王様の耳はロバの耳

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豊田市 新庁舎建設 先送り

2009-01-10 08:56:32 | 経済
豊田市、新庁舎建設先送り トヨタショックで税収減響く(朝日新聞) - goo ニュース

朝日新聞によれば豊田市の市長が税収難を理由に「新庁舎の建設着工」を見送ったそうだ。
言わずもがな「トヨタショック」で税収減が見込まれる。
新年度は前年の9割減に当たる400億円の企業法人税の減収だそうである。
また税金の予納に対する新年度の還付金が190億円にも上るそうだ。

取った税を返し入る予定の税が入らず両方で590億円の現金不足がおきる。

豊田市の財政規模がわからないので市のHPに立ち寄ると平成17年度の数字で:
財政規模:2千560億円
一般会計:1千850億円
特別会計:  784億円
企業会計:  114億円 程である
18年、19年度は当然上り坂であったと思う。財政力という評価法では全国の自治体の上位を行く優秀な成績のようだ。

まあ約2000億円規模の一般会計で600億円も収入不足が起きれば止められる出費は止めるに越したことは無い。
そこで97億円掛けて建て替え計画した新庁舎建設を先送りする事となった。

他にも住民サービスの低下とか職員の給与引き下げとか取り組まないと収支が取れないかもしれない。
幸いにも何とか基金(市のへそくり)があれば少しは凌げるのだけどどうなってますか。後でHPを見返してみましょう。


朝日新聞:
愛知県豊田市の鈴木公平市長は9日の記者会見で、新年度から97億円をかけて進める予定だった新庁舎建設事業について「厳しい財政状況を勘案し、着手を見送ることにした」と表明した。急速な景気の低迷で、来年度の大幅な税収減が確実なため、歳出の抑制を優先させた。

 事業は、同市の三つの本庁舎のうち、老朽化が進む東庁舎を今夏に取り壊して、跡地に地上8階地下2階の新庁舎を建てようという計画で、11年12月の完成を予定していた。
中略
しかし、トヨタ自動車の業績低迷などで、来年度の法人市民税は今年度当初の9割に当たる400億円減が見込まれる。さらに、この日の会見で鈴木市長は、業績が悪化した企業から取り過ぎた市民税を新年度に返還する還付金の総額が、これまで予想した150億円よりも40億円膨らみ、190億円になるとの見通しを示した。
(以下省略)
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