8/16 木
母が蟹江に連れて行けと盛んにせがむ。「それはどうしてか?」と尋ねると、「鷺」といいながら、新聞を見せる。これがどうも見たいようだ。
写真を見ながらナビでインター南側と推測し、設定し出かけた。
現地来てみると鷺はまるでおらず、田畑にはトンボ、水路にはウシガエルやトノサマガエル、そして30cmぐらいの大型のネズミを見る。カピパラか?
新聞の写真はどうも先週のものらしいから、いないというのはおかしい。とりあえずインターの周りをぐるりと歩くことにした。
うほっ、いるわ、いるわ。
本当に鈴が成るようにいる。こんだけいると、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」の一節の「鷺採り」の様だ。
https://www.youtube.com/watch?v=SfrKfoSIAkk
の58分付近。
母が観察に満足したようなので、蟹江ICから乗って帰ることにしたのだが、ETCのゲートを抜けて本線に乗るまでが、またすごい風景だった。先ほどのはコロニーの外側で、インターのループの中に、大きなコロニーが成形されている。圧巻だ。母が本当に満足そうな顔をした。私も満足だ。
これだけのコロニーになったのは、地上からの外敵の侵入がないために思われる。またカラスなどにも集団でいるだけに襲われる様なこともなく、肉食大型鳥類も付近には数少ないためだろう。また周囲に田畑も多く、餌に困ることはないためだろう。新聞に書かれている、自動車との衝突防止にこのコロニーの移設が検討されているとか書かれていたが、これだけの規模だと生きている状態でのサギのコロニーの移設は不可能に思える。