K子さん(大人):
ジャズ曲集から「A列車で行こう」を、一生懸命練習しています。
もう、曲は大体暗譜できるまでに仕上がっているのですが、どうしてもネックになるのがリズム!
ゆっくり弾いたり、少しずつ区切って弾いたりすればちゃんとできるのに、そしてちゃんとわかっているのに、通して弾くと、苦手なところやつっかえそうになったところで テンポをゆっくりに落としてしまったり、間をあけてしまったりします。
「ジャズは、絶対、ぜーったい、テンポが狂っちゃダメ!」
ヒバリがいつもうるさく言っています。
「今は一人で弾いてるけど、この、左手のベースは、ほんとはベーシストが弾くパートなんだから。そしてブン、チャ、のチャ、の部分は、ギターとか、リズムパートの人が弾くパート。実はみんなで演奏してる、っていうものなんだから、自分だけでテンポを変えちゃダメなの」
「あ~、こんなに練習したのに、まだできないなんて~」と嘆くK子さんですが、音質やタッチは、本当によくなってるのです。
ピアノも良く「鳴って」いる!
「すばらしいんだから。だから、自分に甘えちゃダメ。自分一人でも、いったん弾き始めたら、まちがえようと片手になろうと、とにかくテンポを崩さずどんどん続けていかないと」
「わかった。止まらないようにがんばる。それに、ジャズは『酒とバラの日々』とか『時ののたつまま』とか、やりたい曲がいっぱいあるの。がんばるわ 」
K子さん、並行してやっている「バッハインヴェンション13番」も、見事に弾けて合格になりました。
「駅前・・・行っちゃおうかしら?」とK子さん。
駅前にある「街ピアノ」のことです。
「行っちゃえば?」
「うーん、でもやめとく・・」
と帰っていったK子さんですが、少ししてLINEが来ました。
「行ってみました。下手さ露見、楽しさ発見。」
そしてすぐに続けて
「頑張るんだぞう」と、ゾウさんの絵がついてた。
すばらしいね!
元気のない人、K子さんの元気を分けてもらってください。
HP HIBARIピアノ教室
Facebook Hibari Music Lesson