三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

未来のサムライミュージシャンズ発掘コンテスト 優秀賞受賞!

和のしらべコンサート。

2015年01月18日 | ライヴ日記
弁天町ORC200生涯学習センター「和のしらべコンサート」、終了しました。

寒い中にもかかわらず、ご来場くださった皆様、ありがとうございました。




前半は、「春の海」「秋田大黒舞」「南部俵積み唄」の新春コーナーから始まり、
三味線ソロ「津軽よされ節」、箏ソロ「さくらさくら」をはさんで、
阪神淡路大震災から20年ということで「満月の夕」などを演奏しました。

震災の話をしているところで、
なんとなく会場が揺れて、どきっとしましたが、
上階のフィットネスクラブの震動だったそうで、ほっと一安心。

後半は、響喜定番で。
津軽手踊り「津軽アイヤ節」からの手踊り講座「津軽甚句」、
アドリブ合戦のオリジナル曲「RIN-輪-」からラストの「黒石じょんから」まで疾走しました。


今回のプログラムは、
新春などの季節ものも含め、
ほとんどが響喜の定番として演奏している曲。

その中で唯一、新アレンジとして出したのが「満月の夕」。

震災から20年の翌日ということで、
どうしても演奏したかった曲です。
ちょうど前夜にドキュメンタリー番組の放送があり、
思いを新たにしながらのステージでした。
私自身がソウルフラワーのファンだから、ということもあるけれど、
昨日の番組や、昨年出版された本などの中川さんの言葉に
とても共感する部分があって、
ソウルフラワーバージョンをカバーしています。
音楽にできることは小さいかもしれない、
でも確かに人の心に届く音楽もある、
その”届け方”に対する中川さんのスタンスが好きです。

ソウル・フラワー・ユニオン : 解き放つ唄の轍
石田 昌隆
河出書房新社



次回、2月の今昔館では
もう一段階、考えを深めた何かをお届けできれば、と思っています。



響喜ホームページ http://hibikimandala.jimdo.com/
響喜facebookページ https://www.facebook.com/hibikimandala

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