日本代表ＶＳ立命・関学戦観戦記

　ＧＷ真っ只中、初夏を感じさせる快晴の中、日本代表と立命・関学の試合がエキスポフラッシュフィールドで開催された。
　前半と後半に分かれ、前半は立命、後半は関学という形で試合が行われた。日本代表のスターターＱＢはなんと立命ＯＢに高田。現役の前田選手もＷＲで出場していた。開始早々、日本代表のＤＦが大爆発。ＤＬの強烈なスピードに、ＯＬは全く対応はできず、立命は第2Ｑまで全くダウン更新ができない状態が続いた。片や日本代表は、高田が快調にパスを通す、特にＷＲ長谷川とのコンビネーションは圧巻でした。もうピンポイントでビシバシ決まってました。立命の守備陣が何もできないまま第1Ｑ終了。日本代表は高田の指揮の下、１ＴＤ２ＦＧで１３－０で第２Ｑに突入。第2Ｑは日本代表はＱＢ冨澤に交代。いきなりランプレーでＴＤ。さらにもう1本ＴＤが決まり、２７－０。しかしこの辺りから立命もパスが決まりはじめ、ＷＲ中林へのショートパスが立て続けに決まり、最後も外側から回り込んだ中林へのパスが決まり、やっと１本返す。続くシリーズでもＷＲ本多へのＴＤパスが決まり、結局２７－１４で前半が終了。第１Ｑを見てる限りどうなることかと思いましたが、後半何とか頑張ってＴＤを２本返した。ＷＲ前田、ＲＢ松森が出ていない中で、これだけの得点ができたのは上出来ではないでしょうか。ショットガンからのショートパスをつないでいくという通常の形で試合を進めていた感じです。日本代表は、高田がすごいなあという感じ。パスに力強さを感じましたね。
　後半は関学の登場。日本代表はＱＢが有馬に交代。いきなりＦＧで３点を追加し、３０－１４。ところが関学のファーストシリーズ。とんとんとパス、ランが前を出て、最後はランプレーでＴＤ。何か後半期待を抱かせるような展開でしたが、得点はこの１ＴＤのみ。しかし結構敵陣まで踏み込んでいいところまでいくんだけどインターセプト被弾で攻守交替という場面が多かったです。関学はロングパスが多かったのは、自慢のレシーバー陣がどれだけ日本代表相手に通用するのか試しているような感じがしましたがいかがでしょうか？２～３本きれいに決まったパスがありました。ＱＢ三原の肩の強さは圧巻でした。あの強肩ぶりは、ここ一番脅威になるような気がしました。そうそう三原選手のプレーコールがすごくよく通っていたんですが、なんて掛け声をかけていたのか気になるところではありますが・・・。
　しかし、こうやって見ていると関学と立命館と選手の動き方が異なっているような印象を受けた。関学はフィールドを広く使って、外側に出るような動きが多いのに対して、立命はスピードで上回って、外から中へ切れ込んでいくような動きが目に付いた。ただ、見ている限り関学の方が今ん所はまとまっているような感じです。ただ立命はエースＷＲ前田を欠いているのでその点は差し引かないといけないですが、そうそう前田といえば、第４Ｑ有馬に代わって出場した高田のパスを受けて、ライン際をうまく抜けて最後のＴＤを決めてました。さすがと言うプレーでした。このまま日本代表で頑張って欲しいと思います。
　日本代表３人のＱＢが出ていましたが見ていて身体能力は圧倒的に高田、身体能力は劣るけど、理解力がありそうな有馬、バランスの取れた冨澤という感じですかね。ＱＢの争いも興味が湧きますね。そして立命、関学ＯＢの方々の活躍も期待しています。
　ただ、思うにエキスポは不便、長居とかでやって欲しかった。その方がお客さんも入ったと思うんだけど・・・。

　次もエキスポで関大戦を見に行く予定です。