5年間用日記の余白ページに、読んだ本のタイトル・作者名を
日付とともにメモしています。
2014年は48冊しか読んでおらず、うち32冊が時代小説。
年が明けて読んだ本は6冊目に入っていますが
時代小説はまだ2冊です。
今読んでいるのは、
イタリア語通訳者の田丸公美子著 「シモネッタのアマルコルド」
2011年発行のエッセイです。 なかなか興味深く
つい、声を出して笑ってしまう場面も・・・。
通訳時のエピソードを面白・可笑しく書いてあります。
たとえば、日本人スピーチの中で引用された 『勝って兜の緒をしめよ』。
そのままイタリア語に直訳してしまったことがあるそうです。
日本人にとっては名言でも、イメージできぬイタリア人には意味が
わからず、聞き流されてしまったことでしょう。
このような事にならぬように、 プロである以上は
イタリア人にもわかる似たような言い回しや“ことわざ”を
日常下調べをして準備するそうです。
とっさに表現できるように。
日本人が3点セットで知っている “ことわざ”。
“馬の耳に念仏” “猫に小判” “豚に真珠”
ここで問題です。 どれであればイタリア人に通じるでしょう。
というのも、この中に
日本独自の諺ではなく 『新約聖書』 由来の諺が1つ含まれているからです。
正解は 『豚に真珠』 です。
イタリア語で書いてもわかりずらいので、英文にて・・・。
「To cast pearls before swine」(トゥ キャスト パールズ ビフォー スワイン)
「cast」 は劇の役を割り振る時に使うキャスティングと同じキャストで、
もとは “投げる” の意味が色々と比ゆ的に使われます。
パールは真珠で、「swine」はピッグ(豚)の古い言い方です。
日本人が “馬”や “猫” を使ったことわざを用いたとしても
イタリア語に訳す時は、全て “豚に真珠” を引用するそうです。
バチカンのあるイタリアでは、新約聖書に出てくるこの表現を
知らない人はいないそうです。
イタリアに限らずキリスト圏の人は皆知っています。
ちなみに、私の通う英会話の米国人教師も知っていました。
(彼の場合は、由来が旧約聖書か新約聖書か定かではないようでしたが・・・)
豚ちゃんは、日本の諺ではなかったんですね~。
豚と真珠の組み合わせは、猫と小判・馬の耳と念仏に比べれば
西洋的かもしれません・・・?
日付とともにメモしています。
2014年は48冊しか読んでおらず、うち32冊が時代小説。
年が明けて読んだ本は6冊目に入っていますが
時代小説はまだ2冊です。
今読んでいるのは、
イタリア語通訳者の田丸公美子著 「シモネッタのアマルコルド」
2011年発行のエッセイです。 なかなか興味深く
つい、声を出して笑ってしまう場面も・・・。
通訳時のエピソードを面白・可笑しく書いてあります。
たとえば、日本人スピーチの中で引用された 『勝って兜の緒をしめよ』。
そのままイタリア語に直訳してしまったことがあるそうです。
日本人にとっては名言でも、イメージできぬイタリア人には意味が
わからず、聞き流されてしまったことでしょう。
このような事にならぬように、 プロである以上は
イタリア人にもわかる似たような言い回しや“ことわざ”を
日常下調べをして準備するそうです。
とっさに表現できるように。
日本人が3点セットで知っている “ことわざ”。
“馬の耳に念仏” “猫に小判” “豚に真珠”
ここで問題です。 どれであればイタリア人に通じるでしょう。
というのも、この中に
日本独自の諺ではなく 『新約聖書』 由来の諺が1つ含まれているからです。
正解は 『豚に真珠』 です。
イタリア語で書いてもわかりずらいので、英文にて・・・。
「To cast pearls before swine」(トゥ キャスト パールズ ビフォー スワイン)
「cast」 は劇の役を割り振る時に使うキャスティングと同じキャストで、
もとは “投げる” の意味が色々と比ゆ的に使われます。
パールは真珠で、「swine」はピッグ(豚)の古い言い方です。
日本人が “馬”や “猫” を使ったことわざを用いたとしても
イタリア語に訳す時は、全て “豚に真珠” を引用するそうです。
バチカンのあるイタリアでは、新約聖書に出てくるこの表現を
知らない人はいないそうです。
イタリアに限らずキリスト圏の人は皆知っています。
ちなみに、私の通う英会話の米国人教師も知っていました。
(彼の場合は、由来が旧約聖書か新約聖書か定かではないようでしたが・・・)
豚ちゃんは、日本の諺ではなかったんですね~。
豚と真珠の組み合わせは、猫と小判・馬の耳と念仏に比べれば
西洋的かもしれません・・・?