カノン」が弾けてしまったのでした。
「できたじゃない!もう、来週 マルになっちゃうんじゃないの~?!」とオーバーなくらい褒められて、Mちゃんは 大ニコニコで帰って行きました。

翌日、お母さんからのメールで、Mちゃんがこのことを「ヒバリ(仮名)マジック」と呼んでいることをうかがいました。
「レッスンに行ってヒバリマジックにかかると、不思議と弾けちゃうんだよね…」と。今日も
「ママ、またヒバリマジックにかかったよ!もう、ヒバリマジック、すごいの!」と言ってたそうで。
Mちゃん、そんな風に思ってくれてありがとう。光栄のいたりです。
でもね、マジシャン(?)の先生がやってることなんて、ほんのちょっぴりのマジックなのよ。
本当は、Mちゃんはもうできるのに、そのやり方に気がついていないだけ。
先生はそれに気づかせてあげて、そうして「できるからやってごらん」と背中を押してあげるくらいです。
Mちゃんに「カノン」を弾けるだけの実力がなかったら、いくらヒバリマジックを使っても 弾けるようにはならないよ。
もしかしたら先生のマジックは、「実力を発揮できる魔法」なのかもね?!

Hちゃん・読譜力ついたね

2016年02月25日 | レッスン日記(小中高生)
Hちゃん(小2):
先週「ともだち賛歌」が終わって、今日から「エーデルワイス」です。
小中学校の歌集に載っていたり、学校音楽会で合奏として演奏されたりと、大変ポピュラーな歌、だとおもっていたんですが、Hちゃんは「知らない」そうです。あらら。
こういった歌というのは、子どもたちが「知っている歌が弾ける喜び」を満足させることができる、そのことに大きなメリットがあるわけで、「聞いたことのない(知らない)曲」となると、子どもにとっては練習曲とあまり変わらないことになってしまいます。
初めてお目にかかる曲「エーデルワイス」を、それでもHちゃんは、最初から両手で確実に弾いていきました。
音の高さ、メロディー、伴奏の楽譜。
そしてリズムの音値、指使い。
そのどれもが確実に弾かれています。
これはもう、「知ってる歌」のヤマカンに頼らずに新曲を読み取れるだけの読譜力が見についているということになります。
幼稚園の頃からピアノに来ていて、その流れで ずーっと小さいと思っていたHちゃんが、いつの間にか こんな大人なピアノが弾けるようになっていたんだ・・・
「エーデルワイス」はソッコー合格となり、次は「3月に弾こう」といって残しておいた「うれしいひなまつり」1曲で、このテキストは終わりです。

もしかしたら来週、新しい本がもらえるかもしれないね?!

Aちゃん・こぐまの2月弾けた!

2016年02月25日 | レッスン日記(小中高生)
Aちゃん(小2):
テキストに出ている「こぐまの2月」という歌。
ちょうど学校でもこの歌を習っているところだそうで、Aちゃんお気に入りです。
ところが、ピアノで弾くと、ところどころに落とし穴があって、ささっと弾ける、というわけにはいきません。
先月から「『こぐまの2月』がすき!早く弾きたいな」と言っていた割には手こずっていて、なかなかうまく弾けません。
楽譜全体を見て「伴奏パターンはこれこれだな」「段落部分だけ伴奏が少し変わってる」などと分析できれば、弾くのはたやすいのですが、まだ2年生のAちゃんには それができません。
だから、仕掛けに引っかかってつまずくと「難しい・・・」と敬遠してしまうのです。
1~2週間 様子を見てみましたが、Aちゃんが自分で分析に気がつくところまで行き着いてないようなので、今日は先生がリードして 一気に完成へ進めることにしました。
ほんとは自分で気がつくのが一番いいんだけど、徒らに時間がかかってしまうと効果がなくなるのでね。
曲や伴奏をパターンに分けて整理し、指番号の規則性についても確認して意識させて、それから弾いてもらうと、もともと確実な打鍵ができるAちゃんなので またたく間にコツをつかんで弾くことができました。

とくに年齢の低い子どもが「難しい」と言っている時は、その真意がどこにあるのかを突き止めれば アッサリ弾けてしまったりするものです。
ずーっと同じパターンで続いている伴奏に、1箇所だけ違う音が入っているだけで、子どもは「難しい」ととらえてしまいます。
間違った音を出したことは自分にもすぐわかりますから「難しい。わかんない」と思ってしまうのです。
そこで、「ずーっと ド、ソ、ド、ソ、って並んでるけど、ここだけはド、レ、ミ、ってなってるよね」などと その部分を意識させてあげると、あっ、そうか!という具合に気がついて、ちゃんと区別して弾けるようになります。

そういった「分析」を自分でやれるようになるまでには、まだまだ年数がかかります。
それまでは、「ブレーン(頭脳)」の部分は 先生がリードして、小さい生徒本人たちには、元気な身体と、そして素直な心をめいっぱい活躍させてもらいたいと思っています。

「モーツァルトの子守唄」完成!

2016年02月25日 | レッスン日記(小中高生)
Y子さん(大人):
この2ヶ月間、時間をかけて 少しずつバージョンアップしながら作り上げてきた「モーツァルトの子守唄」、今日はとうとう仕上げです。

これまでの流れをまとめてみると、次のようになります。
⒈ メロディーにコードネームを付けた楽譜を渡す。(コーダ部分の手前まで)
⒉ メロディーとコードで弾けたので、左手のコードを分散和音で弾くように指示。
⒊ コーダ部分の楽譜を渡す。
⒋ コーダのリピート部分のみ1オクターブ上げて弾くように指示。
⒌ メロディーの区切り部分(3箇所)に 右手でフィルインフレーズを入れて弾くように指示。
⒍ ペダルを使ってみるように指示。

これらのことを 毎回徐々に付け加えていきました。
「モーツァルトの子守唄」最終回の今日は、これまでのことを全部取り入れた「ファイナル・バージョン」、そして 気持ちに余裕を持ってゆったりと表現。
最後は徐々にテンポを落として、ゆるやかに余韻を残して終わります。

お疲れ様~!
長い間 よくがんばりましたね。
次回は ちょっと「気分転換」ってことで、簡単に「ユー・アー・マイ・サンシャイン」と メロディー遊び「夢見るシャンソン人形」を楽しみましょう。