休日はデジカメ持ってぶらぶらと📷

アメフト観戦記や読書日記を綴っていましたが、最近は古墳(コフ)ニストとして覚醒中!横穴式石室をもつ古墳にハマっています。

ワッハ上方(大阪府立上方演芸資料館)で遊んできました

2005-02-28 08:48:21 | 博物館へ行こう
 先週の土曜日、子どもを連れてワッハ上方へ。場所はなんばグランド花月のまん前ジュンク堂書店の上にありました。上方ってどこを指すか知ってます?もともとは京都を中心として周辺を指す言葉でしたが、何時しか大坂の中心あたりを示す言葉になったそうです。最近は大坂地方の演芸の冠につけられていますよね。例えば上方落語、上方歌舞伎など。そうそう上方漫才を忘れてはいけませんね。ワッハ上方はそういった上方演芸に関連する資料を展示している所です。お笑い好きの娘にせがまれて今回見学に行ってきました。
 中の入ると昔(どれぐらいだろう戦前ぐらいかなあ)の町並みが再現されてます。途中人力車があり、乗ってみると前に昔の法善寺界隈がアニメーションで映し出されるようになっています。
 当日、漫才のライブがあり、娘達と一緒に観た。会場はえらく外国からの留学生が多数入場しており、ちょっと違う雰囲気が。公演の出演者は、韋駄天・ひこーき雲・カラチネなど5組。結構、荒削りではあるけど勢いがあっておもしろかった。娘も大満足な様子で家に帰ってからもネタを覚えてて真似してました。(その記憶力を勉強に活かしてくれれば・・・トホホ。)
 そのあと殿堂入り名人寄席が上演。昔の芸人の語りを操り人形を使って再現していました。今とテンポがぜんぜん違うのにビックリ。でも古きよき上方がイメージされてくる。その他展示場でも昔のミナミがパノラマで展示されているのだが、高度成長で大阪が失ったものの多さを実感。本当に大阪はいろんな文化的なものを失ってます。大阪弁にしても、昔船場を中心とした船場言葉なんて話す人はいなくなってます。テレビでしゃべられている大阪弁は、河内弁に近いのかな。どうも大阪には粗野な下品なイメージが付きまとっています。特にテレビの影響力はおおきいなあ。木津川立命館大教授に言わせると「文化のテロル」ということでしょうか。それから木津川教授には講談社現代新書から「上方の笑い-漫才と落語-」という上方演芸についてわかりやすく書いた一般向けの著書があるのだが、残念ながら絶版になってます。大阪限定で出版というのはしないですかね。
 最後に出口の所に演芸ライブラリーがあり、上方演芸についてのビデオや本が見られるようになってます。娘達は吉本新喜劇の「ギャグ100連発」を観て喜んでました。個人的にはちゃんと吉本や松竹新喜劇が見れればいいのにと思う。
 展示自体は上方演芸を鳥瞰出来るようになっているのだが、如何せん場所が狭いのでいまいち面白いものが少ない。特別展についてもただ資料を飾っているだけで盛り上がりに欠けると思う。最近、入場者が少なく館自体の維持が困難になっているとの事であるならなおさら特別展に力を入れないとと思う。なんか全体的に中途半端やな~(ちゃらんぽらんか?)という印象が否めないです。こういう資料館自体、大阪でしか作りえない部分もあるので頑張って欲しい。
 
 帰りは、ジュンク堂によって本を買って帰りました。その昔京都のジュンク堂に初めて行ったときは感動でした。ズラリと専門書が並んで、学問とはこんなとこで始まるのかなみたいな。だいたい京都の大きい本屋さんは面白かったですよ。それぞれに顔があって。最近そんな本屋見ないけどね。

 ワッハ上方HP
 http://mic.e-osaka.ne.jp/kamigata/main/main-page.htm
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