王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

防衛庁 省に昇格?

2006-04-29 08:00:40 | 政治
防衛「省」昇格 自民が原案了承 公明は見送る (産経新聞) - goo ニュース

産経の報道によれば自民党の内閣、国防部会合同会議は二十八日、防衛庁を省に移行する関連法案の原案を了承した

なななーんと防衛施設庁の談合事件、それに伴う同庁の解体と防衛庁への吸収 そして再発防止の方策等未だはっきりしないのにもう省への昇格かよ!?
防衛庁は焼け太りと早くから警戒の声を上げていた方の読み通りになってきた

与党の一翼公明党が了承を見送ったので政府側は大型連休明けに公明党の指摘を踏まえた案を与党側に再提示する

さてさて爺は思う 内閣、国防部会合同会議の先生方は防衛庁が防衛省になれば国を守れると思っているのであろうか?

今月は偶然にも「竹島水域の海底測量」の問題で韓国と争いがあり「米軍再編」に絡む3兆円の負担とその一こまに当たるグアム移転費の問題が米国との間で起きたばかりである この問題に対する国民の関心は深く政府は良くやっているとの声より何をやっているかとの批判の声が強い

内閣・国防部会は上記の事態に対し防衛庁であるから解決できなくて防衛省ならば解決出来るとでも考えたのであろうか? そんな馬鹿な! 機構はハードウエアーに過ぎず問題はソフトウエアーにあるのだから
 
2006年 今日このときどの様な国土防衛策が日本人1億27百余万人を守るのか? 日米安保を如何考えるか? 憲法による武力行使の制限は? 現憲法下で出来ることの全ては何か? 等を統合して考えすぐ出来る事と将来にかかる事に分けて国民に提示し了解を取る これが政治の仕事であろう イラクへの派兵部隊の扱いもこの延長上にある

動物が餌場を守る 動物の一種類である人間が縄張りを守る 日本人が日本列島を守る それ以上でも以下でもない でも縄張りは自分で守る物で人に頼んで守ってもらう物ではない 昭和20年の反省は反省として真摯に受け止め、その上で本来どうするかを考える時期になっているのだと思う
防衛庁が防衛省になり箱物或いは官僚が国を守ってくれるると考えるのは間違いの元である

写真は防衛庁入り口
コメント (4)
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