王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

まいど1号 打ち上げ成功

2009-01-24 07:48:01 | 社会
まいど1号、打ち上げ成功=東北大、香川大、高専など5衛星も-H2A(時事通信) - goo ニュース

昨日23日午後1時種子島から打ち上げられたH2Aロケット15号は無事軌道に乗り合計7基の搭載衛星の打ち上げに成功しました。
昨秋のリーマンショック以来日本国内では経済の急激な落ち込み、政治の停滞と暗い話ばかりでしたから何だかうれしい気分ですね。
おめでとう。

このロケットの主任務は環境省の「温室効果ガス観測技術衛星-いぶき」の打ち上げだったようですが民間の小型衛星も相乗りさせ打ち上げに成功したそうです。
この記事もそうですが「いぶき」の事はさておいて東大阪の中小企業の作った「まいど1号」の打ち上げ成功が主題になっています。

このH2Aロケットですが02年と3年には2号と6号が立て続けに打ち上げに失敗しました。開発費は別にして打ち上げ費用100-120億円(ロケットと衛星の制作費プラス打ち上げ費用)とか言われていましたから老妻と二人で「中国だったら責任者は死刑だろう」と冗談を言って笑ったものです。

爺が見たニュースではIT企業ソラン「かがやき」の電波応答がない事になっていますがどうなったのでしょうね?

この所の成功で打ち上げ費用も100億円前後と国際並みの費用になってきたそうです。もっとも急激な円高ですから更なる経費節減は必要ですが海外の商業衛星の打ち上げを募り外貨を稼げるようになるかもしれません。
安くて簡単に軍事転用ができて世界の中小国から輸出の引っ張りだこ位の技術水準まで開発を進めてもらいたいものです。
その前に国内の民間衛星の搭載を有償で受けることが出来れば打ち上げ費用を下げられそうです。


時事通信:
鹿児島・種子島宇宙センターから23日午後1時前にH2Aロケット15号機で打ち上げられた小型副衛星7基のうち、大阪府東大阪市の中小企業が中心となって開発した「まいど1号」など6基がロケットから無事分離され、発信した電波が地上で受信された。衛星の基本機能が確認され、打ち上げは成功した。

 まいど1号以外の5基は、東北大「雷神」(スプライト観測衛星)と香川大「KUKAI(空海)」(スターズ)、東京都立産業技術高等専門学校「輝汐(きせき)」(KKS-1)、東京大「ひとみ」(プリズム)、宇宙航空研究開発機構「SDS-1」。高専生の衛星が打ち上げられ、成功したのは初めて。

 残るIT企業ソラン「かがやき」は電波確認作業が続いた。

 小型副衛星7基は、宇宙機構と環境省などが開発した主衛星の温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」に相乗りする形で搭載された。8基同時打ち上げは日本のロケット史上最多。(引用終わり)
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