三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

声。

2008年04月06日 | 三味線のはなし
フレーズが閃く瞬間があります。

古くは、AUSTYの「春二番」のサビとか
「RIN-輪-」のイントロの笛メロとか。
「DOJYOJI」だったら「恋しや昔ゆかしやと」のメロディーは、詞を見た瞬間に浮かんだ。

そういう閃きは、たいてい動かしがたい力を持っていて、
曲全体の核になっていったりする。

「曾根崎心中」では、
冒頭の「この世の名残り夜も名残り」のメロディーは、
第一回打ち合わせの帰りの電車で浮かんで、
その後、試行錯誤しながらも結局残った部分なので、
本当なら、もっと力のあるフレーズになっててもおかしくないのですが。

妙に歌いにくいのです。

なんか、声の出し方のイメージが湧かないというか、
むしろ、イメージにある声が出てこないというか。


どんな曲を歌っても、その人のスタイルに消化できる唄い手になりたい。
私の場合、曲そのもののスタイルに声を合わせてしまうのです。
まぁ、そういう唄い手も少ないでしょうけど(笑)
コメント
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