オンラインで英会話レッスンを受けています。
生まれと育ちがカナダでシアトル在住のRINA先生は、英語のネイティブスピーカーですが
日本語も話します。
その会話力を見込まれて、日本に支店を持つアメリカ企業からオンライン通訳を頼まれたとのこと。
リナ先生から、敬語の使い方の練習相手になって欲しいと頼まれました。
何人も日本人の生徒を持つ中で、私に声をかけてくれたことはとても光栄です。
授業の半分を英語で、半分を日本語の敬語の会話で行うことになりました。
レッスン費用は相殺(そうさい)です。
今週から語学交換レッスンが始まります。
自分なりに授業の進め方を考えました。
年齢が上の私に対し、リナは日本語で話す際は「~です・~ます」を上手に使って話しますので
敬語使いはそれほど問題ないと思っています。
気になったのは、自身の母親について話すときに 「はは」 ではなく 「おかあさん」 を使っていたこと。
ビジネス上で英語から日本語に訳す際に必要なのは、『改まり語』 でしょう。
この改まり語という言い方を、実はネットで知りました。
敬語とは別に我々が使っている改まった言葉をそのように呼ぶそうで、私たちは自然に使い分けています。
例えば
「As I told you yesterday.」(アザィトールジュ イエスタディ)
普段使いであれば、『きのう言った通り』 でしょうけれど
ビジネス上であれば、改まり語を使って
『さくじつ、お伝えした通り』 が自然な日本語になります。
きのう → さくじつ
言う → 伝える
『さくじつ、申し上げました通り』 だと謙譲語です。
本社側の言葉であれば、へりくだった訳よりも、『お伝えした通り』で充分だと思います。
後で → のちほど
さっき → さきほど
すぐに → 至急・ただちに
この次 → 次回
改まり語を使って訳さないと、日本語としてはかなり幼稚な印象を受けるので
意識して練習した方がよいでしょう。
この改まり語を英語でいうなら、
「formal language」(フォーマル ランゲッジ) でしょうか。
日常会話と改まり語会話を、意識せずに使い分けてる日本人って
思ってるより頭が良いのかもしれません。
逆に
言い方が多数あるために、英訳する際に考え過ぎて英文が作れなくなるのでしょう。
だって
「きのう言った通り」
「さくじつお伝えした通り」
「さくじつ申し上げました通り」
3つの言い方が 「As I told you yesterday」 の、同じ文になると思わないでしょう。
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