Sちゃん(年少):
「こんにちはー!」と元気にレッスン室に入ったら、いつも最初に始まるのは「リズム打ち」です。
「今日、カスタじゃないのでやりたい」
レッスン室にはたくさんの打楽器や小物楽器があります。
「そう?じゃ、これはどう?」
先生がSちゃんに見せたのは、小さいシンバルです。
直径20センチちょっと、ちょうど小さいピザぐらいの大きさですが、「子ども用」ってわけじゃなく、ちゃんと楽団やなんかで使う本物のシンバルです。
「これをこっちの手に持ってね」Sちゃんにシンバルの1枚を持たせ、もう一つの手にはありあわせのスティックを渡します。
「この棒で叩くのよ」
そして、先生はカスタネットを持ち、いつものようにエレクトーンのドラムビートをかけながらリズム打ちを始めました。
シンバルで、すごくうるさくなるかなあ、と思ったのですが、Sちゃんはとっても軽やかに、上手にスティックでシンバルを叩いていて、ちっともうるさい音なんかになりませんでした。
リズムも正確に打てて、今日のリズムうちは、シンバルでラテン風になりました!
ピアノを弾く前に「よいこのワークブック」を開き、Sちゃんがお家で塗ってきた「ドレミ」の音符を確認していたら、Sちゃんが「『いちろうさんのまきばで〜』の歌、弾きたいよー」と催促したので、急いでノートを見てから動物カードを鍵盤に並べて、賑やかに「ゆかいなまきば」を弾きました。
Sちゃん、今日はいよいよ「楽譜の本」をもらいました。
「ゴーゴーピアノ1」です。
最初の「どのおけいこ」のところを説明して、楽譜を見ながらドの音を弾いたり、リズム譜を見てリズム打ちをやることもでき、大きな花マルをつけてもらいました。
巻末に付いている、ドからミまでの「おんぷかーど」も切り取って、「『ド』はどーれだ?」「これー!」「あたりー。じゃミはどーれだ?」「これー!」「ブッブー。ミは線を踏んでるんだよ」と、「音符当てゲーム」もしました。
Sちゃん、ド、レ、ミ、の3つの音符を、かなりわかってきてる感じです。
これからたくさん音符を覚えて、いろんな曲を弾けるようになろうね。
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