王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

「ガザ紛争」双方が停戦?

2009-01-19 08:13:00 | 海外
ガザ紛争双方が「停戦」、当面1週間か(読売新聞) - goo ニュース

昨日日曜日早朝からブログを書く方は「イスラエルの停戦」を速報として取り上げていました。
昨年20日頃のエジプトの仲介による「(暫定)停戦協定切れ」を機に一方的に「ガザ地区」に空爆と後に砲撃を加えたイスラエルに対しハマス側が同意するのかどうか爺は見ていました。
これまでの死者はパレスチナ側1300名に対しイスラエル側13名とかで事実ならキルレシオ(死者比率)はイスラエル側から見て1対100という一方的な殺人戦争の様相を呈しています。

今朝の報道ではハマス側もナンバー2が「一週間の停戦」を発言したとしていますから本音はともかく組織対組織ではしばらく銃声が消えるかもしれません。
しかしハマス側はすべての反イスラエル組織を統括しているわけではないので「レバノンあたりからミサイル一発がイスラエルに発射されれば停戦はパー」になりかねません。

にもかかわらず18日にはエジプト東部で国連のハン事務総長はじめ欧州や中東の首脳がパレスチナ問題で会合を持ったとありますから爺はおやおや?と思いました。
これは現地は現地、国際政治は政治で多分に政治ショーの趣とか。

単純直情型の爺には2000年以上も相手の存在を認めない争いなるものを未だにやっている連中に対し理解とか共感とかに欠けています。
それでも子供さん達が怪我して運ばれる様子を見るに付け「こんな虐殺みたいなことやめて欲しい」と願うばかりです。


読売新聞:
【エルサレム=三井美奈】イスラエル政府は17日夜、パレスチナ自治区ガザ紛争で「一方的な停戦」に入ることを決め、同国軍は18日午前2時(日本時間同日午前9時)、攻撃を停止した。

 軍は当面、ガザ駐留を続ける。これに対し、ガザを支配するイスラム原理主義組織ハマスは同日、「1週間の暫定停戦に入る」と宣言したが、軍の即時撤退を求める姿勢は崩しておらず、先月27日に始まった紛争が解決に向かうかは、不透明だ。

 閣議後、記者会見したオルメルト首相は「ハマスは大打撃を受けた」と軍事作戦の成果を強調。米、エジプトとの交渉でハマスの武器密輸を阻止する国際的な枠組み作りへのめどが立ち、「目標が達成された」ことが、停戦決定の理由だと説明した。軍のガザ駐留期間については明言を避けた。

 一方、ハマスのナンバー2アブ・マルズーク氏は18日、亡命先のシリアの国営放送を通じ、1週間の停戦は「イスラエル軍撤退のための猶予期間」と主張した。

 18日朝、イスラエル南部にガザから数発のロケット弾が着弾し、軍は発射地点に空爆を加えて反撃。ガザ北部では散発的な銃撃戦が起き、パレスチナ人1人が死亡したが、午後には沈静化した。AFP通信によると、紛争でパレスチナ側の死者は1300人以上に達し、イスラエル側では計13人が死亡した。
(引用終わり)
コメント (4)
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