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アメフト観戦記や読書日記を綴っていましたが、最近は古墳(コフ)ニストとして覚醒中!横穴式石室をもつ古墳にハマっています。

桃尻語訳 枕草子(上)

2005-05-09 17:35:21 | 読書日記
 桃尻語訳 枕草子(上)
 橋本 治著 河出書店新社
 GWなんでちょっといつもと変わって古典でも読んでやるかと思い、読み始めるも読み終えるまでになかなか時間がかかってしまった。清少納言は、いわば女子高校生と同じ感性の持ち主ということで逐語訳を試みたものである。「春って曙よ!」てな書き出しで始まる非常にポップな訳文で、読みやすそうなのだが、いまいち心に入ってこないのは何故???おそらくこの手の文章に私が感情移入できないためなのか。古文ってのは主語が誰って自分である程度補わないとわからないのは確かであるのだが・・・。うーむって感じです。ただ”清少納言”の注釈があるので、何のことかはわかります。むしろこの注を読むために本文を読んでいる、そんな気さえしちゃいます。注はほんと詳細でわかりやすいです。これをうまいこと利用したら古典学習に充分に役立つんじゃないでしょうか。
 でも考えてみたら社会人になってゆっくりと古典の世界に浸るってことはまず出来ないから貴重なことではあります。
 清少納言って人は非常に色彩感覚の鋭い人だったのかな。非常に衣服や風景の色にこだわりを見せていますよね。
 それとちょっとした階級意識も感じ取ってしまったりします。とはいえ、もはやおじさんになってしまった私では気づきもしない視点でかかれていたりしておおっと驚いてしまう面もあります。
 ただ非常に感覚的な人なのかな。あんまり思索タイプではないような。平安貴族にそんなこと求めるのが無茶かもしれませんな。色恋が生活の中心ですから。
 私のような地方の官庁に勤めているものは、どういう扱いになるんでしょう。まあ素敵と言われる対象ではないでしょうね。
 まあ、現在の地方官庁も閨閥や学閥で動かされているようで後ろ盾のないものは大変なところですわ。
 ちょっと話はそれましたが、まだ(中)も(下)もあるんで何とか喰らいついていきたいなあと思ってます。古語辞典も見つけ出したし、頑張っていこうかな。
 
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