心中への招待状―華麗なる恋愛死の世界 (文春新書) | |
小林恭二 | |
文藝春秋 |
九平次は名作の癌だ
ここまできっぱり言い切ってしまうなんて、
すごいですね。
でも、いわれてみれば、
九平次の存在に惑わされてた面は大きい。
私は、近松の心中ものの中で、
「曽根崎心中」がいちばん好きなんですが、
その魅力、本質を余すところなく語ってくれてます!
二人が死ぬのは、九平次の策略のせいなんかではない。
恋愛の絶頂で積極的な死を選んだ、
そんな「曽根崎心中」を、
来年、ENの舞台で描けたら・・・。
心中への招待状―華麗なる恋愛死の世界 (文春新書) | |
小林恭二 | |
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