王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

英国大使館 借地権解消協議 開始!

2013-12-22 08:52:01 | 外交
政府 分割して有効活用へ 英大使館の借地権解消協議開始(フジサンケイビジネスアイ) - goo ニュース

20日政府は日本の国有地に立つ英国大使館の敷地について(英国の賃借権を解消して)日本保有分と英国保有分に分割する協議に入ったと発表したそうです。
英国大使館は千代田区一番地所在皇居の西に隣接する一等地に敷地3万5千平米(ざっと1万坪強)も占めるのですね!
英国大使館は何度か江戸を移動した後、1872年以来現在地で賃借しているようです。
場所柄徳川幕府の頃はどこかの藩の上屋敷か旗本の屋敷かと思いましたがやはりそうでした。
おそらく明治維新以降江戸中で藩や旗本屋敷の空き家の後を(勿論明治政府の斡旋でしょうが)ただ同然の値段で貸した事にその後の日本対英国の賃借料交渉が発端が有ったのでしょうね!

英国の借地権を所有権に変え両国の持ち分を決めるそうですが別紙では英国が8割日本が2割の所有分となるそうです。
不動産鑑定士が入っての評価は路線価で700億円程度だそうです。
不動産鑑定をした会社は大変な金額の鑑定料を手にする事になりますね。

さて8千坪もの土地を英国が所有するからといってああそうかと思うだけなのですが例えば西の大国が所有する事になったと聞いたら何だか嫌な気分になりそうですがこれも偏見ですかね?
日本が活用できる2千坪を有効に活用して欲しいものです。何が良いですかね?
間違えても財務省の官舎の用地に供される事など無い様願いたいものです。


写真:英国大使館

フジサンケイビジネスアイ:
 政府は、日本の国有地に建つ英国大使館(東京都千代田区一番町)の敷地について、日本保有分と英国保有分に分割する協議に入った。財務省が20日、発表した。英国が持つ借地権の割合に基づいて分割し、日本所有分の有効活用を図る考えだ。

 皇居に面する英国大使館の敷地は3万5000平方メートルあり、1872年から英国に貸し付けている。現在の路線価で換算すれば700億円規模。これに対し、賃料は年間8129万円。一般の水準に比べ極めて安い状況だ。10年単位での賃料引き上げ交渉を行っているが、折り合いが付いておらず、抜本的な対策が必要になっていた。

 このため、日本の持つ底地権と英国の借地権について、不動産鑑定士が鑑定、この評価をもとに敷地を日・英双方に分割する。現在のこの敷地の借地権は路線価では8割となっていることから、英国の所有分が多くなるとみられている。来年には交換契約を結ぶ予定。その後、日本の所有分の有効活用を検討する。

 現在、国有地にたつ大使館は米国大使館(東京都港区)、スペイン大使館(同)だけ。スペイン大使館については賃料交渉が不調となっており、英国大使館同様の措置がとられる可能性が高い
(引用終わり)
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