扇寿会、終了しました☆

「曽根崎心中」
演奏としては、過去最高の出来でした(笑)
後半の三味線ソロの叩きのフレーズあたりから、
自分の世界にいっちゃってましたけれど、
でも、ちゃんと踊りの動きを見ながら、
なんかいつもと違うなーという部分も
フレーズの長さを計算する冷静さがしっかり残ってました。

ただ、マイクが1本しかなかったのもあって、
音が小さかったらしく、残念。
でも、本当はマイクに頼らない声が出せるようにならないと。
今回は、道行部分を中心に、10分少しにまとめたので、
お話がわかりづらい部分がやはりあったようです。
これは常について回る課題なんだろうなぁ。
自分たちの中ではちゃんと流れも説明もついてるんだけど、
それを初めて観るお客さんにどこまで伝えられるか。
あとから言葉で説明すれば納得してもらえるものにはなっていても、
観たときにどこまで感じ取ってもらえるか。
ものすごく難しい問題ですが。
その大問題に、
そして、「曽根崎心中」という完成された世界に
どれだけ新しいアプローチで迫れるのかという難問に、
これから挑んでいくわけです。