「炭焼き職人くん」(大人)は、去年の夏頃からヒバリ教室の生徒になりました。
その数ヶ月前、春に入門したジェリーくん(小1)のパパです。(ハンドルネーム『炭焼き職人くん』は奥様のアイデアだそうです)
「ピアノは初めてですが、息子と一緒に『トトロ』を弾きたいです」ということで、練習に練習を重ね、クリスマス発表会では見事に「となりのトトロ」をジェリーくんと連弾して、満場の拍手と感涙を誘いました。
「トトロ」の後も引き続きレッスンに励み、今では堂々のピアノレスナーです。
よく練習する優等生なので、レッスンで先生から褒められることも多いんですが、すると「大人になると褒められることってないので」ととても喜んでくれるんですよね。
確かに、学校を終えて社会人になったら、仕事でも何でも、出来て当たり前の世界。ミスや手落ちで叱られることはあっても、褒められることってあんまりないですよね。
また、肩書きや役割り以外の、自分の名前で呼ばれたり、とりわけ「下の名前」で呼ばれたりってほとんどなくなってくる。
そんな中、個人の努力が形になっていくピアノレッスンは、とても良い「自分の場」になり得るのではないかと思うのです。
がんばった結果はちゃんと現れてくるし、その努力を認めてももらえます。
ピアノは子どもにもいいに決まってるけど、大人、特に「一歩外に出れば七人の敵に囲まれている」お父さんたちにこそ やってもらったらいいなあ、と私は思っています。
男性の方、特に社会的に地位の高いお父さんたちの中には、プライドも高くて「人に教えを乞うなんてやなこった」なあんて言ってる人もいるけど、それって損だと思うんですよね。
炭焼き職人くんみたいに、少年のように素直に真摯に努力してるお父さん、素敵だと思います!頑張りましょう。