王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

浅野氏 都知事選に出馬表明

2007-03-07 07:21:33 | 政治
浅野氏、正式出馬表明 都知事選で石原氏と対決色(共同通信) - goo ニュース

爺も昨日の夕刻のニュースで「浅野史郎 59歳です」で始まる都庁での立候補会見の場面を見た
急な話でマニフェストは出来ていないが都知事として立候補する骨子(当人は骨太の方針のような物と語ったが):
東京オリンピック招致の再検討
交際費の大幅節約
教育現場の混乱収束
情報公開
側近政治の廃止等を挙げていた

記者団からは「宮城県知事時代にも県の借金は増えたではないか」と指摘されると「あれは建設国債(道路・橋・公共の施設)だ それが何なの?」と切り返したがそのセリフは説明になっていないしポーズは絵にならなかった

さてその後もあちこちのTV局に中継で出演されていた

さてさて浅野氏の出馬宣言を受けて:
現職の石原都知事は「江戸っ子向きでないね (記者に向かって)貴方方なら分かるでしょ」とにこやかに応えていた 心は? 「田舎者、垢抜けない、華が無い、はっきりしない、もたもたしている等など」 そうだとしたら浅野氏の印象を上手く言い当てている

黒川氏は「宮城県知事時代に赤字は特別会計と第三セクターに押し付けただけ あの人とは議論にならない」と切って捨てた
吉田氏は「改革の本丸に手が届かなかったのが歯がゆい」と論評した
三方とも上手に浅野氏の問題点を指摘したと思う
爺の様に他県の素人が見て「宮城県政3期12年」の最後に県警のトップと報償費?か何かの執行で大揉めするなか4期目に立候補せず退任した 改革派と呼ばれる割に県債残高が増えているとは何なのだ?と思う

話は変わって東京都の有権者数はざっと1040万人 まあ1000万人
前回2003年の都知事選の得票率は45%
石原氏 308万票
樋口氏  81万票
共産党  36万表(御免なさい お名前失念)
で石原氏が得票の新記録を立て圧勝した
前々回の1999年は
石原氏166万票、枡添氏(現参議院議員)、鳩山(邦)、明石氏がそれぞれ85,83,69万票と票を分けた
全くの素人の勘で今回は200万票が当選最低票数と決める
民主党は今回も都議連は割れそうである 前回と同じ80万票としよう
共産党は40万票とれば党勢拡大であろう
黒川氏は良くて80万票であろう
そうすると石原氏の得票数は
308-80=228万票 当選最低線を越える
一方浅野氏が当選するには
200-80=120万票 これを無党派層の動員で補わなければ勝てない
これは有権者の12%に当たるから得票率が45%(前回)+12%=57%とならぬと難かしい 東京都の様に物凄く量の多い有権者を動員するには感動が無ければ無理であろう
宮崎県効果を口にする解説者がいるが「東京都は財政赤字の団体では無い」「石原氏の無駄遣いと一家の公私混同ぶりを非難」する程度では都政を変えるとの事の本質に迫らない
要するに石原氏によほどのスキャンダルでも出ないと同氏の優位は動かない

爺の今朝の見立て:開票の後かなり遅く迄石原氏の当確が決まらなければ浅野氏の善戦であろう さてどうなりますか? 福岡教授の見立ては如何であろうか

共同通信:
前宮城県知事で慶応大教授の浅野史郎氏は6日、記者会見し「都政を転換させ、この国の政治への不信感を払拭したい」と述べ、4月の都知事選出馬を正式に表明した。浅野氏は情報公開の徹底などの公約を発表し、3選を目指す石原慎太郎知事への対決色を鮮明にした。知事選には共産党推薦の元東京都足立区長吉田万三氏、建築家黒川紀章氏が既に立候補を表明しており、首都決戦の立候補者がほぼ出そろった。(引用終わり)
コメント (8)
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