楽しんでこそ人生!ー「たった一度の人生 ほんとうに生かさなかったら人間生まれてきた甲斐がないじゃないか」山本有三

     ・日ごろ考えること
     ・日光奥州街道ひとり歩る記
     ・おくのほそ道を歩く

お札ー(ふだ)ではありません(しへい)です。

2021年10月13日 17時30分42秒 | ひとり歩き旅
散歩の途中に印刷局の宿舎が出来上がりつつあり、
10月に入って、周りの塀を取り払った。


11階建ての、立派な建造物であるが、
1階は、単身者用の部屋の様で、1DKらしいベランダになっている。

年初から工事に入って、10月完成予定となっていたが、
あと細部の手入れをして完成する。

印刷局と言うと、官庁のやり取りの印刷と思われそうだが、
ここは、造幣局に勤める人の官舎である。

更地(さらち)になるまでの経緯は知らないが、
更地になってから、建物完成までに、21年は経って居る。
つまりボクが散歩を初めた時はすでにさら地になっていた。
戦前は陸軍省の跡地である。

ここより東方にお札(紙幣)を造る工場があることは、
知って居たが、

今転居してくる人は少ないのでは・・・・
渋沢栄一の1万円札の増刷で忙しいでしょうから・・・


コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南部アフリカ紀行ージャカランダ 旅のアルバムの処分(最終章)

2021年10月09日 04時07分13秒 | 南部アフリカ紀行

 

(ジャカランダ)

旅行社のパンフレットを見ると、
紫色の花が満開になった写真が私たちの目を引く。
南部アフリカ旅行のハイライトとしてジャカランダが一役買っている。
ジャカランダといえばプレトリアが有名で、
此処では街の街路樹にジャカランダを植えてある。
日本の桜のように春先にいっせいに花が咲き、
これまた日本と同じように花見が行われると言う。
南半球は北半球と気候がまったく逆になるため、
春先は10~11月になる。
また、赤道が北にあり、北へ行くほど温暖になる。
北半球とは逆である。
太陽の陽射しは北から差し込み、
日当たりのよい家とは北向きの家ということになる。
 
プレトリアは南アフリカの北のほうにあり、
桜前線ならぬジャカランダ前線は、
北から南へと移っていく。
プレトリアではジャカランダの花を楽しむ時期は、
10月頃であるが、
プレトリアより南に位置する
ヨハネスブルグでは11月になって満開になる。
 
この木は水を良く吸う木で、これが街路樹として沢山あることは、
乾季に水不足となるアフリカでは問題になっている。
しかしその美しさは、桜と同じように人々を魅了している。
桜は花びらが一枚ずつはらはらと落ちていくが、
ジャカランダの花の形は筒状になっており、
(ちょうどギボシやハナトラノオ、桐の花、
サルビアのような形の花を
想像していただければよい)
一つずつポトンという感じで落ちてくる。
緑の芝生に落ちたこの紫色の花は、とても美しい。
 

ジャカランダの実は、
カスタネットのよう形で硬い殻の間に種が沢山入っている。
木の上で乾燥によりカスネットが開き、
中なら種が空中にばら撒かれる。
種は、直径1センチほどの薄い柔らかいグレーの和紙のようなもので、
その数は計り知れないほど入っている。
種を撒き散らすと、カスタネット状の実は枝から落ちるが、
時には中の種を撒き散ら無いまま落ちてくるものがある。
 
面白いかっこうの実を、
孫たちのお土産にと幾つか拾ってきた中に、
まだ種が入っているものがあった。
種は先ほど述べたが、大きさ1センチほどの軽い柔らかなグレーの和紙のようで、
長年着た洋服のポケットの隅に溜まった綿埃を思い起こしてもらえればよい。
それを1センチほどの大きさに平らにしたものが種だ。
 
早速、種を鉢に播いてみると、10日ほどで芽が出てきた。
10本くらいを株分けして、一鉢に2本宛て植えたらぐんぐん伸びて、
さらに株分けの必要が生じた。
成長の早い木で、昨年一年で、120センチほどに背が伸びた。
一株を一鉢に植え替えたが、残り5株の始末に困った。
一株を娘にプレゼント一株は近所のハナ好きの方に、
残り3本は育つかどうか分からないが庭に植えた。
 
それでもまだ五株残っており、3株はカミサンが育て、
2株はボクが花を咲かせるための実験用に育てている。
聞くところによると開花まで7~8年かかると言う。
早く咲かせるために、肥料の与え方、
水のやり方など少し試行錯誤して
育ててみようと言う算段である。

 
(東京で種を巻いたら出て来たジャカランダ)

先日、住所の自治体が運営する植物園へ行ったら、
ジャカランダの木がないので、
事務所によって差し上げたい旨話をすると、
お役人らしい回答が返ってきた。
「木はしかるべきところからキチンとした苗を
購入しますので頂戴は出来ません」という。

なんだかボクのジャカランダがまがい物で、
病気でも持っているようなことをいうので、
アフリカ旅行をして種を蒔き育てた事情を話すと、
「東京は寒いので育たないのではないか」とか、
「大きくなる木は無理です」とか言う。
つまり購入の権限が無いのだ。
 
(アフリカで撮ったジャカランダ)

一般にアフリカと言うと、
日本人は、熱いところというイメージしか持っていないのが普通である。
「アフリカと言っても、北半球と南半球の違いはあるが、
春夏秋冬があり日本と変わりないですよ。
東京では寒いと言いますが、
西馬込には街路樹として生えていますよ。
木が大きくなると言っても、この植物園には杉やヒノキ、
しいの木やケヤキ、榎だってありますよ。
大きくなる木がダメなら、
秋に枝を切り落とすぐらいのこと考えたらどうです?」
 
回答があまりにもいい加減であったので、
つい言い過ぎたが
「つまりいらないと言うことですね」と言って帰ってきた。
 
それにしても、早く花が咲かないものだろうか、
7~8年かかるでは、

残念だが命と競争になってしまう・・・


(ブーゲンビリア)

 
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボケの実

2021年10月06日 04時05分55秒 | つれづれなるままに考えること
春に可憐な花を咲かせる「ボケ」

(ボケの実と異常気象で秋に咲いた花)

秋には実を沢山つけ、葉も実も落ちてゆく。
実は初め青いが、だんだん黄色に変わって、

やがて落ちて行く。

近所に大きな住宅団地があって、
植え込みにボケの木が植えてあり、
春には赤、白、ピンクと色どりの花が可憐で、
楽しませてくれる。(クリックしてボケの花を見てね。)

秋に実るボケの実には、誰も興味を示してくれない。
どう言う訳か、鳥も見向きもしない。
やがて、地面に落ちて、肥料にしかならない。


(たわわに生っているボケの実)

そこでネットで調べたら、
ボケの実で、ボケ酒、ボケのジャムが造れることが解った。

そこでボケ酒を作ろうと、
黄色に色づいたボケの実を採取した。
実は固いが、以外に軽いので、
1kgと言うと、こんなものだろうと30個ほど採取して帰った。
1kgの予定が、何と3kgもあるではないか。

(黄色っぽく色づいたボケの実)

ネットのレシピには、
ボケ600g、砂糖400g、ホワイトリカー(焼酎)1800cc。

4リットルの広口瓶の底に輪切りにしたボケを敷いて、
その上に砂糖を敷く、またボケを敷いて、その上に砂糖を、
この順で並べ終わったら、焼酎を入れて、漬け込む。
ボケは1cmほどに輪切りにした時に、
頭のヘタとお尻の部分をカットしたから、
多分、ボケは800g、砂糖は600g、焼酎 1800cc。
これで6か月経つと、ボケ酒が出来ると言う。

(ボケ酒の準備が出来あがった4リットル広口瓶)

暇に飽かせて、半日がかりで、
ボケの実を洗い、乾かし、輪切りにして、
氷砂糖を買ってきて入れた。

話変わって、
今まで毎日、カミさんと晩酌を楽しんでいたのに、
どう言う訳か、最近は、
お酒があまり飲みたくないのだ。

カミさんが毎日晩酌をするビールを一口、
口にする程度で、できればそれも飲みたくないのだ。

それなのにボケ酒なんぞ作って、
6か月先に誰がこのボケ酒飲むのですか?
カミさんに詰め寄られて、返事が出来なかった。

3kgのボケ、残りの2kgは、ボケ・ジャムにしようと、
綺麗に洗ってから、ボケの実が隠れる程度に水を入れて、
鍋で茹でる、ボケの皮がはじけるのを見定めて、
火を消し、ボケの実を取り上げます。

ボケが冷えるのを待って、「裏ごしする」のですが、
生憎、裏ごしをする道具が我が家にはないことが解った。
やむなく、茹でたボケを手で握りつぶして、
皮と種を捨て、裏ごし作業を手で代用した。
きっと、ボケは半分の 1kg程になっているだろう。
そこへ500g砂糖を加え、水と塩少々を足して、
煮詰めて、ボケ・ジャムの完成。


(ボケのジャムが2瓶できた)

試食したが、何と結構酸味が強い。
パンに合うのだろうか、
今から心配して居る。

それにしても、本当に、
ボケ酒、誰が飲むのだろう!

半年後の来年の四月に、
その試飲結果をご報告します。

乞う!

ご期待!!







コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南部アフリカ紀行ーテーブルマウンテン 旅のアルバムの処分(8)

2021年10月02日 04時06分05秒 | 南部アフリカ紀行
(ケープタウンとテーブルマウンテン)

 
 (ケープタウンと背景のテーブルマウンテン)

南アフリカのケープタウンは近代化された町である。
東京にもニューヨークにもロンドンにも、
比較できない洗練された街に見える。
施設が完備しており、トイレもショッピングも、
ホテルもレストランも近代的に整備されている。
そして街の背後にあるテーブルマウンテンがとても美しい。
 
そして逆にテーブルマウンテンから見たケープタウンも美しい。
海岸からテーブルマウンテンに広がる街は、
清潔で明るい太陽の下に輝いて見える。

 
(テーブルマウンテンから見たケープタウン)

そのテーブルマウンテンにはケーブルカーで登ることが出来る。
何人乗りか知らないが、相当の人数が乗れることは間違いない。
そのケーブルカーのゴンドラがテーブルマウンテンの降車駅に着くまでに、
360度1回転して、ケープタウンを、
ライオンが座り込んだ形を作っている山を、
地面に生える赤い花の群生を、
一望できる仕組みになっている。

(ライオンが座り込んでいるように思える山)

 
(ゴンドラは降車駅までに360℃回転する)

ケーブルカーを下りた山は、
その名の通りテーブルのように平らで、
海から吹き上げる風が強く、吹き飛ばされそうになる。
高所恐怖症のボクには、
テーブルの端にあたる場所には恐ろしくて近づけない。

 
(山から街を見下す)

テーブルの上、つまり山の頂には、
いろいろな花が咲き乱れていたそうであるが、
高い崖から下界を見るのは、
足元が振るえる高所恐怖症のボクには、
見下ろすことにだけ集中していて、
周りの花には何も気づかなかった。
 
テーブルの上を渡る冷たい風が、
海から吹き上げる湿って暖かい空気を冷やして雲を作るが、
その雲が山の上から流れ落ちていく様を、
テーブルクロスと名づけているのも頷ける。

(テーブルマウンテンから吹き降ろす雲はテーブルクロスに見える)

その純白なテーブルクロスと言われる雲の眺めを間近で見るのもまた美しい。
そのテーブルクロスの雲の様子をビデオに撮っていたら、
ボク一人ゴンドラに乗り遅れて

ツアー客の皆さんに迷惑をかけてしまった。


(アフリカ旅行はつづく)
 
 
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Potora!  NTTグループ運営!