ブッタ物語
中村 元・田辺 和子 著 岩波ジュニア新書
最近、職場で子どもを連れて博物館や美術館に行くことが多い。考えてみるとそうした博物館や美術館に展示されているもののモチーフになっている仏教について意外と無学であることに気がついた。せっかくなのでちょっと仏教に開祖である、お釈迦さんについて調べてみようというわけで本書を手に取った次第。そういえば意外とわれわれは仏教徒(たぶん)でありながら、仏教の物語について知らないことが多い。近年は特に親の世代からの慣習などが受け継がれていかなくなっているからこの傾向は顕著であろう。欧米では、逆に聖書が生活の中に入っていて、それを素材にどう扱うかがユーモアの基礎になっているという話をよく聞く。
読んでみて、本書自体が仏教の教えを簡単にさわっているだけなのだが、おぼろげながら仏教の教えが見えてきた。底流に流れているのは無常ということなのだろう。万物は流転する(これはギリシャ哲学だが)世の中に永久にあるものなのないと言うことなのだろう。そしてすべてのものには原因があり、つながっているのだ。(これを縁起説という)そして何度もそのつながりは繰り返されていく。(輪廻)この輪廻の輪から悟りを得ることにより解脱し、涅槃にいたることを目的としているのだろうと思う。そして悟りを得るには、八正道をまもり、正しく生きることなのだということだと思う。
考えれば正しく生きるというのはどういうことなのか、意外とわからない。何が正しいのか?それが仏教では八正道という形で示されているのだと思う。われわれは正しく生きるということを考えながら、「正しい」とは何なのかわかっていなかったのだなあ。
話は、変わるが、そろそろお盆である。お盆の起源もお釈迦さんの物語には書かれている。お釈迦さんの高弟であるモッガラーナという人のお母さんが、餓鬼道に落ちてしまい、それを救済するには、ご馳走やお花などを供えればよいというということから始まったらしい。ただし日本のお盆自体は、民間習俗と融合してしまっているので仏教本来の形とはかなり変容しているような気がしますが・・・。
四苦八苦という言葉もお釈迦さんの教えから来ています。生きることは苦しい、死ぬことも苦しい、でもわれわれは日々がんばって前向きに生きたいと思ってはいます。
そろそろお盆です。私の家も当然お坊さんが来ていろいろとお話しをしてくれます。少しはその内容がわかるようにはなっただろうか?
そういえば、私の同級生にお寺の子がいてましたが、お盆になると丸坊主になってアルバイトをしてました。最後はちょっと生臭い話でした。
中村 元・田辺 和子 著 岩波ジュニア新書
最近、職場で子どもを連れて博物館や美術館に行くことが多い。考えてみるとそうした博物館や美術館に展示されているもののモチーフになっている仏教について意外と無学であることに気がついた。せっかくなのでちょっと仏教に開祖である、お釈迦さんについて調べてみようというわけで本書を手に取った次第。そういえば意外とわれわれは仏教徒(たぶん)でありながら、仏教の物語について知らないことが多い。近年は特に親の世代からの慣習などが受け継がれていかなくなっているからこの傾向は顕著であろう。欧米では、逆に聖書が生活の中に入っていて、それを素材にどう扱うかがユーモアの基礎になっているという話をよく聞く。
読んでみて、本書自体が仏教の教えを簡単にさわっているだけなのだが、おぼろげながら仏教の教えが見えてきた。底流に流れているのは無常ということなのだろう。万物は流転する(これはギリシャ哲学だが)世の中に永久にあるものなのないと言うことなのだろう。そしてすべてのものには原因があり、つながっているのだ。(これを縁起説という)そして何度もそのつながりは繰り返されていく。(輪廻)この輪廻の輪から悟りを得ることにより解脱し、涅槃にいたることを目的としているのだろうと思う。そして悟りを得るには、八正道をまもり、正しく生きることなのだということだと思う。
考えれば正しく生きるというのはどういうことなのか、意外とわからない。何が正しいのか?それが仏教では八正道という形で示されているのだと思う。われわれは正しく生きるということを考えながら、「正しい」とは何なのかわかっていなかったのだなあ。
話は、変わるが、そろそろお盆である。お盆の起源もお釈迦さんの物語には書かれている。お釈迦さんの高弟であるモッガラーナという人のお母さんが、餓鬼道に落ちてしまい、それを救済するには、ご馳走やお花などを供えればよいというということから始まったらしい。ただし日本のお盆自体は、民間習俗と融合してしまっているので仏教本来の形とはかなり変容しているような気がしますが・・・。
四苦八苦という言葉もお釈迦さんの教えから来ています。生きることは苦しい、死ぬことも苦しい、でもわれわれは日々がんばって前向きに生きたいと思ってはいます。
そろそろお盆です。私の家も当然お坊さんが来ていろいろとお話しをしてくれます。少しはその内容がわかるようにはなっただろうか?
そういえば、私の同級生にお寺の子がいてましたが、お盆になると丸坊主になってアルバイトをしてました。最後はちょっと生臭い話でした。
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