ドクター(メンズ):
ドビュッシーの「月の光」を練習中です。
コツコツと練習を重ねて数ヶ月、もう曲の最後まで、なんとか弾けるようになりました!
淡い色彩が溶け合った水彩画のようなドビュッシーのサウンドを美しく表現するためには、ペダルがとても重要です。
ピアノの一番右の「ダンパーペダル」は 踏むことによってピアノの音色(ねいろ)にいくつかの効果を与えることができますが、その一つに「音をつなぐ」役割があります。
例えば下の譜例:
左手はバスの付点二分音符音を弾いたあと、すぐさまジャンプして内声の連続和音を弾きに行かなければなりません。なので「付点二分音符」ぶんたっぷり音を伸ばしておくためには、ペダルを踏んだままにしておかなければならないんですが、ドクターは長年の経験上、メロディーや伴奏がにごらないように、弾きながら無意識のうちに小刻みにペダルを踏み換え、クリアなサウンドを作っていくことが身についていて…
どうしても、右手メロディーの起伏に合わせて 素早くペダルを踏み換えてしまう。それも無意識に。
「ペダル踏み換えないで。ガマンして踏んでてね… おおっと、離さない!」と声をかけるんだけど、どぉーしても長年の習慣で 反射的にペダルを踏み換えてしまう。結果バスの音が伸びず プツッと切れてしまう…
のが前回のレッスンでした。
そして今日。
ドクターが弾いた「月の光」は…
バスの音、聞こえるかな…
わーい、聞こえる聞こえる!
「すごく良くなってる!ペダル…、離さないように、すごくガマンした?」
「ガマンした。😅」とドクター。
その甲斐あって、ちゃんとバスの流れが聞こえて奥行きのあるサウンドができてきました。
そしてちょうど明日は「中秋の名月」の日です。
ドクター、月見酒でも一杯やりながら、「月の光」弾いてくださいな
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