王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

ライブドア 退場

2006-04-14 07:16:36 | 経済
“ライブドア”最後の表示 (産経新聞) - goo ニュース

昨日13日夕方5時のTV各局はライブドア上場廃止最後の日の模様を流していた
以下は産経新聞より抜粋「巨額の粉飾決算による証券取引法違反事件で東京証券取引所マザーズ市場で上場廃止に追い込まれたライブドア株は13日、最後の取引が行われ、前日比7円安の94円と事件発覚前の約七分の一の株価で取引を終えた」

2000年4月上場以来2004年1月には9353億円、昨年末に約8300億円超まで膨張した時価総額も八分の一以下の986億円となった 株価で言えば 東京地検が強制捜査に入る直前の1月中旬に約700円だったものが2月に55円まで下落。最近は100円前後に戻していた ライブドアの発行済み株式数は約10億株で、昨年9月時点の株主数は約22万人 

通常上場廃止が決まると株価はどんどん下がり2円とか1円とかになっている株を目にする ライブドアの94円が安いのか高いのか?
 
TVは町の声を拾う 7300万円を損した人、4000万円を失った人、虎の子の200万円をなくした人 勿論デイトレでしっかり稼いだ若者もいた 爺の驚きは金とは有るところにはあるもんだなーちゅー事だ 最後は損害賠償を要求する訴訟団が映って終わった 

金との兌換を振り切ったドルの傘の下で国債発行による円の垂れ流しを行う政府の二重構造で日本でも金は有るところに物凄く吹き溜まっている その一部が株の売買に向かう
しかし株で儲かるには不正取引以外は無い 買占め、売り抜け、煽り行為、インサイダー取引 皆古典的にして今も常用される手口 とても素人の出る幕はないはず
証券、銀行、経済新聞等が共同してやっている株売買キャンペーンは「合法的な作為による煽り行為」であり余り金の無い人たちの預金の大虐殺となっている
 
売りと買いの両方がいないと場は立たない 情報の多い側は常に勝ち無い側はまける たまには戦争や天変地異があり読み筋通りに相場が動かないから勝ち組でも大負けする これにスリルを感じて上げにも下げにも相場を張っている奴がいるのだから虎の子を上げにだけ賭けて勝てる筈もない 素人は株などやめなさい

22万人 10億株の売買が市場から退場したので東証は30分の時短を解消し
早ければ月内に取引を正常化する方針だ 大証との時間差で取引の透明さに問題ありと指摘されていた点も無くなる

ライブドア株はUSENの宇野氏が個人的に買い傘下に入れるとか その思惑が94円であろうか 金の無い爺は高みの見物 上場以来わずか6年 塀の中でホリエモンは何を考えているだろうか


写真は差入れ屋の看板
コメント (1)
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